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66. ジェレミー・ハンター『ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室』

 セルフマネジメントに関心がある。ドラッカーにも興味がある。
 ぼくのそうした関心のターゲットが結びついた『ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室』がKindleの日替わりセールの対象になっていたのだから、当然のごとく即買いした。

 でも、この手の本は、読みたい気分のときと読みたくならない気分のときの上下動が激しい。即買いしたにもかかわらず、1ヶ月ほど積ん読して、ようやくページを開きはじめた。

 過去や未来は変えられない。変えられるとしたら、それはいま、この瞬間だけである。そして、いま、この瞬間に手で触れられるのはじぶん自身。つまり、セルフマネジメントとは、瞬間のマネジメントなのだ。

 本書が提示するセルフマネジメントのツールのひとつが、IRマップだ。
 いま、目の前にある望んでいない結果は、何によってもたらされているのか。ひとつは、何かの脅威にさらされ、攻撃するか、逃げるか、隠れるかした結果としてもたらされたものだ。もうひとつは、マインドレスネス。マインドレスネスとは、マインドフルネスの反対で、パターン化された思考による無意識にもたらされたものだ。

 IRマップでは、ふたつのステップを踏む。
 まずは、望んでいない結果に真摯に向きあう。いま、どのような結果を手にしているのか。その結果をもたらした行動は何か。それに対し、どのような選択肢があり、何を感じているのか。そして、どこに意識を向けているのか。
 次に、本当に望んでいる結果に目を向ける。いま、どこに意識とエネルギーを向けていて、何を感じているのか。そして、いま、どのような選択肢があり、何をできるのか。

 正直、本を読んだだけでは全然ピンとこない。いつか、ワークをやる気力があるときに復習しなければならない。

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