近況20200418 起業後の仕事と遊び
毎日が土曜日という感覚であり、仕事と睡眠の化合物をつくりながらコロナの日々を送っている。しばらくは仕事でずっと起きていたので、今日はずっと「寝る権利」を行使していた。就寝雇用制と名付けようと思ったのだが、もう雇用する側である。
単価の設定、収支の試算、契約書関係の整備などに時間を費やす。いまはここ数年で達成すべき目標を考えたり、現在の先端に追いつくために技術の勉強をしたりしている。
やらないと前に進まないというのはタスクの消化という意味合いだけではなく、やらないと次になにをすべきかが見えなくなることも意味している。状況依存の考え方しかできない人間なので状況を次々に作り出していかなければならない。
JavaScriptはなんだか「うえぇ」な感じだったが、TypeScriptになって「上」な感じがようやくしてきた。なんでもかんでも書けば動くことをクールだと思っている人には申し訳ないけれども、実行時に含みエラーを大量に抱えるのは気持ちが悪いのである。人間の思考は言語によって制約されるように、道具によっても掣肘されなければならない。つまり、良い道具が良い思考と結果をもたらすと信じている。
外出自粛があまりにも寂しく、淋しいのでたまに禁を破る。寂しいというのはしみいる静けさということであり、淋しいはすすり泣くほどに気持ちが揺さぶられることである。よくよく考えれば正反対な言葉だとは思うのだがここではあえて両方を表現してみる。秋田というのはそういう街だ。
「STEP'S BAR」のマスターとはもうだいぶ仲良くなって、深夜の飲み友達といった感じである。お互いにこころを開いて話をしている。経営とはなんであるかから、スーパーカー、異性関係での失敗談まで。わたしがノンアルでしか発散できないのが残念至極である。三軒茶屋にいたときは200メートルおきに飲み屋につかまって自分に飲まされていたが、いまは代行代をけちって法の目を誤魔化す気にはなれない。
「碧い月」では二度目にして「歌のうまいひと」という呼ばれ方をされている。ある老酔客がニコニコしながらやってきて「おれは建設会社の社長だけど、うちの会社にこい。ただし、おれのほうが歌はうまいからな!」とわたしに酒をおごってくれた。これは飲まざるをえない酒であった。ただし、わたしの年齢を都合四回も聞かれたので、明日になればきれいさっぱり忘れていることは請け合う。帰るときはお店のお客さん全員が手を振ってくれたので、気を良くしてまた行こうと思う。
「スナックますま」には何度か行ったのだが、得意なアニソンを浸透させようとしている。「The real folk blues」をきっちり歌ったら、どう見てもアニソンよりグループサウンズの客に「これ、いい歌だねえ。」と関心をもってもらえたのでお礼に「ブルーシャトゥ」をかっこよく歌ってあげた。
かわいいねえさんが胸元を露出させてこちらにやってきたのでちょっとドキドキしたのは脊髄反射なのか下半身の問題なのかはよくわからない。ただ「お酒を飲んでいいですか?」とねだられ続けて四杯もおごるハメになったのは、うまい断り方をしらないわたしのほうが悪そうな感じである。きれいなかただったけれど、歌はうまくなかった。聞かせるかただったらわたしは見事におっこちたかもしれないけれども、そう簡単におろすような問屋ではないのである。
今日も出かけようかとも思ったのだが、たまに文章を書かないと自慰にならないので。
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