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スリランカが分かるかもしれないポートフォリオ 《夫婦世界一周紀35日目》 【無料】

スリランカの記憶は良い意味でも悪い意味でも彫り深く記憶に刻まれている。世界一周旅行の中でもっとも長い期間滞在していた国だから、思い出も多い。三分の一くらいは疲労で記憶を無くしていたけど。

今日はスリランカで撮ったポートフォリオを紹介したいと思う。タイ・スリランカは本当に多くの写真が撮れた。とくにスリランカは大の親日と言われている。同じ島国ということもあり、経済発展を遂げた日本をモデルケースとして崇めているそうだ。大嫌いな(大好きな)スリーシュは、日本人はお金を持ってるからカモだみたいなことを言ってたから眉唾です。悪しからず。

顔ってすごい。全部物語っている。僕たちが出会った人はスリランカのごくわずかな人たちだけれど、その顔に浮かぶものを見ていれば伝わるものは確かにあって、これからスリランカに行こうと思う人にちょっとでも参考になれば良いと思う。

ネゴンボの売り子

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気立ての良いお兄ちゃん。さらに上の兄ちゃんが経営しているお土産やさんを弟と一緒に切り盛りしていた。勉強熱心で売り子の技術をマスターしている。でも価格がすっごく高くて、欲しいスパイスが無かったから買わなかった。がっかりしていた顔が今でも目に焼きついていて苦しいけれど、そこで買っていたらお金が無くなってしまう。

キングココナッツ売りの親父さん

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スリランカ名産のキングココナッツを売ってくれた親父さん。慣れた手つきで鉈を使ってジュースを作ってくれたけど、ココナッツはあまり美味しくなかった。そういうことがあるとこの笑顔の裏にあるものを勘ぐりたくなってしまう。

写りたがり保安官

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モルディヴフィッシュを買いに行ったスーパーで警備をしていた保安官。最初はすごい怖い顔で、「店内にはそのキングココナッツは持っていけない。コインロッカーにいれなさい」と指示してきたけど、モルディヴフィッシュを撮って良いか聞いたら、自分も撮ってくれと。いざカメラを向けるとすっごいシャイで表情が凍った。愛らしい。

シャイ兄ちゃん

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モルディヴフィッシュを売ってくれたあんちゃんもめっちゃシャイ。このあんちゃんは売る時からシャイ。

サモサ売りの少女

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ネゴンボで食べたこの店のサモサはスリランカの中で一番美味しかった。聡明そうな女の子がカメラに興味を持っていたので撮ってあげるとすごく嬉しそうだった。写真あげたい。

ファンタスティックガイ

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ネゴンボの通りを歩いているとすごい勢いで近づいてきたガイ。その剣幕にたじろぐと、君たちはジャパニーズか?と。そうだと言うと両手を上にあげ、「ファンタスティック!」と叫び、握手をして去っていった。スリランカが親日というのは本当らしい。ちなみにマナーの悪い中国人が嫌いらしいので日本人だとしきりに言っておいた方が無難です。

THIMBLEのアート兄さん

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スリランカで一番のお土産。THIMBLEのショップの店員さん。

THIMBLEについてはこちら:https://so-saku.net/srilanka-negombo-explain/

良質なショップで、30分くらい吟味していても押し売りしてくることが一切無かった。ネゴンボに行ったら絶対行くべきお店です。

キャンディの学生①

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スリーシュの宿は小学校のすぐ近くにあって、バナナを買いに行くと必ず学生と通りすぎる。好奇心旺盛で容赦のない目線を投げかけてくる。カメラを向けると反射的にポーズをとる。ネゴンボと違ってキャンディはイケイケ系。

キャンディの学生②

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紅茶博物館に見学にくる小学校はキャンデイの学校ではないようで、もっとシャイ。カメラを持っている日本人がいると噂になったのか、みんな見学そっちのけでワイワイガヤガヤ。「おいお前話しかけてみろ。やだよお前がいけよ」とやっている男の子に呆れ顔の女の子が、じゃあ私がいくわと目の前でポーズを撮った。将来有望です。

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ワイワイガヤガヤっ子もキャンディっ子と違ってなんか田舎っぽくて可愛いよね。

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すごい騒ぎになってしまって女の先生が超怒っていたんだけど、いつの間にか集合写真を撮ることに。男の先生はちゃっかり真ん中を陣取っている。愛らしいです。

キャンディの闇商人

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キャンディの街を歩いていると、日本語で話しかけてきた商人。一般人のような顔をして、日本に滞在したことがあるという話をし、案内をするよと話しかけてきた。他のスリランカンとは違って、日本人の懐の入り方をよく知っている。信用できるように思えて、スパイス屋さんで買ってあげることにした。安かったし、そのスパイスは美味しくて今でも使っているけれど、スパイスを吟味している途中外を見ていたおじさんの目を見て驚いた。まるでアサシンのような眼力で一点を見ている。目の色は闇を集めたように暗く頰の筋肉は落ちて無表情だった。スリランカが持つ暗い部分を垣間見たような気がした。

新宿ガイズ

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スリランカにはトゥクトゥクを呼べるPICK MEという配車アプリがあって、それに乗れば適正価格でトゥクトゥクに乗れる。ネットで調べればそんな情報はお手ものものだけれど、キャンディに行けばそんなの机上の空論だと思い知らされることになる。交通渋滞がすごすぎて、配車なんてとてもできないし、配車してもたどり着く前に運転手が諦めてしまうのだ。一度それで勝手に配車完了にされて請求されたこともあった。キャンディに着いた時は僕もフウロも疲れていたし、観念して話かけてきたいかにもやばそうなお兄ちゃんのトゥクトゥクに乗ったのだが、この兄ちゃんはつい1ヶ月前に新宿に行ったというではないか。スリランカの低所得で日本に行くこともすごいし、トゥクトゥク乗りなら尚更だ。多分裏でいろんなことをしているに違いない。でもこういう兄ちゃんは怒らせなければ良い人で、キャンデイ滞在中は随分お世話になった。呼んだら友達とか弟とかのトゥクトゥクがやってきたけど。

スリランカの善意 おじいちゃん

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スリランカで紅茶を飲む時に、ティーバッグなんて使うわけない。代わりに使っているのがなんとストッキングだ。針金にストッキングを巻きつけたお手製の茶こしが色んなところで使われているが、市販品があるわけではなく、手作りがほとんど。僕たちもそれが欲しくておじいちゃんが作った茶こしを買った。スリランカの善意と呼べるほどの安価で売ってくれると言うので、ちょっと多めに払った。良い顔だった。

スリランカの善意 生地売り

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スリランカでは結構生地屋さんがある。がっつりめの色彩なので使い方は難しいけれど、お土産としては良いチョイスだ。さぞかしぼったくられるのかと思いきや、生地も安いしちょっとおまけしてくれたりして安心して購入できた。

スリランカの光

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無邪気な子供ほど心洗われるものはない。この子が半分食べたぶどうを手渡され、勇気を出して食べたことも含めて良い思い出。この子が住んでいる場所にはサソリもいるしミズトカゲも住んでいる。元気にたくましく育って欲しいものだ。

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外に出ることが出来ない今、旅をできること自体に価値が生まれつつあります。僕たちが見てまわった世界はもうないかもしれないけれど、僕らが家にいる時にも世界は存在していて、今日もトゥヴァだってニウエだってある。いつか全てが終わった時に、あそこに行きたいと思ってくれる人が一人でも増えたらいいなと思って、価格を改訂しました。 無料で公開したかったのですが有料マガジンを変更することが出来なかったので、最安値の100円に設定しています。

2018年8月19日から12月9日までの114日間。 5大陸11カ国を巡る夫婦世界一周旅行。 その日、何を思っていたかを一年後に毎日連載し…

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