街クラブの在り方とは~自分なりの街クラブ2.0~

街クラブの在り方について考える。

熊本県は、街クラブが乱立している状態で、毎年チームが増え続ける一方、毎年消えていくチームもたくさんある。

数年前まで部活動があり、部活動でサッカーを楽しむ子達もいたが、部活動は廃止され、ますます、街クラブの存在意義が問われる状況になってきた。

街クラブで生計を立てているチームも多く、この機会をチャンスと捉えているチームも多いはずだ。

どのクラブも言ってみれば生き残りをかけて必死。

そんな中を、生き残っていくには、クラブとしての色がなければいけない。

このクラブは、どんなクラブなのか??
どんな理念で活動しているのか?

それぞれ理想はあると思うが、こんな状況なんで、

他チームとの差別化を図るために「ウケる」と思われる理念や色を考えているチームもあるかもしれない。

だが、うちのクラブは、自分達の理念を信じて突っ走ってきた。

その成果は、結果として現れ、選ぶ側にとっては分かりやすい指標としてクラブの存在価値を示しているようにも思える。
(全少全国大会3位2回、チビリンピック全国大会準優勝1回、3位1回)

決して、勝利至上で結果が全てとは思ってないんだが、周りから見られてる「ソレッソと言えば〇〇」という目は、ある程度感じている。

だから、難しい。

クラブは、生き物のようで、時代に合わせて変化していかないといけないと思っているが、イメージの払しょくは難しく、

今まで積み重ねてきたものありきの中で、さらにアップデートしていかないといけない。

クラブに入る子ども達も、ある程度のイメージを持ってクラブに入ってくるように思う。

強いチームでやりたい。上手くなりたい。

その気持ちは嬉しく、全力で答えないといけないし、今までもそうさせるために頑張ってきた。

昔は、どちらかと言うと、入った以上、クラブの理念に合わせなさいというスタンス。

若かった事もあって、それこそ厳しい事を言いながら子ども達を鼓舞する事もあったし、

きつくても這い上がって来いよくらいの気持ちでいたのかもしれない。

情熱に従うままに、視点が自分にしか向いてなかったように思う。

振り返ると、めっちゃ視野が狭かったなと反省。

だが、少しづつ周りの環境の変化や、時代の流れの変化を感じる事で考え方も変わってきた。

歳をとって落ち着いてきたせいもある。
パワーがなくなった訳ではないんだが。。。

今自分ができる事は、ずっと変わらず子ども達に情熱を注ぎ続ける事。

上手くさせてあげたいし、勝つ事で勝ち取る事ができる経験をさせてあげたい。

だが、子ども達を自分に合わせてコントロールしようとは思わない。

よくよく、クラブの在り方を考えてみると、

そこには、クラブの理念や色に、憧れやチャレンジの気持ちを持って入ってくる子もいれば、

純粋にサッカーをしたい。でも、家庭の事情で(送迎など)ここしかない。仲の良い友達とサッカーやりたい。親がここを勧めたから。

色んな価値観の子がいる。

これこそ、街クラブの強みだし、色んな価値観があるからこそ、そこから学ぶべき事もあると思っている。

上手くしないと!強くしないと!って肩肘張りながらやってた時は、見えなかったものが、

一歩引いて見ることで、

上手くなりたい・強くなりたいならとことん突き抜けろ。

そうじゃなくても、一生懸命向き合う事ができたら、きっと将来プラスになる事がある。自分なりのペースで頑張れ。

って思えるようになってきた。

街クラブの在り方はどうあるべきかを考えたが、これといった答えは出ない。

言えるのは、クラブを支える人(人材)が成長しながら、今やれる事に全力を尽くす。

ただそれだけであって、こんな事をしたら生き残れるみたいな事はない。

目の前の子ども達一人一人を個性に合わせてどう成長させるのかが最も大事だと思う。

変わってはいけない理念という軸があり、時代が進んでいく中で、その軸を、

経験・視野を広げる・一歩先を見据える事をクラブとしてもそう、支える人(人材)が努力しながら太くしていく事が必要だ。

その中心には必ず子ども達がいる。

街クラブの在り方は、子ども達の成長によって意義を成すと思うから。

だから、自分が思う街クラブ2.0とは、大きなパラダイムシフトはないんだが、

今まで通り、子ども達と今を全力で突っ走る事だと思う。

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筑波大学卒→教員→ソレッソ熊本コーチ/大学卒業後、教師を3年して現在。レールに敷かれたような人生から脱線してみて分かった【人生をデザインする】事の楽しさ。サッカーを通じて個育てについて考える。/少年サッカー育成Laboを運営/https://kotoba-chikara.com/