「コミュ力って何さ?」紐解いてみる②
前回に引き続き、紐解いてみる。
「コミュ力」とかいう曖昧なものを、
少しはっきりとさせる試み。
みんな頭がいいから、気づくだけで大きく変わる。はずだ。
「会話」と「対話」の違い
前回も述べた通り、
「会話」は文脈を共有するもの同士のカジュアルな言葉のやり取りだ。
一方、「対話」は?
「対話」とは、
意見Aと意見Bとつきあわせ、何かしらの結論を出す行為
だ。
結論は、意見Aになる時も、意見Bになる時も、
意見Cが生まれる時もある。
基本的に会社で行われる会議は「対話」の場だと考えると相違ない。
同じ人が相手でも、「会話」と「対話」が切り替わる
ポイントは、同じ相手でも時と場合に応じてコミュニケーションの種類が変わるということだ。
例えばこういうことは無いだろうか?
友人と飲んでいて、基本的にはバカ話で盛り上がっている。
しかし、時折真面目な話になり、その場のトーンががらりと変わる。
または、
仕事上よく話したり会議したりする上司がいる。
ところが、飲みの場になるととたんに何を話せばいいか分からなくなる。
これらは、同じ相手であっても会話と対話が切り替わることによって、
適切な言葉の選び方、やり取りの仕方が変わる現象だ。
なんとなく、会話と対話の違いのイメージがついただろうか?
(相変わらずこれらの定義は平田オリザ氏の考え方を拝借している。)
続く。
次回は対話と対論の違いについて書こうと思う。
すえまるでした。