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短歌・詩・俳句

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短歌・詩・猫を中心とした川柳などを掲載しています。
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2022年10月の記事一覧

栗ご飯

栗ご飯

哀しみは透明なビンに詰められて駄菓子屋に並んでいるマーブルチョコ

透明なビンにこっそり溜めてきた哀しみがもうあふれてしまう

まるで思春期の中高校生が歌うような感傷的な歌かもしれません。
でも、61歳になっても、精神は18歳?。成長しません。

それでも、日々はそんな感傷に浸れるほどの余裕もなく、怒涛のように過ぎていきます。
そんな自分にちょっとご褒美。

がんばって今日生きました栗ご飯

今日の秋

今日の秋

今、勤めている学校は校庭に沿うように山があり、イノシシがテニスコートに出没したり、やたぬきが校舎内に迷い込んだりもします。

お堀の名残の池にはカワスミが来たり、今はカモが渡って来始めました。コイもいれば、夏にはウシガエルが異様に大きな声で鳴いていたりもします。

そんな池の周りでこんな実が生っているのを見つけました。
何だかお分かりになりますか?

アケビです。
木通とか、通草とか書くようですが

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秋

ふと僕はここに置かれて夕暮れの野の寂しさに包まれていた

夕暮れの光に僕が包まれて消えゆくまでをじっと見ている

輪郭は次第しだいに奪われていつか私は芒であった

秋は何故が自分の存在が希薄になるような、そんな気がしてなりません。

蛇足です。「秋」を調べてみました。

■秋の「語源」
『日本国語大辞典』には12の諸説が紹介されています。
➀食物が豊かにとれる季節であることからアキ(飽き)の義

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