世界平和の戦士たち(スロベニア/リュブリャナ)no.15

 この街に来られてよかった。橋のど真ん中で円になってリンゴを食べていたり、警察官が記念撮影に笑顔で応じていたり、お店に入ればすぐに大丈夫かと声をかけてくれる。
 いろんな街を少しずつみて回る中で、やっぱり常に比べてしまうのは自分の母国との違い。もちろん私の生まれ育った国にいいところはたくさんあるのだけれど、こうやって他の国、街のいいところを見るとすぐに、日本もこうなればいいのに、と押し付けてしまう。
 それは決して、橋の上でリンゴを丸かじれるようになれればいいのに、と思っているわけではない。例えば、仕事中にちょっと興味のあることに遭遇したら立ち止まる余裕があればいいのにな、と。

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