空の下のマサコ

故郷である日本と、家庭生活を営むアイルランドと、夫の出身国シリア。それぞれの、異質な当たり前が入り乱れた、日々の情景に、あたたかく人を招きます。新潟県の離島、佐渡出身。

アイアム オレ様 お殿様

生きざま 言いざま 午前様

いいかげんにして だんな様

空の高みに

ばたばたと翼を動かし ぐるぐる戸惑い続けた一羽が 差しこむ一瞬の光のすき間に 静寂と飛び散る無数の羽を残し 広い空にとび出した 羽ばたく音も 鳴き声も すべてを空は包...

ひとつぶ

落とさぬように 消えぬようにと つままれる 思い出の中の ひとつぶ

ハロー ミスターケイブマン

小鳥は空を見るのが大好き いつもいつも広い空 飛んでるような気持ちになる 草地を歩き 空を見る 木によじ登り 空を見る 岩に腰かけ 空を見る 小鳥は飛んだことがない...

清らかな朝にて

朝一番のちょっとした仕事を終えて、まだ起きてもいない人が大勢いそうな、静かな住宅街を歩いていた時のこと。風が厳しいくらいに冷たくて、私は首をジャケットに埋もれさ...

娘の激痛 (その6 最終回)

更なる検査を受けるつもりでいた5日目の昼、突然、その日のうちに手術をするという決定を知らされた。うれしかった。不安は全く感じなかった。激痛に苦しむことに比べたら...