大公開!!ソラジマのWebtoon制作工程を全部公開してみた!
最近、Webtoon制作でスタジオ型を取り入れている制作会社が増えてきました
ソラジマでもYouTubeアニメ制作で培ったスタジオ体制のノウハウをWebtoonにいち早く取り入れ、クオリティの高い連載を実現してきました。
今回は、実はあまり知られていないWebtoon制作の流れについてのお話しです。
分業体制で制作しているソラジマの制作の流れについて発信することで、これからWebtoon制作に挑戦したいクリエイターやWebtoon制作に関わる漫画編集者の参考になれば幸いです!
Webtoon制作は「スタジオ型」がマッチしている
日本で馴染みのある漫画制作というと、出版社所属の漫画編集者とクリエイターである漫画家の二人三脚体制の制作を連想される方も多いかもしれません。
ソラジマでは、Webtoonを制作するときに、スタジオ型の制作を取り入れています。
各工程のプロが自分の得意分野でスキルを発揮出来るスタジオ型を取り入れることで、制作工程がスムーズになりよりクオリティ高い作品で連載を実現させました。
横読み漫画とWebtoonの違いなどについてはこちらの記事をご覧ください。
Webtoonの特徴として、カラー制作が多いです。制作コストもその分大きくなります。
その為、従来の漫画制作の体制ではクリエイターの負担が大きいのが課題でした。
各工程を分業し、得意ポジションでスキルを生かすことで、各クリエイター負担も減らし、作品クオリティを上げる事が出来るのがスタジオ型の制作です。
ソラジマのWebtoon制作のフロー
ソラジマのWebtoon制作に関わるポジションは全部で⑧つあります。
図にするとこういったイメージになります。
各工程の仕事内容について説明をしていきます。
漫画編集者
漫画編集者が企画〜連載原稿の仕上げまでのディレクションを行います。
各ポジションの発注やレギュレーションチェック、検収は漫画編集者が行いWebtoonを仕上げていきます。
従来の横読み漫画では漫画家=原作(企画)作家という立ち位置で、制作アシスタントへのディレクションも行っていたので、少しイメージが異なる部分かもしれません。
漫画編集者というと、漫画家のセンスをブラッシュアップしたりする印象も強いという声も聞きました。その為、ストーリーに対する意見をあまり出していないイメージもあったというコメントも頂いたことも。
Webtoon漫画編集者の場合は、制作開始段階から作品の方向性や内容について作家と相談することが出来るので、ストーリーにも関与できます。
ストーリーは、原作や企画作家のみが考えているというイメージもあるかもしれませんが、より良い作品にするために、作家の相談相手になるという役割も漫画編集者にはあります。
ソラジマの漫画編集者は1人1作品という縛りがありません。
その為、連載している作品の漫画編集と同時に新しい作品の企画を抱えている場合もあります。
どうやったら、連載開始までに作品公開できるようになるのか、各工程のクリエイターへの締切設定などを考えながら作品制作を進行していきます。
ソラジマでは漫画編集者は未経験から挑戦頂けます!
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原案・企画作家
Webtoon作品の原案を考えるポジションです。
漫画編集者と相談しながら、おもしろい話を考えることに最大限の力を発揮頂きます。
漫画化する工程は別のクリエイター陣が担当していくため、デザイン制作等の業務はありません。
企画や原案のスタイルには決まりが無いのもソラジマの特徴。
小説を書くように執筆する企画作家もいれば、プロットのようなものを作る作家も。 分業体制で作品を創り上げていますが、ソラジマ所属クリエイターが制作を行っています。
自分が書いた原案がどのようにイラストに反映されていくのかもこまめに確認して修正も出来るので、漫画化されたときにも自分の理想の描写をイラストに反映させたいという方にはマッチしやすい制作現場です。
詳しくはこちらのnoteをご覧ください。
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クリエイター職
漫画編集者と原案担当が作ったおもしろいWebtoonの原案を実際にデザインに起こし、漫画化していくのが、クリエイター陣です。
キャラクターデザイン担当
キャラクターデザイン担当は、名前の通り、原案を元にデザインを起こす担当です。
主人公や登場人物のデザインを始め、時代背景に基づき装飾や衣装デザインまで行います。
実際に漫画の中で登場人物達を作画する際に迷いが出てこないように細かい部分まで詰めて描き起こします。
色や柄、キャラを描く時のポイント…
このイベントの時はこの服装、普段着はこのドレスで…
など、かなり細かい部分まで三面図で制作を行っています。
なぜ、詳細までしっかり決めているのかというと、複数人で制作を行っているので、クリエイターによって認識違いが起きないようにするためです。
ネーム担当
ネーム担当は、原案や、キャラデザをみて、どの様にキャラや背景などを配置するのがよいのかを考えるお仕事です。
その為、詳細までしっかり人物や背景を描きこんでいないこともあります。
ストーリーをイラストにした時にどういうカメラワークでみせるのが面白くなるのか?そういったセンスが問われるポジションになります。
しっかり絵を描きこむことよりも、
などを漫画として面白くするにはどうすればいいかということに集中して制作いただきます。
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人物線画担当
ネーム担当が考えたキャラの動きをみて、実際に清書に起こすのが人物線画です。
モノクロ漫画は得意だけど、カラー着彩が苦手な方でも挑戦できるポジションです。
魅力的な線画、きれいでムラやクセのない線画が描ける方におすすめです。
こちらも複数人で制作しているポジションになるので、クリエイターによって絵柄に差が出ないように制作するスキルが求められます。
その為、キャラデザにそって「キャラ寄せ(原作寄せ)」出来るスキルが求められます。
キャラ寄せのスキルというと、自分の絵柄を残したままキャラクターの特徴も残すスキルだと認識しているクリエイターもいらっしゃるかもしれませんが、ソラジマのWebtoon制作においては、原作そっくりに描くスキルが必要になります。
人物着彩担当
着彩担当は、線画に色を塗っていく工程のポジションです。
現在のソラジマの作品ではアニメ塗りのようなパキッっとした画風が多いです。
こちらも複数人で制作するポジションになるので、見本と同じように着彩するスキルが求められます。
見本と同じようになるようにどういったブラシ設定にするのがよいのかなど、見比べながら制作出来る方や、そっくりに塗れるように研究するのが好きな方におすすめなポジションです。
背景担当
背景担当のお仕事の内容は、「ネーム通りにカラー背景画を描く」というものです。
物語の場面に応じて、TPOを意識した背景づくりができるとGOODです。全ての背景を一から制作する必要はなく、必要に応じてASEETなどを有効的に使用しても問題ありません。
人物イラストと違和感なく背景が描けているかなどの判断ができたり、場面設定に合った取捨選択が出来たりするスキルが求められるポジションです。
仕上げ担当
仕上げ担当は、ここまで着彩がおわった原稿にさらに華やかさやエフェクトを追加し、見ごたえのある原稿に仕上げを行っていきます。
など、作品によって求められる作業は異なりますが、上記のような工程を担当いただきます。
最後の仕上げがあるかないかで作品の印象がかなり変わるので、重要なポジションになります。
ソラジマのクリエイター職
「ネームは苦手だけど絵を描くことは得意!」
「線画は描けないけどカラーリングは得意!」
などなどどんなクリエイター様でも大歓迎!
それが、ソラジマのスタジオ型の分業制です!
ソラジマならあなたの「得意」を生かせます!!!
また、自社制作作品に関しては100%出資のため、スムーズに制作を進めることが可能な環境が整っています。
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まとめ
今回はソラジマのWebtoon制作に関わる職種と制作フローをご紹介しました。
現在ソラジマでは海外配信や連載を目指すようなクリエイター陣を募集しています。
日本を代表するWebtoonスタジオを目指し、2022年の間に26作品発表する「アルファベットプロジェクト」も始動しました!
気になる制作ポジションや自分のスキルが活かせる!と思ったポジションがあれば是非応募をお待ちしております!
ソラジマでは世界ヒットを目指す「Webtoonマンガ編集者」と「Webtoonクリエイター」を募集しています。
Webtoonマンガ編集者は、仕事のイメージは作品の総責任者 ”映画監督” が近いです!
作品における「最高責任者」として、
制作管理のみならず、「どんな作品にしていくのか」「どうすればヒットするのか」といった
作品の根幹に関わり全ての意思決定を行っていく、
クリエイティブ色がとても強いポジションになっています!
<こんな方を求めていています>
Webtoonクリエイターは、自分の得意を生かして活躍できる職種です。
などなどどんなクリエイターさんでも大歓迎!
分業制の実現により、苦手な分野があるクリエイターさんも輝ける制作体制となっております!
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皆様にお会いできることを楽しみにしています😊
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