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子どもは「暇」が嫌いです。
私は、子どもが1番嫌いなことは「暇」だろうと思っています。
心身が健康な子どもは、時間がかかることや疲れることよりも、何もすることがなくて「暇」な状態が1番退屈で嫌いだろうと思います。
「子どもは絶えずいそがしく幸せで、いつも手で何かしているのです」
これはモンテッソーリの言葉です☺️
私はこの言葉がだいすきで、自身運営のお教室「にじぐみ」のパンフレットの表紙にも書いているほどです。
だから、何もしないで「待つ」というのは、子どもにとってつまらない上にとても労力を使うこと。
子どもの発達の専門家、丸山美和子先生は2歳の子どもについて、
『言語により行動を触発する事ができはじめるが、抑制機能は不十分』と言っています。
言い換えると「〇〇をしてね」という指示には応えられるが「△△をしちゃダメ」と行動を制止されるのは難しいということです。
さらに、
『4歳までの子どもに「じっとしていなさい」はできないと思った方がいい。』とも言っています。
もし、じっとしていてほしいのなら、代替案として「ここで〇〇をしていてね」と言う方が、子どもにとってはうんと受け入れやすいです。
子どもにとって、じっとしているのは苦痛でしかありません。
子どもは「暇」が嫌いだから。
子どもの学びの特徴は、「動きながら学ぶ」。
子どもが片時もじっとしていないのは、
動かなくちゃいけないから、です。
じっとしていたら運動も知性も育たないからです。
だから、動く。
保育園や幼稚園では、子どもを待たせることを極力少なくしてほしい。
「待つことも必要ですよね」と、思いますか?
それなら、敢えて待たせる時間を作らなくても
集団の中では、待つ機会がいっぱいあります。ブランコの順番や水道の順番待ちなど、子どもは否応にも待つことを1日何度も経験しています。
先生に話しかけたいけどお友だちが先に話しかけてるから待つ…とか
運動会の次の種目まで待つ…とか。
給食が目の前に出てきてからいただきますをするまでの間…とか。
子ども時代は貴重です。
起きている間じゅう、子どもは学んでいるんです。
「子どもは絶えずいそがしく幸せで、いつも手で何かしているのです」
子どもをじっくり観察していると、
この言葉の意味が実感できてくると思います。
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