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編纂記 #1 概要と語学学習論

言語と語学は違う。

でも、言語学は語学なしでは語りきれない。
最近、言語習得の仕組みと母語を基準とした多言語の文法解析について考え込んでいて言語学と語学の狭間を彷徨っている。そこで、完璧な語彙集と文法書を作りたくなったんだ、できるだけ多くの言語の。
わりと最近の創作(研究者ではないので研究とは言えない)の中ではかなり壮大なプロジェクトかもしれない。そこで、どこ言語にも共通して言える効率的な学習方法について考えてみることにした。

自称文法マニアなのに何故こんなにも日本語が下手なのだろうか。
そんなわけで、以下の羅列された奇怪文書を感じてくれるとありがたい。

■言語4要素

1.読む
2.書く
3.聞く
4.話す

これに理解可能という状況要素が加わることによって言語を自分のものとして取り込んでいける。

・読む

読むという行為は実に簡単である。語順がわかれば文章を読み解く一つの道筋として役に立つだろうがわからなくとも問題ないだろう。必死でその言語を感じ取りながら片手に辞書を持っていればすぐに読めるし、単語さえわかれば大体の雰囲気で文章を完成、とまではいかなくとも自分なりの解釈という段階までには至るはずである。さらに、そこで訳があるのであれば完璧で正確な学習となる。では、その読み取り作業においてわかったほうが良い単語とはなんなのだろうか。

品詞的にみれば、

・語彙吸収効率化のときの品詞別重要度  

名詞(代名詞)  [高]
動詞・接続詞     ↓
形容詞・副詞    [低]
*全部重要だけど
これさえわかれば、大体はなんとか理解できるような気がする。

名詞は文章の構成において重要な要素を持ち、でもそれだけでは単語の羅列なので言語が存在する最大の意義である概念・状態を伝える、表現するという根底に則り文自体に意味をもたせる動詞が必要となる。つまり、動詞がわかってはじめて視覚情報から言語情報(伝えられるもの)として認識できるようになる。それに加えて、その言語情報をより的確に得るために文における情報伝達の意志を持つ人(いわゆる筆者的な?)が意図する接続語を文章の理解に優位にはたらかせる。で、複数の状況を脳内で整理することができる。
これらの過程で文の核を掴んだところでその"核"に装飾をしていく。その核への装飾は文におけるそのシチュエーションをより具体的なものとして、さらにリアルへと近づける重要な要素である。これで、やっと正確に文章を捉えられる。これが所謂、語彙力の大切さというものであろう。

・書く

書く行為は子供の成長過程においても基本的には"読み"より後に位置づけられる。読解によって養われた語彙力と表現力が試される。語彙はより多くの要素を理解するために同義語や類義語まで徹底して網羅するのが好ましいが、それに比べて"書く"行為は自分が使う必要最低限の語彙だけでも十分だ。逆にその方がシンプルで良い。理論上、頭の回転という観点で見ればそこそこのスピードで文章が書ける(正確な翻訳)、のであればスピーキングは容易だろう。

・聞く

英語のリスニングは難しいイメージがある。日本の子供は、小学校でガバガバの実用性のない英会話をガチガチのジャパニーズアクセントで学び、中学校に入れば滑舌の良いゆっくりネイティブのリスニングで困惑する人は多いだろう。そこから高校では引き続き意味もなく文法だけをダラダラとやり、で、"英会話はできません"的な状況である。語学を勉強する目的は大きく2つに分けられる。1つは、実用性。義務教育での外国語教育もこれにあたる(意図だけは)。2つは趣味。趣味といっても色々あるが。筆者は言語学ガチ勢と文法マニアの狭間に位置する雑魚だーである。話は逸れたが、要は英語のリスニングは日本人には難しいのである。ジャパニーズアクセントが植え付けられてしまっているためだ。でも、それ自体は全く悪くない。寧ろ、一つの英語文化として必要かもしれない。英語は音の繋がりが非常に難しい。中国語は音が限られている(拼音の範囲内という意味)ので比較的リスニングは簡単だ。発音は馴染みがなく面倒だが。そうやってリスニング(発音も)は言語別に特徴が違うので。とりあえず、初歩の段階からGoogle翻訳でもいいので単語上正しい発音を覚える(カタカナ英語を批判する人も今日此頃多いがあれはかなり使える。自分の耳で聞き取ったものを自力で再現しようとしてアウトプットする。実際、そのままカタコトで話しても、どの言語でも伝わらないことはないだろう)ことが最重要である。細かい話はここでは割愛する。

・話す

話すという行為は以外にも簡単である。先ほど説明した"聞く"という行為はどちらかといえば試験だとかそういった場面で話の流れもなく突拍子も無い話を完璧に聞き取れる、ということに焦点を当てていたが話す行為のコミュニケーションの中の聞く行為は話題や話の流れも分かっていて、ある程度返答も予想できる。別にスピーキング(一方的に話す発表的なやつ)でもないので発音が多少は伝わらなくとも問題ない。ビジネス用途なら程々でも良いと思うがちゃんとした副言語として自分のものにするのならちゃんと発音はやった方が、というかそれがネイティブに敬意を表すこととなるかもしれない(?)。趣味でやってる人間はある程度言語を嗜んでからでも十分な気がする。それよりも、大事なのが。言語はコミュニケーションツールとして発達したもの、という大前提でありマイナー言語になる程そこらの語彙集に乗っていることは少ないが"挨拶・応答・感嘆"だとかのフレーズは絶対に身につけておきたい。言い方が悪いかもしれないが"こんにちは"とか"ありがとう"だとかは相手の母語で言ったほうがとりあえず向こうは喜ぶだろう(実際は微笑む程度だろう)。親近感が湧くだろうし興味を持ってくれていると思わせられる。

■文法基礎地点

文法はどの言語を取っても完全に同じものはない。それはよく考えてみれば、文法が全く同じならば単語が違ってもそれは方言か暗号くらいとしかいえないので異言語として分類はされないはずである。そんな、それぞれ違う文法を制覇する手順を作りたい。一体、どうしたらそんなことができるのだろうか。――全くその通りである。

まず。語順は最低限抑えておきたい、文法を学ぶなら。
*残念ながら語順がなくても語彙力があれば問題ないとは思ってる

・文法学習時のメソッド

*数字は優先順位

1.語順(全品詞を交えて)/平叙文・否定文・命令文
2.時制(その言語に存在する全ての時制を)
3.能動的・受動態
4.仮定文
5.そんなに意味を持たない系のやつ(冠詞、助詞・助動詞など。)
6.その他センテンス

かなり雑だがこんなもん。

でも完璧がないから終わらないんです、研究は。
次回投稿は語彙集作っていくよって感じ。

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最後まで読んでくれてありがとうございました!


      


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