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編纂記 #17 画期的な世界共通語の再考

世界共通語、生まれてもほとんどはすぐに消滅していった。普及することもありえないだろう。でも、エスペラントはすごいと思う。ザメンホフの行動力を尊敬する。
この世界には英語がある。ラテン文字を使っていて性の変化もないし冠詞も2つだし、客観視すればものすごく簡単だが明らかに言語の系統の異なる民族が学習するのにはやはり難しいと思う。そこで、試験的に記述言語(発音しません)を作ってみよーってなったわけです。

この記事とも少しだけ話しが繋がっているので読んでみると面白いかも。

■語彙を作るのが面倒

面倒だけど英単語をそのまま利用するのはスペルに明確な法則はないしなんか虚しい。ということで英単語のスペル変換法則を考えてみた。構造はほぼ暗号かもしれない。でも、いちいちルールを覚えて変換しているとミスが出るので簡単なプログラムを組もうと思ってやってみたのだが割と時間がかかることに気づいたので中断した。で、思いついた名案がScratchの利用。これが唯一Scratchが役に立つシチュエーションなのではないか。因みに、英単語を書いていてだるい感じの要素は全て消し去ったつもりだ。他にも語彙として見た目が少なくともおかしくはならないように調整した。

でも正直、この工程はどうでもいい気がする。

・ルールの羅列

・語尾のeの脱落
ex) sameーsani appleーaphōl
・pはphになる
ex) peaceーphēsa peopleーphēphōr
・語尾のlはrになりlはrになる
ex) materialーniārīr coolーcōr
・mはnになる
ex) metallicーniēlica majorーniadol
・語頭・語中でnまたはn化されたものに母音がついていたらiをそえる
ex) neverーnievel Marchーniarcah
・語尾のs,cはaをつける
ex) passーphasa academicーacānica
・jはdになる
ex) Januaryーdaniūli daniūli jamーdano
・hと語尾のy(語尾yはiになる)は表面脱落(消えないがないと考えられる)
ex) alcoholーalcohl spiecyーsophīcay
・語尾のnかn化されたmはnoになる
ex) albumーalvono pigmyーphignoy
・同じ文字が続くと一つに省略される
ex) greenーgreno skilllessーsciles
・t,dは全て脱落する(語頭では次の子音まで脱落)
・脱落して子音だけになったら第一母音から次の子音までを語尾につける
ex) tap-pha dearーlē
・kはcになる
ex) lackーlac makeーniaca
・b~は後ろの母音まで消してvoにする
ex) abandonーavonóna
・n+脱落子音+母音のとき母音に点をつける(極めて少ない)
ex) anteーané ontoーontó
・異なる母音が重なったとき線が上につく
ex) seaーsē sē boardーvōl
・子音が3つ以上の重なったら2個で区切ってoをそえる
lyricsーlyoricsa minstrelーninso

自分でもわからないほど複雑なルールを作ってしまったが故にこれが全てなのかはわからない。

■でも本題はそれじゃない

言語を学ぶのはいいとして、それなのになぜ流暢に話せないかと考えたとき一つは発音。思ったことを母国語以外で瞬時に口に出すのは難しい、母国語にない発音だってたくさんあるのに。二つ目は文法。冠詞・性・数がなくなったら楽に感じる民族は一定数いるだろう(日本人も)。動詞が変化しなかったら時制がなかったら、文法がなかったら...
だから、文法をなくした。上記のルールは難しすぎたのでとりあえず"簡易的"な英語という位置づけで書いてみる。

・超簡易英語

私は語学を学ぶのが好きだ。なぜなら語学を学ぶと世界中の人々とスムーズに交流ができて様々な歴史や文化も知れる。
I like learning languages. This is because if you learn a language, you will be able to communicate smoothly with people from all over the world and learn about various histories and cultures.

正直、このレベルの英語はそんなに難しくはないが別にこれだって語順にとらわれる必要はないと思う。
一文目は人称代名詞"I"が必要だと思ったが、よくよく考えてみたらそれすら必要ない。語学を学ぶのが好きだということを客観的に述べられることはないはずで明らかな自分の意見だ。何もなければ筆者が主語になるのでいいのではないか。"要点を取れば好きなことは学ぶこと"。三単現を使う意味はないから動詞の名詞化としてsを再利用するとした。動詞は一つだから意味は取れるし"学ぶことは私が好き(なことだ)"と間違った語順になっても意味は変わらない。つまり、語学を学ぶのが好きだという文章は以下の3単語で構成されていればどんな順番であろうと意味が成立する。でも、そうなると文全体を見て意味を把握しなければならないが短く簡潔な一文をたくさん書けばいい。こうすることで正しい言葉の関係性も作れる。因みに、be動詞を使っても似たような文を作れるだろう。
好きなこと、なのでsをつけてlikesにする。be動詞に活用は必要ないからbeだけで構わない。A(好きなこと)=B(学ぶこと)という形が保たれていれば意味が成立する。文法といえば文法だがそれは言うまでもない事実だ。


こんなにも少ない要素の文を10通りもの表現の仕方があるなんて恐ろしいほどに面白い。でも、他にもまだあるかもしれない。

like learns language 
like language learns 
learns like language
learns language like 
language like learns
language learns like
likes be learns language
likes be language leans
learns language be likes
language learns be likes

二文目。
さっきの文とA(B:理由)の関係になればいい。
わかりやすいように理由と仮定を表すところは大文字にしてみた。
文は、接続語などの役割がわかればだいたい推測できる。語学勉強の文脈なので代名詞にしたらいい。
動詞を意味するitということでdoitとした。(省略形:do't)
カンマで〜したらの部分を区切る。
自分はできているから説明できるわけでできるようになるのは相手。
つまり、canだけで十分。
無理やり一文にする必要はなく、寧ろ分けたほうがわかりやすいと思う。
世界中はworldで言っていることはわかるし、形容詞は簡潔さ重視でハイフンで繋げばいい。lyとかは単語の一部というより副詞の形式だからいらない。並立内容はANDかスラッシュでも別にいいだろう。スラッシュなら大カッコ、中カッコ的な感じで個数で区別したほうが文構造が可視化できる。
canは2文にかかるから:で起点と終点を表した。

できた文が以下。

BECAUSE IF do't,can: communicate smooth with.wolrd-people//
lean various-histry/culture:.

まだ、詳しい文の形態(主に記号)は決まっていないが表現方法はいくらでもあると思う。それと、言語に記号を使っていいかという議論があるがそれはまた近いうちにする予定だ。それまでは文字も記号の一種だと屁理屈を言っておく。

BECAUSE IF do't,can: learn various-history/culture//
communicate smooth with.world-people:..
BECAUSE IF do't,can: learn various-culture/history//
communicate smooth with.world-people:..
BECAUCE can: learn various-culture/history//communicate
smooth with.world-people: IF do't..
BECAUSE can: learn/communicate,,
various-culture/history//world-people.with..

というわけで、今日は一旦ここで終わりにしたい。
明日までに細かいルールを考えて、すぐに検証することが大事だと思う。

因みに編纂記の公式ホームページを近々解説する予定で、できたら世界中の言語をインデックスしたり理論を説明したりと遊びまくろうと思っています。とりあえず仮ではてブロに書き溜めているのですが。まぁ楽しみにしておいてください。
そして、
読者の方々いつも読んでくれてありがとうございます!
また、編纂記を全部読み漁っていなかったらとりあえず全部読もう!

■編纂記概要記事


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