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135.『たまひらハイツ』〜こぼれ話〜

はい、203号室の南雲あかりです!
今日は、4月26日から毎日更新し続けてきた、
“ようこそ、『たまひらハイツ』へ!”こぼれ話を、作者と語ろうと思います。

どうも、作者です。
まさか、南雲あかりさんに、こうやって逢えるとは思わなかった。素直に嬉しいです。
自分が書いていたキャラクターと逢えるのが、この世界のイイところ。


“ようこそ、『たまひらハイツ』へ!”は、フィクションだけど、ノンフィクションでもあるってことで、真実も結構あるようで?南雲あかりとして、ちょっといろいろ質問なんだけど…
作者は本当に、無職、無住居だった?

これはね、もちろん本当です。
クリスマスの夜に、当時住んでいたアパートの大家さんに、立ち退きを言い渡されたの。
まさに大家サンタからのプレゼント。
その後、当時の職場が無くなり、この残酷さは、シナリオだなって思ったよ。


実際、西口実さんみたいな人と美容院で、出逢ったことはある?

わたしは美容院が割と好きじゃないのよ。
髪が切れれば正直どこでもいい。
安いところを探しているし、飲み物が出て来るようなオシャレな美容院には行ったことがない。
値段が高いところ行ったって、さしてイイ髪型になるわけないと諦めてる。
690円のタイムセールで髪を切るあかり
まさにそっちが真実。
ちなみに、このストーリーを書いていたら、街中でカットモデルしませんかって声をかけられてビックリなんてことも。


西口さんは洋楽が好き。わたしはミスチルが好き。作者は?

作者はワチャワチャした洋楽が得意ではない。歌詞の意味が理解できないと怖くて聴けないというか。
この曲好きって感覚が持てない。やはり歌詞が理解できないと…
作者はあかりや浩成と同じ、ミスチル信者です。


恋の東西対決、西口さんや東さんのモデルとなる人物は?

あかりが好きになった西口さんも、あかりと結婚する浩成も、まったく存在しない人
完全なる架空人物。
あんな人、見たことも、聞いたこともない笑


わたしって、最初から東浩成と結婚する流れだったの?西口さんとの可能性は?

はじめから、浩成と最後は結婚するって思って、最初のシーンから書いてる。

うそぉー。あんなに頑張ってたのに!?
なんにも意味ないんだ!
西口さん、全然振り向かないんだもんな。

そりゃ、作者のさじ加減だから。

酷くない?鈍感とかそういう問題じゃなくて。
努力も報われないし、わたし可哀想じゃん!
まぁ、浩成はイイ奴だけどね?

浩成の人となり。
でもね、正直なこと言うと、わたしは浩成みたいな男はねぇ、あんまり好きじゃない。

ちょっと!
好きじゃない奴とわたしを結婚させたの?笑
ヤバくない?

わたしはどちらかというと、キャラクター的には、稲垣さんが好きなのよ。
あとはもう、究極は玉平さん。結局、玉平さんが一番好き。


どうだった?あかりは、『たまひらハイツ』に実際行ってみて?

どうって!実際行った時はびっくりしたよ、そりゃ。
あんなアパートないでしょ!

まぁね。あったらいいなって思って、わたしが書いたものだからね。
ああいう大家がいたら、わたしは本当に引っ越したいよ。

そうなの?引っ越したいんだ笑


“南雲あかり”って、設定的には等身大の作者なんでしょ?

そうなんだよね。
南雲って名前は、最初からなんとなく決めてた。
“なかなか捕まらない南雲さん”って意味があって。
浩成にとって捕まえられない存在。
そして、雲がかかって明日も見えない。

結婚して雲は消えちゃいましたけどね。東のあかりです。

いい名前になったね?
もともとは、“南雲あかり”って人物を、わたしとして書いていたはずなんだよね。
けど、いつしかわたしと分裂し始めた。
気付いたら、あかりは、わたしからだいぶ遠いところに行ってしまった。
でも、あかりのエピソードとかは、割と本当。
鳥の糞が落ちて来るとか、ね?

あれ、ホントなの!?


もともとこんなアパートがあったらなという想いと、自己紹介として書いた作品だった。
単発もので書いた『たまひらハイツ』だったんだけど、住人の数だけ物語はあるってことで、このあと、キャバ子、稲垣さん、西口さん、翔君、玉平さん…と、各住人が主役の物語を全部書いていくことになるんだよね。
そして、玉平さんの過去や、想い人のことも書きながら少しずつ見えてきて、
やがて、子供が生まれたり、以前ここに住んでいた住人も登場したり…
わたしにとって『たまひらハイツ』は、気付いたらノンフィクションになってたよ。
はじめて書いた頃よりも、特別な作品になった。
その想いが、届いたらいいな。
玉平さんや、住人達が、本当にいたらいいなって思うんだ。


南雲あかりは、ここにいるよ。
作者が書く限り。

そうだね。


ということで、以上“ようこそ、『たまひらハイツ』へ!”こぼれ話でした。
えっと、ここで作者からお知らせが?


はい、多重人格でお送りして来た『たまひらハイツ』。
長々とご覧いただきありがとうございました。
物語の続きは、まだまだありますが、こんな作品も書くんだよということで、これから毎週金曜日は『文字だけの君』を投稿しようと思っています。
見てくれる人がいたらいいなと祈るばかりです。

#こぼれ話 #たまひらハイツ #毎週金曜日は文字だけの君

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