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20211124 通院メモ 自分には「物足りなさ」が再発の防止のためには必要

日曜日にプールに行ってきた。
プールに行く前日に、リハビリの先生とマンツーマンで面談した際、プールに行った際のプランが全くなかった事を自覚できた。
その話は、以前の通院メモにも書いた。

この面談で、
「どれくらい泳げそうですか?」
と、質問があった。
学生時代はそれこそ1回の練習で少なくとも3000m程度は泳いでいたが、流石に中年のおじさん体型になってしまっている今の自分を鑑みて、そんな距離を泳げるわけも無い。
しかし、ゆっくり休憩を挟みながら、時間をかけて良いのなら1000mくらいは泳げるかもと思って居た。
ただ、それもそこまで泳いでしまったら、おそらくそのあとは何も出来ないくらいぐったりと疲れてしまうだろう。
ものすごく久しぶりに泳ぐのを踏まえて考え、
「プールの大きさを調べると25mプールなので、それを10往復ゆっくりと泳いだら、1時間も掛からずに500mくらいは泳げると思います。」
と答えた。

「じゃあ、水中ウォーキングを10分して、休憩したら250m泳ぎましょう。ものすごく間隔を開けて。終わったら、ジャグジーがあったらそれに使って全身をほぐして帰ってこれたらバッチリです。」
リハビリの先生とのやりとりで、どれくらいの負荷をかけるかを決めた。

いざ、プールに入り、ウォーキングコースで水中ウォーキングを10分間、そしてちょっと休憩して25mコースへ移り泳ぎ始める。
休憩を取りながら、水分補給をしながら、ものすごくゆったりと泳いではいたのだけど、250mはあっという間に終わってしまった。
自分は、
「これなら500mくらいまでなら余裕だなぁ。」
と思ったので、そこからまたゆっくりと、休憩を取りながら泳ぐ。
実際、500mほど泳ぎ終わったとき、爽快感があった。
久しぶりに泳いで、それなりに泳げた事への満足感もあった。
しかし、300mくらいからは普段使わない筋肉の疲れをものすごく感じる様になっていた。
肩周りの筋肉が、いかにも筋肉痛になりそうな感じで乳酸がたまっていく。
体幹の持久力が無いのがわかるようになり、息継ぎをするのに姿勢のバランスを崩しやすくなる。
そんな自覚もあった。

こうした話を月曜日にリハビリの先生に話した。
そうすると、
「この話を聞いて、良い悪いは別として、特性というのがものすごく現れていますねぇ。」
との反応が。
「250m泳ぎ終わったときの感じは、どうでしたか?」
と質問されたので、
「少し物足りないなぁと感じました。まだまだいけるとも思いました。」
と答える。
「そこが特性なんですね。打ち合わせをして250mという話だったのをそれ以上してしまう。おそらく、これまで仕事などでもそういうことを繰り返してきたんだろうと思います。
例えば、仕事をしていて勤務時間が終わりを迎える。あと30分頑張ればキリの良いところまでできるというとき、おそらくそこで止めずに30分そのまま仕事をし続けてきたんだろうなぁというのが想像できます。いかがですか?」

「その通りですが・・・。」
「多くの仕事をキリの良いところまでとやり続けたとき、その合計はすごい量になっているはずです。これも、思考の癖として有るものなので、それが良い悪いというものではないのですが、ADHDや双極性障害といった特性があり、なおかつ体調にすぐ反動としてきてしまう体質と合わさることを考えると、仕事に復職するときにこれは避けないといけないところかもしれません。
設定した以上のことをして疲れがたまり、その疲れを回復できないまま非効率な状態で次の日に仕事に取り組まなければいけない状態になるよりも、その日は物足りなくてもしっかりと回復のための時間を削らずに過ごし、次の日に良い状態で仕事に取り組んだ方が効率よく、パフォーマンスも上がるはずです。
おそらく、こうした考え方はスケジュール管理にも表れているはずです。スケジュールを組むときに、調子が悪くなって「めんどくさい」といった感情込みのスケジュールを組めたら良いのですが、おそらくこのエピソードからすると、理想の状態のスケジュールを組んでいるはずだろうなと感じました。理想の状態というのは、そうそうあるものでは無いですし、それをやりきったとするとおそらく完全にオーバーワークのはずです。
「物足りない」という状態を受け入れる練習をしましょう。
スケジュールや行動量の計画を立てるときに、「物足りないくらい」がちょうど良いと思ってください。
ちょうど、プールというエピソードで見えてきましたが、おそらく色々なところでこだわりがあって、すべき思考があって、やり過ぎているんです。
「物足りない」が大切なキーワードですね。」

自分ではこれまで気付かなかったところを指摘された様な気がした。
確かに、スケジュールを組むときに、「これくらいは出来ないとね」と自分への過剰期待というか、理想の形でスケジュールを入れてしまっていたのがわかる。
だから、少し調子を崩すと、スケジュール通りに行かなくなって、スケジュールを見るのも嫌になる。
そして、出来なくなって、「自分はダメだ」と自責の念が強くなる。
そうしたスパイラルに陥るのに、思考の癖というのがあったのをこのエピソードから見つけてくれた感じになった。

自分の特性としては、時間で区切りをつけることの苦手さがあるので、iPhoneやApple Watchを使って、時間が来たら通知が来る様に設定をしている。
これで、区切りをつけることで次への行動へと移しやすい様にしている。
今は、一日の中での事ではあるが、徐々に1週間レベルでのスケジュールを入れ込むことをやり始めようと思っていたところだった。
そして、まさに理想型を入れ込む感じになりかけていた。

再発の芽を一つ摘んだ感じがする。

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