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12月8日 通院メモ 過ぎていく時間の感じ方と脳の状態、休め方

毎日、決まった時間に起きて、決まったことをしてとルーティンがいくつかある。
同じルーティンで動いているはずなのに、時間の過ぎる速さが違うように感じる時がある。

大体、朝のルーティンは洗濯物を干すのが一番最後になる。
洗濯物を干し終わって、時計を見た時の時間が思っていた通りなのか、ズレがあるのかが結構違う。

今日の場合は、久々に少し早めだった。
つまり、時間が過ぎていくのが遅く感じる状態になっていた。
昨日や土曜日などは、逆にものすごく時計が進んでいて、焦った。
同じことをしているはずなのに、時間があっという間に過ぎている。

ルーティンだからこそ、無意識に行動するようになっている。
そこのところをリハビリの先生に話をしてみた。

モニタリングできる要素はいくつかあるとのこと。

・体調

体調は大きく脳の集中の度合いに左右する。
当然、体調が良ければ処理速度は早くなるし、体に不調を抱えていれば処理速度は遅くなる。
時間の過ぎるのが早く感じるということは、他のことに目もくれず集中の度合いも高かったという可能性もある。過集中のために、時間が過ぎてしまうのに気づかないこともある。
逆に、時間の過ぎるのが遅いという時でも、短い時間ですごい集中力を発揮して処理能力が速かったかもしれない。
処理能力の速さだけではなく、深さもここには関係してくるところになる。

・難易度はどうだったか?

同じことを取り組んでいると、同じように過ごしているようで気づかなくなっていることがあるかもしれないと、冷静に事実を見直してみることが必要かも。例えば、洗濯物を干す際に、いつも同じ物を干しているわけではなく、衣服の種類などが違っていたりすることもある。また、どんな順番で干すかによって頭の使い方も違ってくる。
そこには、気づかないうちに難易度の変化があったりする。

・時間の見通しはどうだったか?

行動しているうちに、「大体これくらい」という時間の見通しを持っているはず。しかしながら、いつもと同じと思っていても洗濯物の量が違っていたり、洗う食器の量や種類が違っていたりすることもある。毎日が全く同じようでちょっとずつ違ったりするのに、「いつもと同じ」という考えがあると時間の見通しが甘くなる。

・マルチタスクになっていないかどうか?(環境も含む)

何か作業をしているときに、テレビを見ていたり、音楽を聴きながらしていたり、他の刺激がなかったかどうか。
または、考え事をしたりしていなかったかどうか。
生活の環境によって受ける刺激が、脳の働きをマルチタスクの状態にしてしまうことがある。
積極的に自らテレビのスイッチを入れてしまっているかどうかだけではなく、受動的に周りから刺激を受けるような環境の場合もある。
例えば、スーパーへ買い物に行ったりすると、店に並んでいる物は色がカラフルでそれだけでも刺激になる。さらには、BGMが流れ、特売の掛け声が叫ばれていたりすると、いろいろなことに意識がむきやすく、意識せずともマルチタスクの状態になりやすい。

対処は、まずモニタリングから

いつもどおりのルーティンであっても、モニタリングできる要素はたくさんあるので、そこのところをしっかりと捕まえてみることを練習しておくのも大切。
事実を捕まえておくと、調子の良し悪しを自覚しやすくなり、時間の過ごし方をどうしていくかという対処方法もバリエーションを考えることができ、そしてそれがコントロールにつながる。
前日のレクチャーであった「引き出しを増やす」ということにつながる。

することを絞る

生活の中で、することは何かをしっかりとリストアップし、シングルタスクにしていく必要がある。
そのためには、生活の中ですること・タスクを絞ったり、休憩をスケジュールの中に入れておくなど、スカスカのスケジュールを組んでおく。
また、タスクの順番なども予め決めておいた通りに動き、順番について迷ったりすることで脳をできるだけアイドリングに近い状態を維持することを心がける。
思いつき行動や衝動的な行動というのは、脳に負担がかかるし元々のスケジュールとの調整を考えたりとマルチタスクになりやすい。
また、刺激となるような「ながら行動」をしないようにする。

積極的に休憩・休息を取ること

今は、そんな負荷をかけることはないと思うが、連続3時間以上の集中はメンタル不調を起こしやすく、鬱のリスクが高まるというデータがあるとのこと。
集中し過ぎることで、脳の疲れが蓄積していく。
学校の時間割などであるように、50分の授業の後10分の休憩があるのは理想的な集中と休憩の割合。
ただし、休憩の時に携帯の画面を見るとか、音楽を聴くとかというのは刺激になるので、脳の休憩にはなっておらず、脳の疲れは蓄積しやすくなる。
双極性障害の特性として、過集中になりやすく、また自分でストップをかけることが難しいことが多い。そのため、仕事などでもそうだが知らず知らずのうちに脳に疲労が蓄積してしまいやすい。
確かに、自分の場合も、朝の8時から夕方17時くらいまでノンストップで集中を要求されるような状態が昨年の4月から続いていた。それまでは、少しずつ合間があって、休憩できる環境での仕事だったが、休憩を取ることができない状態になっていた。
なので、対処としては外的刺激で強制的に刺激を止めること。
それは、たとえ自分のペースでやっていることであったとしても。
取り組みを始める際、25分のタイマーをセッティングし、タイマーがなればそこから強制的に5〜10分の休憩を必ずとるといった対処を行う。
このリズムも練習が必要。
どうしても意識は集中したがるし、考えたがる。
意識をわざと途切れさせ、休憩することができるようになれば、脳の疲労も蓄積せず、却って仕事の効率が高くなったり、持続的なパフォーマンスの発揮ということにつながる。
脳の疲れが出ないことで、双極性障害の再発を防止し、瓦解につながりやすい。

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今の状況を振り返って

まだまだ、自分の状態をよくするためのことがたくさんある。
ただし、リハビリの先生から言われた通り、理解できたからと言ってすぐに行動に移せる物ではなく、練習が必要だということ。
生活の習慣であったり、モニタリングであったり、コントロールであったり。
全ては何事も積み重ね。
無意識に多くの引き出しを使いこなせるようになったときに、おそらく病気からは瓦解することができるのだろう。
まだ、そこまで到達はしていない。

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