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20240312 復職メモ 別れが気分の変動を大きくする

春である。
この時期は、どうしても別れの季節でもある。

これまで長い間、共に過ごした方々が、今の職場から離れることになった。
その方々へのメッセージを送る役を仰せつかったのだが、冷静に最後まで読むことが難しかった。

自分は、とても涙もろい。
だから、原稿が何もない状態ではきっと涙で声にならなくなり、kとおばが出てこなくなることが予想できた。
そこで、あらかじめメッセージを作り、それを読むことにしたのだ。
練習で読むと、10分くらいの長さになった。
書いていると、色々なエピソードが思い出され、筆はどんどん進んでいく。
だから、それを削りに削っての10分のメッセージ。

練習で読んだときは、涙は全く出てこなかった。
これが、その人の前に立ったとき、途端に胸に込み上げるものが出てきたのだ。
半分、涙声でのスタート。
途中、その涙もいったん引いてくれて、スムーズに読むことが出来た。
しかしながら、最後の数行のところで、完全に立ち往生してしまう。
進めない。
涙も止まらない。

自分は、本当に別れが辛くて仕方ないのだ。

これまでの日常とは違う日常が始まる。
そこにこれまで存在した人がいない。
そんな喪失感が、自分の中ではとても大きい。

最後は、涙まみれになりながら、メッセージを読み切り、礼をしてその場を去った。

そうしてデスクに座ると、放心状態。
今日は、それから仕事にならなかった。
仕事にならなかっただけではなく、なにもかも気力がなくなってしまった。
そんな午後からの時間。

明日に響かなければいいのだけれど。

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