見出し画像

20230214 あれ?こんな印象だったっけ?・・・今日は、普段使わないカメラを持ち出して

まず、結論。
得られる結果が悪いのは、カメラのせいではなく使う側の問題だったということ。

机の周りを整理して、フィルムスキャンなどをし始めると、普段使わないカメラが気になり出す。
そこで、今日はいつも全然使わない2台のカメラを持ち出した。
1つは、Canonのオートボーイプリズマ。
もう一つは、富士フィルムのファインピクスXP120。
どちらのカメラも、ほぼほぼ使わないカメラの筆頭。

Canonのオートボーイプリズマ

オートボーイプリズマは2020年の9月に使ったっきり。
2020年9月の時も、それこそ何年振りかわからないくらい久しぶりに使った状態。
初めてマイカメラとして昭和63年に手に入れたカメラで、とても思い出深いものでもある。
しかし、レンズの性能が良いと言われる京セラのT-proofやオリンパスのμⅡ、その後一眼レフのカメラを手に入れたことによって、本当に使わなくなってしまった。
でも、2020年の9月に久々に電池を入れ替え、フィルムを入れて撮影してみたら、思いのほかよく撮れている。
そんなことを思い出して、持ち出すことにした。
フィルムは、モノクロのSeagullのOriental100を入れた。
自家現像で試してみるのに、肩肘張らず、失敗してもまあまあ笑って済ませられるものということで。

2020年9月 フジ業務用100
2020年9月 フジ業務用100

案外良い雰囲気で写っているんだよなぁ。
昔はこんなに綺麗に撮ることができていたかな?なんて、つい思ってしまう。

そしてもう一台は、富士フィルムのファインピクスXP120。
休職前、2017年に仕事で野外での作業が増えることがあり、防水や耐衝撃性の高いカメラが必要になった。
その際に使うカメラとして、オリンパスやニコンなども候補としてあったのだが、値段がとにかく安かったのでこのカメラを手に入れたのだ。
確かに、野外での作業などでとても重宝した。
だが、休職前の仕事で使ったのが最後だから、休職中にこちょこちょと使ったものを除くと、一番最後に使ったのが2019年の7月。
それくらい使わないカメラになっていた。

さて、ファインピクス XP120は、仕事で使うことがほぼほぼ目的だったこともあり、普段の日常を撮影したりすることには全然使ってこなかった。
休職中にベランダから撮影したりということはしたけれど、持ち歩くことはしない。
それには、コンパクトデジカメとしてはCanonのPowerShot SX160ISの使い勝手がいいことと、コンパクトデジカメにしてはズームの倍率がそんなに高くないこと(5倍ズーム)が、持ち出すことを億劫にしていた。
また、あんまり写りが良くないというイメージがついてしまっているのもある。
出てくる絵が地味なのだ。
パッとしない。
ところが、昨日このカメラをいじっていて、ふと気づいたのがPモードで撮影するにあたって、メニューを開いてみたら「FINEPIXカラー」というメニューがある。
これを触ってみると、フィルムのマークがついている。
これまで使っていたのは、「スタンダード」だった。
どうやら、これはフィルムシミュレーションみたいなもののようだ。
選択肢は、「スタンダード」「クローム」「モノクロ」「セピア」の4つしかないのだが、「クローム」を選択してみると、なんだかちょっとくっきり、こってりした感じに液晶画面が切り替わる。
ひとまず、机の上のものを撮影してみると、印象が全然違ったのだ。
撮影したファイルをマックに取り込んでみる。
そうすると、これまでのカメラの色味は地味な印象だったのと違う。
カメラの液晶だけではないようだ。
これなら、自分の好みで使うことができそうじゃないか?
と思って、持ち出してみた。

とは言いつつ、実際に使うことができたのは、仕事から帰ってきて、いつもの団地の風景の中だけ。

強い西日に照らされているところなのだがよく写っている
いつもの角のたばこ屋
ダイナミックレンジはそんなに広くないので、空が白飛びしている
スタンダードモードで一番地味な色は赤色
その赤色がしっかりと鮮やかに出ている
団地の中
レンズはワイド端の5mm
ワイド端は結構広角な感じのレンズ
色味は結構好み
やっぱり空の明るいところは白飛びするけれど、まあ時間帯が時間帯なだけに仕方ないところ
ほぼ逆光
シャドウを持ち上げるとノイジーだけどそれなりに戻ってくる感じはある

はじめに結論として書いたけれど、使いこなせていなかっただけなんだろうな。
道具なので、それぞれに個性がある。
その個性を活用できるか、気付かずに機械の評価として「ダメ」な印象を持ってしまうか。
結局、使う頻度も含めて、色々と試して積み重ねる必要があるということなんだろうな。

おそらく、身の回りのもので同じようなことがたくさんありそう。
じっくりと使うことができればいいな。

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?