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20220521 通院メモ 「調子が良い」ことのデメリット、「調子が悪い」ことのメリット

今日は、リハビリと診察。

2週間ぶりに医師と話をする。
毎日、メールで報告を送っていることもあり、状況は把握してもらえている。
その中で、メバチコの事も話をしたが、「気にすることはない」と言われた。
「メバチコが出来たからと、免疫が落ちているとかそういうのはかんけいないですよ。」
それが医師の言葉だった。

リハビリはグループワーク。
1ヶ月後に復職を控えた人がテーマを出していた。
仕事に戻るに当たり、今も続く状態の不安定さに不安や焦り、劣等感などの気分症状が出ていることをテーマとしていた。
バリバリに仕事をしていたことに対して、現状が余りにもその状態から遠いことに対して、出てくる気分でもある。

誰にでもあることなのだろうが、どうしても仕事などで達成感の強い、そして他者からも評価してもらう成功体験を経験していると、そのレベルで仕事が出来ないことにものすごく絶望感を感じたりする。
自分も、そんなところが有った。

やれば出来る様になる。
無理をしている内に、自分の力になる。

でも、それが出来るだけの脳の体質があるかないか。
それは、コントロールすることが出来ない。
何せ、体質なのだから。

だから、自分の体質としてある脳の性質を受け入れて、折り合いをつけながら出来ることをやっていく必要がある。
若いから出来たことを年月が経って、年老いていって、なおかつ環境が変わっている中で続けられるかというと、同じ方法をとり続けているだけでは必ず無理が来る。
その時々に応じて変化をする必要がある。
そのためには、今の自分というものを冷静に見つめ続けることは不可欠になってくる。

双極性障害の人間にとって、「頑張り続けよう」とする状態は、軽躁状態だ。
軽躁状態は、ブレーキが利きにくい。
よって、必ず反動が来るのだが、その反動が来る事さえ忘れてしまう。
イケイケドンドン。
これは、双極性障害を患っている人間にとっては、すごくデメリット以外の何物でもない。

しっかりとモニタリングが出来る様になってくると、ちょっとしたことでも気付くようになる。
気分面、思考面、認知面、行動面、身体面といったどこかで、ほんのちょっとでも気になるようなことがあると、引っかかりが出来る。
それを元に、不安感が出てきたりするのだが、こうした場合の不安感を持つと言うことは、全く悪いことではない。
どちらかというと、メリットの方が大きい。
なぜならば、慎重になるから。
落ちて行っているということに気付いたり、混合状態であることに気付いたりすることで、ブレーキをかけることになる。

このブレーキが、セルフコントロールにつながる。
セルフコントロールが出来れば、極端に悪くなるということはない。

双極性障害の人間にとって、調子が良いというのはものすごく注意が必要になることだし、反対に混合状態だと言うことに気付けているのならば、コントロールすれば回復することが出来る。

ちょっと調子が悪いくらいの方が、実はちょうど良いのかもしれないと思っておけば、不安になることも少なくなる。

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