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6月10日 通院メモ 自分がわからなくなったときのために

双極性障害になると、躁は躁で、鬱は鬱で、混合状態は混合状態で、自分の状態を把握することが出来なくなったりする。自分で自分の事がわからなくなる。
自分も経験があるが、復職した際に最初は丁寧にモニタリングをするが、しばらく経つうちにだんだんといい加減になる。さらに、調子が良いのか悪いのか、躁なのか鬱なのか基準さえ曖昧になってくる。

しかし、そうなってくると、再発への入口に立っているようなもの。
いざ、久しぶりにモニタリングをしようとしても、その時だけの状態である事で、継続的な把握が出来ていないから、どういった流れで自分の今の状況なのかがわからない。鬱や鬱寄りの混合状態から持ち上げて調子が良いと感じているのならば、それは完全に躁のじょうたいで、その後の落ち込みが厳しくなるはずなのに、それをつかむことが出来ない。

実際の所、自分がそうやって「ものすごく調子が良い」と思っていたら、それは完全な躁であり、凄くどんと落ち込んでしまった。モニタリングが甘かった。

そんな事にならないようにするために、自分のストレスサインであったりどんな状態かを把握しやすくする工夫が必要になってくる。
クリニックのリハビリで、横軸に身体、思考・認知、行動について、縦軸に躁状態、混合状態、鬱状態の時のサインについて、これらを3×3のマス目にした表に書き出すことをした。
人によって、サインは違うので自分の特徴を見つけ出さないといけない。ここまで数ヶ月間、自分をモニタリングしてきた記録がここで役に立つ。
自分の書き出していることそのものが、サインの基準として用いることが出来る。

ここまで4ヶ月間のセルフモニタリングを書いてきたペーパーというデータベースに基づき、表を作り上げるわけだから、記憶の中だけでは見落としているものがよく見つけられたりする。長期間の記憶というのは、自分の都合の良いように変わっていることもあり、当てにならないこともある。
表を作成しながら、自分の特徴もまた見えてきたり、再確認することが出来る。

今後は、この表を目安にして、さらにもう一段階セルフモニタリングの精度を高めることになる。
それぞれの状況により見え辛くなることがあるということを自覚し、自分の状態を安定させることが出来る様にということ。頑張るしかない。

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