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大きな流れに揺らされて

小学校1年生になる息子はよく宇宙の図鑑を見ている。

色んな惑星の名前を口に出し、地球とは何万メートル離れているとか、何十億の○○がとか言っている。

色々な質問をされるけど、ごめんなさい私はさっぱりわかりません!と言うことばかり。

それでも、息子の口にする惑星の名前を聞くと色んな世界があって、自分のいる場所が全てではないと思うのだ。

地球はいつも回っていて、太陽に照らされている。

一日たりとも同じ日は存在しなくて、一瞬一瞬がかけがえのないものだと痛感する。

そう思うと私たちはすごい奇跡の中を生きている存在なのだなあと思うのだ。

星や月の動き、月日のこと、天候や季節、暦など色んなことが日々移り変わる中で私たちの命は生かされている。

大きな流れの中で生きている。

自分の意思だけではどうにもならないようなことにも遭遇しながら、生きている。

色んな人が存在していて、色んな価値観をもった人々があらゆるところで交差したり、しなかったりしながら生きている。

上手くいった!と思う日も、ちょっと上手くいかないなと思うような日もあって、心地いいなと思うことも、そうではないなと思うようなこともある。

そして、真正面から受け止めるには心の痛むようなこともある。

今思い出してもドキドキわくわくするようなこともある。

生きていることは奇跡の連続で、生きている命と命が出会い、色んなことを共鳴しあっていくことはとても素晴らしいことだと思う。

色んな組み合わせがあって、組み合わせ次第で、いい音を出したり、不協和音になったりすることもある。

見方次第で、いいことだと思ったり、悪いことだと思ったりもする。

でもまた違う別の世界の常識や違う価値観の人と同じことを見たり考えたりしたら、全く別の見方をされることもある。

そんな風に、真実も人それぞれ違うということだ。

真実だと思っていたことも時を経たら真実ではなくなっていくこともある。

何もかもが移りゆく中、命が存在している。

「今」と言う時は時と共に変わっていく。

「今」はどんどん変わっていく。

同じことなんて何一つとしてありえない。

少し寂しく思うことでもあるが、救いにもなる。

大切にしていきたいことは、この奇跡が重なり合った「今」をしっかり生ききることだと思うのだ。

「今」は「今」だけのもの。

だからこそ、心素直に生きていくことは大切にしたいと思う。

その素直なまま、行動にうつしていきたい。

心素直に、心豊かに、心優しく生きていきたいなあと思うのだ。

自分の命を大切にする。

今を大切に生きる。

自分を生きる。

大切にしよう。

そんなことを思う、始まりの日。

今日は新月。

読んでくださり、ありがとうございました。


そら


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