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色んな世代の人の前で話す経験をした一週間だった。

先週は、色んな世代の色んな人の前に立ち話す機会が多かった。

幼児から、小学生、大学生、そして、同年代。

普段、仕事の中では高齢者のサロンや地域の集いの場などでは話す機会が何かとある。しかし、先週は普段よりもだいぶ若い世代の人たちの前で話す機会が多かった。

先週半ばには、大事な会議があった。私の担当するケースに関して、各関係機関を集めて会議を行った。年度が替わり新たな体制になったこととあまり事態が進んでないため、今後の方針や対策を考えるため関係者間で一度話し合いの場をもちたいと思ったからだ。役所や保健センターや他の機関にも声をかけ集まってもらった。色んな案や考えを出してもらい、話し合うために、自分の考えも訴えた。現場と公的機関を結ぶような役割でもあるので、真剣にそして素直な自分の気持ちをお話しした。気持ちを伝えることができたなと感じるようないい触感を感じた。実際、その後少しずつ事態が変化してきたので、今、仕事ではその案件に携わっている時間が何かと多い。

週の後半には、職場の担当圏域内にある大学の医学部で1時間いただき、講義をさせてもらった。認知症や認知症の人のことをお話しさせていただいた。その後、1時間は医学部の授業を受けさせてもらった。とてもスペシャルな一日だった。今まで女子大や看護学生の前で話す機会はあったのだが、男子がたくさん混じっているところでは初めてでとても新鮮だった。皆、賢いのだろうな、とかコロナ禍で受験勉強頑張ったんだな、とかこれからの未来色んな道を切り拓きながら色んな人の命や人生を救う若者たちなのだなと思うととてもドキドキした。嬉しかった。話した手ごたえは・・正直あまりわからない。アンケートを書いてもらったので、これからそれを読み込み、振り返る材料にしたいと思っている。人に思いを伝えることは難しいなと思った。

そして昨日。
昨日は学童の歓送迎会があり、幹事だった。未就学児~小学生、その親御さんを前に話す機会があった。当たり前だけど低学年の子と高学年の子では話すことに対しての理解力が全然違う。伝えたいことを伝えるってとても難しいなと実感した。それでも、高学年の子たちが低学年の子に対して、「○○だよ、次は△△だよ」と小声でフォローしていてとても微笑ましいなと思った。

偏見かもしれないが、普段よくお話する相手である高齢者の人たちは、リアクションが結構大きい。真剣に話を聞いてくれているのがわかるし、きちんと頷いてくれるし、聞いたら答えも教えてくれる。だから反応がわかりやすい。

子どもたちの反応もだいぶわかりやすいなとも思った。わからない時、楽しさがちょっと半減してきた時などは皆が手持ち無沙汰になってきて、集中力が途切れていって、全体的にだらんとしているのだ。逆に、話がわかるわかる!と言う時は皆が前のめりになって集中している。すごくわかりやすくてとても面白いなと思った。

大学生は、いつも難しいなと思う。
皆真剣に聞いてくれている。でもリアクションがわかりにくい。
聞いてくれているのはわかるけれど、それに対しての反応があまりなくて、思うような反応が返ってこないなと思う時がある。でもいざ一人一人の意見を聞いてみるとすごい深い気付きを話してくれたり、長い文章で感想を書いてくれたりする子がたくさんいるのだ。

話をして、何かを伝えるという経験は、聞いているだけではわからないことばかりだと思う。

人前で話すことはとても奥が深いことであると思った。

元々人前で話すことは好きではないし、得意ではない。

それでも、今は色んな場面で話すことを求められることがある。

その時に、伝えたいことはしっかり伝えておきたいなと思うのだ。

話すことは苦手だけど、それでも続けていれば慣れてくるものだと思う。

保健師、という職業柄、色んな場に呼ばれたときにちょっと小話を・・みたいなことを言われることも多い。

なので、その時にお話しできるネタはいくつか持っていたいなと思っている。季節柄、気を付けたい健康の話や関連した病気のこと、生活で気をつけたいこと等々。

人前で話すことはやらないと慣れていかないなと思う。

話せば話すほど反省点が増えていくけれど、やらなければわからなかった反省点ばかり。

同じ人に対してのリベンジはないけれど、次に出会う人たちに対して、より上手く、気持ちが伝えられるように、色々振り返りながら次に生かしていきたいなと思った。

一週間が盛りだくさんだったけれど、普段なかなか体験できないような貴重な経験をさせてもらえてとても嬉しかった。

色んな経験が私の毎日を、私の生きる道をつくっていくのだなと思う。

まだまだ旅は続いていく。

読んでくださり、どうもありがとうございました。

そら



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