sora_8710

好きなことを好きな時に書きます。 映画/ドラマ/舞台/アニメ/漫画/お笑い

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最近の記事

繋いだのは漫画。継続したのは青春「メタモルフォーゼの縁側」

Amazonプライムで 映画「メタモルフォーゼの縁側」を見ました。 この物語は一冊の漫画をきっかけに17歳と75歳が出会い友達になる。そのきっかけの漫画が「BL」なんです。 最初の雰囲気から掴まれた。 四季の中で夏ってやっぱり動きがあって、青春もはじらいも、人との関係性も大きく動かされる。 そんな夏から始まり、そんな夏が転機を運んでくる。 繋いだのは漫画。だけど、そこに継続して関係性が続くのは、人と人とが好きなものを通して関わっているから。 17歳のうらら(芦田愛

    • パート1-2

      さっき手に取った本は、何かにすがりたい僕のための本。 いつもより、異様に長いレジの列に並びながら沈みそうな心臓を必死にかかえてる。 「他人と比べたって意味がない」 頭でわかっているはずなのに、勝手に動く目線の先には今日発売の漫画。 僕の前も、その前も、後ろも、抱えてる。 僕だけが。僕だけが。 改めて、まじまじと自分の手にしてる本を見てしまう。 「あー、面白くなさそうだ」 僕はゆっくりレジに並ぶ列から抜け出した。 今の僕はみんなと同じ列に並べない。 僕は手に取っ

      • 王道で何が悪い「劇場版TOKYO MER」

        約2年前、コロナ禍の中スタートしたドラマ。 手術室を搭載した車で災害現場や医療を必要とする現場にいち早く駆けつけ、いち早く治療する。 それが、TOKYO MER。 死者0を信念に「待っているだけじゃ救えない」命を救いに行く。 そんな、コロナ禍の中で始まったドラマが時を経てスクリーンに戻ってきた。 劇場版TOKYO MER見てきました。 人を救うという物語の、真ん中を気持ち良いぐらい真っ直ぐ歩く。 物語において何が起こるか分からないという武器は、とても重要でとても強

        • 心が動くとき、脳も動く

          何かを見たとき聞いたとき『心が動く』と人は言う。 悲しい、嬉しい、面白い。 感情という名のつくものと心は強く紐付いている。 だけど、何かを感じるのは心だけではなく脳も同じぐらい動いていて消耗している。 感情が動くとき、人は考える。 何かを知るときに、人は理解しようとする。 正直、今日見た映画は疲れた。 ロストケア 正しいとか、正しくないとか、善と悪とか、生と死とか そんな簡単に線引きできない。 映画を見て想像の域を超えなかった事実がリアルに、 そして、遠くない

        繋いだのは漫画。継続したのは青春「メタモルフォーゼの縁側」

          最後には真実という強い軸に戻ってくるドラマ「エルピス」

          「エルピス-希望、あるいは災い-」最終回。 一つの冤罪事件を中心に社会の縮図や、抗えない力が渦巻き。時には飲み込まれ、それでも戦い、真実にまっすぐに向き合う。 1話から最後まで、真実という決して揺らぐことのない事実があったから、 浅川(長澤まさみ)が日々の忙しさに流されて向き合うことを辞めても、 岸本(眞栄田郷敦)が、信じたい人から希望を奪われても、 いつか、ここに、真実に戻ってくると信じられた。 2人を繋いでいたのは、一つの冤罪事件。 だけど、それをきっかけにお

          最後には真実という強い軸に戻ってくるドラマ「エルピス」

          田中圭という3文字が今は怖い

          田中圭。 この3文字が今は怖い。 月の満ち欠けという映画を見てきました。 「田中圭が怖い」「感想が田中圭」など 巷で噂になっていた。 この噂だけで見に行こうと思ったわけじゃないけど、映画館への足を軽くした一つではある。 見ながら私はマスクの下でほくそ笑んでた。 これは、私が大好きな田中圭だと。 田中圭という一人の俳優を好きになったのは いつだっただろう。 はっきりと覚えているのは “何を”見て好きなったかということ。 ドラマ「死神くん」 嵐の大野くんが主演で

          田中圭という3文字が今は怖い

          気づけば10年。

          私の周りで唯一海外に住んでいる友達。 性格や趣味が面白いほど違う。 なのに、気づけば10年。日本に帰ってくるたびに時間を合わせ会っている。 仕事、友達、生活、沢山の話をするけれど、 一番まっすぐ話すのは人生の話。 同じ趣味があるわけでじゃないからこそ、 たっぷり人生について語り合える。 そういう友達。 住んでる場所も違えば、好きなタイプも違う。 服も音楽の趣味さえも違う。 でも、 いや、だから 一緒に居ると面白い。 そんな、友達と今日会った。 そして、海外に

          気づけば10年。

          未来は湊斗の優しさで包まれている「silent第5話」

          silent第5話。今話題のsilent。 初回から1話ずつ丁寧に見てます。 ラッピングされた包装紙を綺麗に開けるように。 包装紙をめくるたびに切なさが増す、 そんな5話だった。 「誰のせいでも無いことが一番厄介なの。 そういうものなの」 想の耳が聴こえなくなったことに対する言葉だけど、今回の湊斗と紬にもあって。 そういう、どうにもならない事が、 会いたいとか、声が聴きたいとか、別れたくないとか、そんな色んな感情以上にあることが苦しい。 見てる私だって、もう元に

          未来は湊斗の優しさで包まれている「silent第5話」

          パート3

          僕が乗る電車はいつも夜。 朝も夜。 窓ガラスに映る自分を見ながら 考えてるようで考えてない、 そんな中途半端な脳をゆっくり起こす。 睡眠が足りてない脳には 今が朝なのか夜なのか区別がつかないだろう。 それは僕も一緒だ。 朝でも夜でも、何でもいいから 早く今日が終わってくれればそれでいい。 多くは望まない。 楽しいも苦しいも悲しいも 今の僕にはかんじることが出来ない。 全部、眠気がそうさせる。 「あー、今日は何食べよう」 そんな思考だけは今日動き続けている。

          現実とリンクする「左ききのエレン」

          誰かが言っていた。 「左ききのエレン」が面白いと。 誰かの言葉をきっかけに読み始めた漫画が こんなにも熱いものだとは思いもしなかった。 1人の普通の男の子が志を持ち 広告代理店に勤めるが、沢山の天才達に触れ 変化していく。 激しいハドルシーンがあるわけじゃないし 奇抜な設定が組み込まれてるわけでもない。 リアル。とてもリアル。 だけど、めちゃくちゃジャンプ。 熱いし、真っ直ぐだし、もがくし、迷う。 そして、読んでる私達も一緒に足掻いている。 現実とリンクする

          現実とリンクする「左ききのエレン」

          藤原竜也という存在

          無邪気で、時に口が悪く、 真っ直ぐで取り繕わない素直さが好きなった理由。 「人間」藤原竜也が好きです。 今回、プロフェッショナル仕事の流儀を見て 「人間」藤原竜也と「俳優」藤原竜也がぴったり半分ずつ感じられた。 密着されているという特殊な環境で、葛藤も迷いも吐露する中で、私の中で印象的だったのは “聞かれた事にちゃんと答える”という事だった。 何も足さず何も引かず、質問に答える。 シンプルだけど今の世の中これが一番難しい。 誰の意思にも染まっていない言葉は、曲がる

          藤原竜也という存在

          自分より不幸な人を探すのは、もう辞めよう

          上を見ろと人は言う。 下を見るなと人は言う。 自分が幸せじゃないと感じるとき、上なんて見れない。 だからって前を向くことさえ、選択肢にないとき私はついつい下を見てしまう。 上にいけないのなら、下を見て自分が上であることを無理やり錯覚させようとする 辛いことを辛いことで上書きをするという、なんとも黒い生き方だ。 漫画の主人公がボロボロになっているのを心のどこかで待っているのだ。 何歩か譲って、フィクションの世界はそれでいい それも楽しみ方の一つだと、ぐっと唾を飲み込もう

          自分より不幸な人を探すのは、もう辞めよう

          パート2

          心の中がぐちゃぐちゃで、 だけど、整理する決断から逃げている。 嫌なのか、嫌じゃないのか 背中を押して欲しいのか、止めてほしいのか、 誰かに何かをあずけてる。 もう、しんどい いっその事、誰かにナイフで自分の心臓を開いて 整理整頓してほしい。 優先順位が高いものから順番に並べて。 感情とか他人とかいらないから、 一番生きやすい順番に並べ替えてくれ。誰か。 分かってる、そう願うのも時間の無駄なのは。 だけど、頭で分かっているのに心が動かないんだ。 一歩を踏み出すために

          パート1

          書店に入っても、目につくのは仕事という二文字。 書店に入っても、目につくのは転職という二文字。 気づけば、心に人生という二文字が重くのしかかる。 本を読んで人生が変わるのなら、 私はこんなにも悩んでないと思いながらも 手は気持ちと裏腹にページをめくっていく。 書店の数ページの立ち読みで人生が変わるはずもないのに、私はまたページをめくり必要のない時間を刻んでいる。 迷っているなら動けと人は言うけれど どう動けばいいのかも分からない人には なんて声をかけるのだろう。 分か

          嵐って誰?『ARASHI's Diary-Voyage-』

          小学生の頃、「好きな有名人は誰?」と 友達に聞かれて嵐と答えた。 「嵐って誰?」 今でも鮮明に覚えている記憶。 ジャニーズが好きな姉の影響を受け、嵐を好きになった。その頃は、どこが好きかなんてよく分からなかったけど、なんだか好きだった。 私の中で、嵐は中心で真ん中で基準だった。 だから「嵐って誰?」と言われた時は衝撃と共に、 世間から見た嵐の位置が幼いながらに分かってしまった。 これが世に言う嵐暗黒時代。 嵐のメンバーは「そんな感覚はあまり無かった」と言う。 はい

          嵐って誰?『ARASHI's Diary-Voyage-』

          真っ直ぐな映画「総理の夫」

          総理の強さも、総理の夫の優しさも バランス良く描かれていて。 その繋ぎ目に2人の関係性があって、政界の話よりも夫婦間の話に重きを置いているのが、凄く好感が持てた。 総理大臣という日本で一番注目を浴びる職業に就いているというところで、イレギュラーな事も沢山起こるけど、その反対で総理大臣であろうと1人の人間だと言うことも気づかされた。 中谷美紀さん演じる総理大臣の相馬凛子の強さが周りを救う。だけど時に、その強さが弱さになるとき、真正面から受け止めるのが田中圭さん演じる総理の

          真っ直ぐな映画「総理の夫」