マーケティングスキルを応用すれば採用/人事としても活躍できる話
こんにちは、HeaR株式会社の『HeaRing』というキャリア支援サービスでマーケター育成を担当しているきなこです。
HeaRingには日々多くの転職希望者やキャリアアップを考える方からのご相談が寄せられます。特に最近ではマーケターの次に人事職へのキャリアップを希望される方も多いです。
実際企業の採用・人事担当の方へのコンサルもやっている私からすると採用・人事もとても魅力的なお仕事です。
とくにマーケター視点で見ると、採用活動にもマーケティングがとても重要になってきており、人事はマーケターのハイブリッド型ではないかと思うこともあります。
実際に、近年「採用にもマーケティングが重要」と言われている中で、人事としてのキャリアを歩む中でマーケティング思考が重要になり、非常に人事とマーケターの仕事で共通点が増えてきました。
採用担当に求められる“マーケティング”スキルが求められる背景
マーケティングの考え方を採用に取り入れたものを、“採用マーケティング”といいます。
採用活動といえば、少し前までは求人を掲載して企業が「待つ」スタイルが一般的でした。しかし、人材獲得競争が激化した現代社会で、従来の採用方法だけでは、人材の採用が難しくなってきました。要はマーケティング思考に基づいて自らが候補者とのタッチポイントを増やしていく必要があるのです。
採用マーケティングの考え方
採用マーケティングは、顕在層や潜在層などに興味を持ってもらい企業に誘導するための仕組みを作るもの。SNS、採用広報、オウンドメディア、イベントを通して、会社のファンを増やし、自社にマッチした人材を採用すること。
具体的に採用マーケティングの全体像は、認知>応募>選考>内定>承諾を経て入社し、活躍するという流れになります。
マーケティングのファネルととても似ていますよね。
そして採用担当に求められるマーケティングスキルについては以下のものがあるでしょう。
・自社のペルソナを設計(マーケティングペルソナと考え方が似ている)
・求人票の作成(コンテンツや広告コピー)
・採用広報記事を書く(ターゲットに行動変容を促すコンテンツ)
・応募数や面接通過率のデータを見る(PVやコンバージョン率の数字を見て)
・これらの結果を踏まえて求人票や採用プロセスを改善をする(マーケティング同様)
採用担当者が活用するツールが増えてきたこと、採用チャネルが複雑になってきているからこそ、マーケティング思考に基き自社の採用したい人材を獲得していかないといけません。
採用マーケティングのファネルも以下のように企業と候補者のタッチポイントがたくさんあります。
これらの複雑なチャネルやタッチポイントでどのような施策を実行していくのかを考えるわけなので、人事・採用担当者はマーケターのハイブリッド型というのです。
なので、マーケティングスキルがあると、人事へのキャリアアップも視野に入れることができます。
マーケティングのスキルは人を集める・ファン化させるといった部分でいろんな事業や職種に応用できるのでとても面白い分野だと思います。
もし、「人事の仕事もマーケターの仕事もやってみたい!!でもどうすればいいのかわからない!」という方はまずはラフに色々キャリアについてお話ししましょう!
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