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【撮影する楽しさを1人でも多くの人に】網膜投影カメラキットを約200台寄贈しました

広報部のNTです。
昨年発売した網膜投影カメラキット『DSC-HX99 RNV kit』
このカメラは、眼のピント調節能力の影響を受けにくいレーザ網膜投影方式を利用し、カメラがとらえる被写体を網膜に投影するため、従来のビューファインダーや画面では撮影したい映像が見えづらい方も、写真や動画を撮影することができます(障がいのある部位・程度によっては映像の認識が難しい場合があります)。

網膜投影カメラキット『DSC-HX99 RNV kit』

発売以来、カメラをお使いいただいたロービジョンの方々から、網膜投影による見え方の違いに対する驚きや、写真や動画を撮影・共有できる喜びの声を数多くお寄せいただいています。そこで、ソニーとQDレーザでは、そうした撮影する喜びや、自身のクリエイティビティを発揮する機会を1人でも多くの方々に提供したいと考え、この度、約200台の網膜投影カメラキットを全国の盲学校および視覚障がい者施設・団体に寄贈しました。先月末には、寄贈先の一つ東京都立八王子盲学校で寄贈式をおこないました。

カメラを手渡すソニー(株) イメージングエンタテインメント事業部 大島事業部長
カメラを手渡す株式会社QDレーザ 事業推進室 宮内室長
八王子盲学校の児童・生徒と記念撮影

寄贈式では、八王子盲学校の児童・生徒の皆さんに、実際にカメラを使っていただきました。
とてもキラキラした表情で撮影されていたのが印象深く、「はっきり見えるのが嬉しい!」と喜びの声を直接伝えてくださいました。当日は、八王子盲学校の子供たちと先生のほか、メディア各社の皆さんやQDレーザとソニーの社員など総勢40人ほどが教室に集まり、子供たちと一緒に撮影を楽しみました。とても暖かく、優しい雰囲気に包まれたひとときで、改めて、カメラは人と人とをつなぐコミュニケーションツールとしての役割もあるのだと実感する機会となりました。

教室・廊下で様々な被写体を撮影しました
友達同士で撮り合うシーンも
普段見えにくい掲示物も、カメラを使うとよく見えるそうです
笑顔があふれる空間でした

また、今月には、ソニーイメージングギャラリー 銀座で、8名のロービジョンの方々がこのカメラを使って撮影した作品の展覧会を実施しました。

会場には、日常や旅先での一枚や「見えない視界」を表現した作品など、それぞれのクリエイティビティが発揮された53点の写真が展示されました。
展示期間中には多くの方々にご来場いただき、作品一つ一つをじっくりと鑑賞されている方が多くいらっしゃったのが印象的でした。

出展者一人一人の思いがこもった作品が並びました
足を止めてじっくりと鑑賞される方が多かったです

プロジェクトをリードする伊藤さんは、カメラの寄贈や写真展などを通じて、これからも「見える、撮れる」という感動を一人でも多くの方に届けたいと意気込みます。

伊藤 美和子さん(ソニー株式会社)

約200台の網膜投影カメラキットが全国の皆さんのもとに届き、非常に喜んでくださっているとお聞きしています。撮影を楽しんでいただき、ぜひどんなものを撮ったのか教えてください!
これからも網膜投影カメラキットを通じて、一人でも多くの方に撮影する楽しみや喜びを感じていただき、皆さんの世界が広がるきっかけをつくっていけたらと思っています。

現在、網膜投影カメラキットの楽しみ方や、初めて撮った写真のエピソードなどを出展者の皆さんに伺ったインタビュー動画を作成中です。来月公開予定ですので、ぜひお楽しみに!
開発ストーリーなどは、以下のリンクからご覧ください。

https://www.sony.com/ja/SonyInfo/accessibility/initiatives/withmyeyes/

執筆:広報部NT  改めて、カメラって良いなと思いました。

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