TPOで制限している
よく言われることだが、あれこれ理由をつけて物事を後回しにする。
「今(Time)やるべきことではない」
「ここ(Place)でやるものではない」
「こんなことしている場合(Occasion)じゃない、もっと別なことをするべき」と。
ニュースで全く聞かなくなったが、「公共の福祉に反しない限り」は行動を制限しなくてもいい。
そもそも多様性の時代に入り、「何が公共の福祉に反しないのか?」が分からなくなってきているとも言える。ニュースサイトも炎上を避けて、この言葉を使わなくなったのだろう。
揚げ足を取られるように「え、これって公共の福祉に反すること?」と議論が巻き起こる、そんな未来が見える。
社会的なことはさておき、プライベートな空間でも、「今は気分じゃないから」とか、「リビングではやる気がでない」とか、「もう寝る前だから食べるのはやめよう」とか、なにかとTPOを理由に行動を制限する。
嫌なことだったり、健康を理由に避けがちだが、スマホを触るのにTPOは問わない。
あとあとになって思い返すと、「なんでこんなに時間がないんだろう」って思ったりする。
変なところでTPOを気にして自分の時間を無駄にする。
今さらだけれども、バカだなって思う。でも、簡単なことに気づかないのが人間っぽいとも思う。
「やりたいことなら自分で時間を作る」とよく聞く。作っているのは間違いない。しかし、もう少し柔軟に考えて、「TPOによる制限を取っぱらっている」と考えてもいい。盲目になってそんなことを考えられなくなっていると言ってもいい。
この考えができると、「あー、今はあれこれ理由をつけて縛りプレイをしている」と認識することができるんじゃないだろうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?