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【コラム】南チロルの風

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2003年から南チロルでソムリエとして働いているマサがサービス業を通じて気付きや考え方をコラムにしています。
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#サービス業

【コラム】南チロルの風:8



食から得たものと生まれるもの毎月頂くお給料を毎週外食に当てることで、「食べる」こと以上に色々なことを感じることができたのも事実です。お客さんという立場からスタッフの立ち居振る舞い、ワインサービス、お皿の構成、お店の雰囲気を見て感じることができたのは大きな財産になったと思います。見栄えがきれいで絵のようなお皿に巡り会えたり、知らなかったワインが自分好みのものであったり、大衆的なトラットリアではま

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【コラム】南チロルの風:7



僕が働いてたレストランの街とは・・・ ブレッシア県のコンチェジオ村、幹線道路の通る人里離れたこの場所にリストランテ・ミラモンティ・ラルトロはあります。
 ブレッシア市内からは10kmほど離れた位置にあり、車がない場合の行き来には唯一バスしか交通手段はありません。そんなバスも来る時と来ない時がありますし、乗車するためのチケットが売っているタバッキ(通常タバコ屋さんですがバスの回数券やチケット、新

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【コラム】南チロルの風:6

【コラム】南チロルの風:6

フランチェスコ・ファルコーネフランチェスコ・ファルコーネという先輩ソムリエとの出会いも衝撃的でした。彼は僕よりも後に入社したのですが、グアルティエロ・マルケージという有名レストランでサービスを勉強していたという経歴で、マウロ社長から引き抜かれた人材でした。

さすがに目を付けられたサービスマンだけあり、サービスでの見せる技術は素晴らしいものでした。水をつぐにしても、お皿を出すにしても見ているだけで

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【コラム】南チロルの風:4



不安な気持ちと闘う時は2000年4月、ミラノからブレッシアに向かう電車の中。

時間は夜の8時過ぎ、電車から見える町並はオレンジ色の街灯が連なっているものの景色も雰囲気も暗く、マサ少年は座席にも座らずコンパートメント横の廊下でスーツケースにもたれていました。

以前に2回ほど行ったことのある場所だったのですが、今回ほど心細く思ったのは、小さい頃連れて行かされたスイミングスクールの初日以来でした

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