CPS(サイバーフィジカルシステム)とは?【現実と仮想】
こんにちはsomekichiです。
皆さんはCPS(Cyber Physical Systems)という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
CPSとは現実世界にあるデータによって仮想空間を構築して、現実世界では不可能なシミュレーションを行ったり、分析を実施して、社会的な課題やあらゆる産業に良い影響を与えることを目的とした取り組みです。
今回はそんなCPSを通じた取り組みをsomekichiなりに学んでみたいと思います!
デジタルツインとSociety 5.0
「物理空間にあるデータを集め、そのデータを元に仮想空間でリアル空間を再現する技術」をデジタルツインと呼びます。この概要を読む感じだと「CPS」と「デジタルツイン」は親和性が高そうに見えます。
ちなみにデジタルツインの市場規模は2027年には635億ドルに成長するとのこと。
実際にこういったCPS/デジタルツインといった考え方は、内閣府の科学技術政策で掲げられている「Society 5.0」と紐づけられることも多いです。
「Society 5.0」は、狩猟社会(Society 1.0)農耕社会(Society 2.0)工業社会(Society 3.0)情報社会(Society 4.0)の次の社会を作り出すとして、
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society) - 内閣府
とされています。やはりキーワードとして「仮想と現実の融合」という点が共通しています。
では、2021年現在でどのような事例があるのでしょうか??
Googleの「Supply Chain Twin」
2021年9月14日にGoogleは「Supply Chain Twin」サプライチェーン(製品の部品の調達から消費までの一連の流れ)を支援するサービスを提供することを発表しました。
こちらを活用することでオープンなデータの活用や分析を行えるようになると共に、ダッシュボードやアナリティクスなども備えており、「サプライチェーンの一連の分析」が容易になっていくことが想像できますね。
ワールドカップでの活用
2018 FIFAワールドカップロシア大会では初の「デジタル化」が用いられたワールドカップとなりました。特に注目を浴びたのが「電子パフォーマンス&トラッキングシステム」です。
自動でゴール判定やビデオ判定を行ったり、ボールや選手の位置データをリアルタイムでモニタリングできるシステムを導入しました。
これにより各チームの監督はより効果的な采配を行うことができるようになり、分析力もチームの勝因の一つとして起因するようになってきました。
様々な分野で取り入れられるCPS
今回紹介した「CPS」ですが、このnoteでも取り上げさせていただいた通りに、製造からスポーツまで様々な箇所で活用されてきています。
実際に事例としてもより身近になりつつある、こういった「仮想空間と現実空間」をつなぐ技術は、より発展し、VRやAR・AIなどの分野ともつながりを持っていくものと思います。
私たちも個々が新技術について学び触れていかなければいけません。somekichiのnoteでも定期的に新しい技術について紹介していきたいと思いますので、フォロー・スキをお願いします!
ここまで本記事をご覧いただき有難うございました。
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