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下流老人 一億総老後崩壊の衝撃【書籍紹介】

こんにちはsomekichiです。

皆さんは2015年に発売された「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」という書籍をご存知でしょうか?

本書は「NPO法人ほっとプラス代表理事・聖学院大学客員准教授」である「藤田孝典」さんが著者であり、「老後の貧困」をテーマとして社会問題に切り込んだ著書となっております。

今回はsomekichiが本書を読んで感じたことや、学んだことを中心にお話ししていければと思います。めちゃくちゃ面白く是非皆さんに読んでいただきたいと思ったので、魅力をお伝えできればと思います!興味があれば是非ご覧下さい!


「下流老人」とは

本書では「下流老人」という造語が使われており、その定義は

「生活保護基準相当で暮らす高齢者及びその恐れがある高齢者」

とされています。

そんな下流老人に当たる人が増えてきており、今は「自分は大丈夫」と思っている人も「下流老人」になる可能性があるとのことなのです。

誰しもが「自分こそ大丈夫」と思いがちな「お金」の問題ですが、そんな方にこそ読んで欲しい書籍です。個人的には、まだお金の問題に対してリアリティを感じていない20代や学生にこそ、この書籍は刺さるかと思います。


中流の激減

誰しもが「自分は中流」だと思いたがりますが、実際は貧富の格差の拡大により、「ごく一部の富豪と大勢の貧民」に大別されるようになります。普通の生活をしているだけで、簡単に「下流老人」へと滑り落ちてしまうのです。

勿論私たちが年金を貰う時に突入する時には「年金」だけを頼りに暮らすことはできません。特に今の若者に関しても格差は広がり、貯蓄ができないまま老後へ突入する人も少なくないはずです。

奨学金に税金の上昇、昇級の停滞など、様々な原因により貧困は起こっており、それはこれからも加速していくのです。


色んな制度を知る

この書籍を読んでsomekichiが思ったことは「国の制度を知る」ということです。皆さんは「生活保護」と聞いてマイナスなイメージを持たれるかもしれませんが、実はそんなことはなく、条件なども調べない方も多いです。

改めて、そういった「最低限の生活を送るための保証」にはどのようなものがあるかを、個人でしっかり理解して、それを最大限有効活用していくことが重要であると私は思いました。

実際に、自分が知るべき「保証」を本書では詳しく解説してくれていますので、実際に読みながら勉強もできますし、マネーリテラシーの向上のための学習としても非常に良い書籍だと思います。

実際に読むのもそこまで苦ではなく3〜4時間程度で読めてしまうので、活字がそこまで得意ではない人も読めると思います。

若者の貧困化・下流老人の増加・貧困ビジネスなどなど、将来のお金に対する考え方を一変させる、素晴らしい書籍でしたので、皆さんも機会があれば是非購入して読んでみることをお勧めしたいです。

ここまで本記事をご覧いただきありがとうございました!
他にもお勧めしたい書籍を下に紹介しておきますのでよろしければご覧ください!

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