【書籍紹介】知性を磨く「スーパージェネラリスト」の時代
こんにちはsomekichiです。
知能と知性の違いをご存知でしょうか?
この2つの言葉は、似ているようで大きく違うものです。
そんな「知性とは何か」「知性がどれほど重要なものか」を説いたのがこちらの田坂 広志さんが書かれている、「知性を磨く~「スーパージェネラリスト」の時代~」という書籍になります。
somekichiは「人生観を揺らす書籍」を良い本だと定義していますが、この書籍はまさに「人生観を変えてくれる」ような言葉が詰まった書籍だと思います。
これを機会に紹介させていただければと思います。
知性と知能の違い
本書では知性と知能の違いをこのように表現しています。
知能:「答えのある問い」に対して、早く正しい答えを見出す能力。
知性:「答えのない問い」に対して、その問いを説い続ける能力。
例えば学生の本分である5教科などの「勉強」は、「知能」を磨くものです。必ず出される問題には答えがあるし、100点満点も存在します。
ですが、世の中で必要とされる力は、知能だけではなく「知性」の方が必要とされるケースは私たちの生活の中にも無数に存在しています。
例えば、人生の分岐点、「結婚」や「出産」・「受験」や「家を買う」などの人生を大きく変える決断をする際には必ずしも答えがあるとは限りません。ですが、このような大事な時こそ「知性」が必要とされるのです。
知能を使うと「割り切ってしまう」
では、「答えのない問いに対して、知能を持って立ち向かった時」どのようになるのでしょうか?
答えは、割り切ってしまうのです。自分で自分の納得するような理由を考えてしまうのです。考えるのをやめてしまうわけですね。自分を楽にしてしまうわけです。
ですが、知性を使うとどのようになるか。
それは「常に考え続けるが故に、決断を下したとしても楽になりません」責任感を感じ、決断の先の未来を見届ける必要があると考えてしまうからです。
スーパージェネラリストとは
本書籍の表題にもある「スーパージェネラリスト」とは、優れた知性を持ち、垂直統合な思考をもつ人物であると定義されています。
20世紀では専門性をもつスペシャリストが活躍し、文化や化学の発展を遂げてきましたが、21世紀では様々な専門性を持つスペシャリストをまとめ上げる「ジェネラリスト」が必要とされています。
ジェネラリストは、様々なレベルでものを見ることができる人物でなければならず、本書で紹介されている「7つの知性」が必要であるとされています。
本書ではさらに詳しく「知性」と「ジェネラリスト」の関係性を説いています。
somekichiの感想
冒頭でも申し上げましたが、somekichiにとって本書籍はとても刺激的で、面白く・興味を引くような内容となっておりました。
当初はkindle unlimitedで読んでいたのですが、二時間あまりで読み切ってしまい、即amazonで実際の書籍を購入したくらい、お勧めできる本です。
書籍としては2014年と若干昔の書籍ではあるのですが、SNSが発達し、誰しもが発言力・影響力を持ち得る今だからこそ必要性が感じられる内容でした。
また、管理職の方には特におすすめであり、組織を運営したりする方には、上に立つものとしての「知性を磨く」という意味で非常に有用な書籍だと感じました。
もう少し早くこの書籍に出会いたかったと思うばかりです。
kindle unlimitedに入っている方は騙されたと思って読んでみてください。とっても面白い一冊でした。
以上、今回は書籍の紹介と感想を述べさせていただきました。
ここまで本記事をご覧いただきありがとうございました。
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