業務を自動化するRPAとは
1.この記事を書いている私とRPAの関係
RPA=業務の自動化のお話です。
私は自治体、民間両方で情報システム部門にいたものです。
NTTデータのRPA技術者検定(アソシエイト)にも合格し、簡単な自動化ができる人です。でも、実はExcelを使った自動化の方が得意です。
余談ですが、書いて欲しい記事がありましたらコメント頂けると励みになります!
2.業務を自動化するRPAとは
RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation)の略で、パソコン上で行う定型的な業務をロボットに作業させることです。
また、簡単ですが以下の特徴があります。
・AIとは違い学習機能はないため、個々判断が必要なものには向きません。
・RPAのソフトは単体では動きません。他のソフト(ExcelやChromeなどの操作を設定するものです。)
・あらかじめ動作方法を設定しておかなければなりません。(設定にはプログラミングは不要で、視覚的に作成できるものもあります。)
※これはノーコード開発と言ったりしますが、それはまた別の機会に触れます。
3.RPAで何ができるか
Excelなどでデータを用意すれば、入力や転記などの定型作業を自動的に行ってくれます。
例えば、以下のことができます。
・Webブラウザでの伝票作成自動化ができる。
・対象者にメールを送ることができる。(設定により、文面変えたメール送信も可能)
・ExcelからExcelへの転記作業ができる。
・決まったサイトにファイルをダウンロードできる。
・帳票を自動的に印刷ができる。
これらの他にもいろんな事ができますね。
4.公務員とRPA
業務改善や働き方改革につながるものとして、自治体で推進が流行りました。令和元年度に「RPA導入補助事業」というものがあり、補助金が出るため、自治体ではこぞってRPAを導入した印象があります。
中には、効果も分からないのに、とりあえず「RPA」という響きだけで導入したところも見受けられます。
5.私が実際にRPAで行ったこと
例えば、年度初めに伝票作成に12時間くらいかかる支出負担行為伝票作成作業を自動化しました。作業時間は、1時間くらいかかりましたが、その間他の仕事ができました。
年度初めは残業が増えますのでこの作業をロボットにお願いできることは、稼働削減だけではなく、業務量の平準化や精神の平穏化にもつながります。
6.RPAを実現するソフト
ライセンスや費用の制約がありますが、以下に資料請求ランキングを掲載しておきます。(商品検索の目安で、営業目的は全くございません。)
ちなみに、私は、所属自治体が使っているという理由でWinActorの使い手です。
また、Excelを自動的に動かす方が好きです。
7.この記事の最後に
この記事でRPAが、ふんわりどんなものかわかっていただけていたらると嬉しいです。次回のRPA記事は使った自動化と業務プロセスの効率化について触れたいと思います。
民間経験のある公務員情シスに書いて欲しいと思われた記事がありましたら、コメントのほどよろしくお願いいたします!(励みになります!)