solo@転職族公務員(IT採用、現水道経理)

民間3社、3自治体を経験。大阪府在住。某市職員(情報系)。 元SE・経理。IPAのIP…

solo@転職族公務員(IT採用、現水道経理)

民間3社、3自治体を経験。大阪府在住。某市職員(情報系)。 元SE・経理。IPAのIP、FE、AP、SM、PM合格。今年の目標は、賢く、楽に、シンプルに。役所の残念デジタル化を止めるために奮闘したい。投稿は個人的な意見です。所属とは無関係です。

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3回公務員になってみて

1.はじめに  経理や給与、SE、福祉系や情報系の公務員をやってきました。キャリアプランを描くためにいろいろしてきたなという感じです。  その経験が誰かの役に立てば、社会の役にも立つかなと思い、細々と公務員試験や行政実務、SE実務のことを書けたらいいなぁと思っています。 2.公務員試験  一応、3回合格しているので、そこそこのノウハウは持っていると思います。結局受かるのに必要な力は基礎能力(筆記や作文の能力)+思考力+コミュ力になるのかなと思います。ただし、合う合わない

    • 子育てとスキル磨きの両立

      私は2人の子育て中です。子どもが寝てから、公務員コミュニティの運営や資格取得の勉強に時間を充てています。 その理由は、いい仕事をするためにスキルアップがしたいというのと、IT採用なのに現職では非IT業務に従事しているのので、知識・スキルの維持という意味合いもあります。 職場(特に、管理職)では、そういった取り組みに否定的な意見があるもの事実です。 そういった意見に負けないように、スキル磨きの利点について考えてみました。 1.将来への投資以前に記事を書いた通り、資格取得がこれ

      • 役所のインボイス対応でヤバイと思ったこと。

        令和5年10月1日から始まるインボイス制度。インボイスを受け取らないと、今までどおりに納付する消費税の税額控除ができなくなります。一方で、インボイスを発行するには、消費税の免税事業者だった事業者も課税事業者とならないといけません。(免税事業者だった事業主は大打撃だと思います。フリーランスの方などもそうですし、多くの免税事業者を相手にしている課税事業者もそうだと思います。) この制度はいろんな立場の方の利害が入り交じるのですが、私は、まず、自治体職員として、やるべきことはやっ

        • 運用に意識を向けた業務評価の重要性

          私が普段考えていることを原稿用紙1枚分くらいで、ChatGPTにつぶやいたところ記事を書いていただきました。この記事はその内容を少し加筆したものです。 業務の評価は、ルーティンワークをこなす能力だけでなく、運用の根本を理解し、適切な対応ができる能力を持つ人を評価すべきです。 しかしながら、現実には評価者である管理職が、運用の重要性を意識できていないケースが少なくありません。 この問題は、組織に大きな悪影響を及ぼし、優秀な人材の離職につながる可能性があります。この記事では、運

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          「自治体情シス担当のシゴト」を読んで

          最近、公務員の方から「ぎょうせいから出版された『自治体情シス担当のシゴト』の書籍を読む!」というお声をお聞きしたので、流れに乗って私も読んでみました。実は3月上旬に予約しており、3月の最終週には入手しておりました。 この本は、情シス初心者だけでなく、数年情報部門で勤務された方にも是非読んでいただきたい書籍だと思いました。 その理由を簡単に記事にさせていただきます。 1.情シス歴6年の私の感覚とも一致している本書では、前書きで「情シスは総合格闘技」と紹介されていますが、本当に

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          デジタル人材の無駄遣い

          1.デジタル人材として公務員へ私が、公務員を一度やめた理由は大きな理由は、以下の記事でも触れましたように「ざんねんなシステム導入」を目のあたりにし、私がそれを止める動きを行ったため、IT業務から組織的に外されたことが大きいと思っています。 こんな私でも、IT企業(一応は東証一部の関連企業)でリーダー採用されるのですから、SEとしても無能ではなかったのかなと思います。そして、IT採用の公務員として現職に落ち着いたのも、1人の職業人として役所という公的機関こそ、効率的な運営がな

          好きなExcel関数

          私は自治体の情報部門6年目なのですが、情報部門に数年いると「プログラムは何でもできるし、Excel関数ぐらいなら何でも知っているでしょ」と言われるのですが、何でも知っているわけではありません。むしろ、知らないことの方が多いと思います。 IPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験のプロジェクトマネージャ試験、ITサービスマネージャ試験、応用情報技術者試験などに合格していますが、「その程度のExcelスキルで、高度試験に合格できるのはなぜ?!と不思議に思われるかもしれません。

          プロジェクトマネージャ試験を終えて

          先月に情報系の国家資格であるプロジェクトマネージャ試験の合格証書をいただきました。今、感じていることや、プロジェクトマネージャ試験を受けてよかったことを記事にまとめたいと思います。 1.合格証書をもらったときの感想合格証書が送られてきたときの感想は、感無量でした。その理由は、7年前、経理と福祉しか経験のない素人が、情報部門へ行き、「用語が難しすぎて何言ってるか分からねぇ」と思いながら、日々の業務に耐えた過去に報いることができたと思うからです。努力を積み重ね、やっと、自分も情

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          手段が目的化するシステム導入

          本日は、公務員界隈のシステム導入について、現状と想いを書かせていただきます。自治体現場を見ていますと、システムを導入するという手段が目的化していると感じることが少なくありません。そんなエピソードをご紹介します。 デジタル化はインパクトが重要?!私は、複数の基礎自治体で、RPA(Robotic Process Automation:ロボットを使った業務の自動化)の導入、運用担当を経験しました。あるRPAツールの有資格者でもあります。 RPAについては、以下に記事を書かせていた

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          資格取得のススメ

          私は年1つのペースで資格取得を目標としています。2022年もIT分野の国家試験であるプロジェクトマネージャ試験にも合格し、細かい資格も含めて、取得資格が18になりました。最近、リスキリングという言葉も流行っていますので、資格取得のメリットについて、まとめてみたいと思います。 1.資格取得の目的資格取得やその過程は、大きく言えば人生を豊かにするための投資が目的だと思います。細分化すると以下のようになると思います。 ①仕事に関係する資格の場合 今の私は、いい仕事の下地とする

          ITパスポートのススメ

          1.ITパスポートいかがですか私は行政で情報部門に6年ぐらい在籍していますが、DXの一環などで業務を効率化したいなら、ふんわり情報技術(IT)について勉強するのも一手なのかなと思っています。私は必ずしも全てをデジタル化をする必要がないという立場の人ですので、やらないという選択肢もいいと思っています。ただ、やらないという選択肢を意識できるようになるにはITスキルは不可欠なのかなと思います。何事も知っていることは大きいのかと思います。 DXについては以前記事を書いていますので、

          ねじ曲がった論理性

          経験されたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、上司・先輩の指示が論理的におかしいと思うことはありませんでしょうか。 私は社会生活で何回も感じました。その論理的におかしいという構造の1パターンを紹介したいと思います。 1.AならばB「AならばB」は高校の数学で習うと思います。 例えば、「鶏であれば鳥類である」といった論理関係です。 これらをA⇒B、鶏⇒鳥類と表記したりもしますね! なぜ、この論理の話を学校で習うかというと、これを理解していないと物事を正しく伝えられな

          ざんねんなRPA

          先日、「業務を自動化するRPAとは」という記事を書きましたが、RPAも上手く使えば、業務効率化の一助となります。しかしながら、RPAを使うことを目的にすると、ざんねんなRPAが出来上がってしまいます。 今日は、ざんねんなRPAについて、お話します。 1.今回のタイトルの由来 「ざんねんな情報共有ずかん」というページが好きでよく拝見しています。これはCybozuさんの販促ページでもあります。ただ、本当にそうだなと思っているので、このページをよくエピソードとして使っています。

          自分だけセルフでペーパーレス研修

          私は自治体の新規採用職員なので、年に数回、新規採用職員研修を受けています。(公務員歴9年目、システム関係職歴6年目なので、自治体のことは素人ではありません) 先日受けた研修が、このような環境の研修でした。 1.突っ込みどころ満載の研修環境 資料は紙配布のみ 講師は投影もしない 座学とグループワークの半々 パソコンは持ち込んでもいいが電源の確保はしない 支給されているパソコンの電池はもって3時間 ネットワーク環境には接続しない レポートは電子データ(文字打ち込み

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          デジタルに関係する?DXとは?

          最近、デジタル用語の「DX」という言葉を耳にすることが増えてきたのではないでしょうか。この記事は、DXとは何か?を私の見解を交えながら、紹介と思います。 1.DXとは? DXは「デジタル・トランスフォーメーション」の略です。英語で言うと、Digital Transformationですね。Xじゃくて、Tじゃない?!と思われるかもしれませんが、英語圏はTransをXと略すそうなので、Xでいいみたいですね。そして、このDXはどういう意味でしょうか。 総務省のHPで定義を調べて

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          RPAを使った成功体験

          前回、RPAとは何者かという記事を書かせていただきました。今回はRPAを使って成功体験を積むことが、業務改善への一歩であるという記事を書かせて頂きます。 1.私が業務改善を始めるまで 私は就職氷河期(リーマンショック時代)だったこともあり、社会人の初期を経理や給与業務を行う派遣社員や契約社員として過ごしました。生き残るために、スキルを身に付けようと思っていました。そこで出会ったのが、ExcelVBAやAccessクエリでした。休みの日にパソコンを持ってマクドナルドで勉強を