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実録!田舎の街コンの実態【前編】

※このnoteは実体験をもとに、限りなくノンフィクションに、忠実に事実を再現していますが、特定を避けるため所々をぼかしたり、フェイクを入れているかもしれませんし、そうでないかもしれません。

はじめに

登場人物:アラサー限界独身男性の僕
正社員としてしっかり働いているけど、その実態はグータラ実家寄生アルティメットこどおじだよ。救いようがないね☆ミ
このままじゃいけないと思って心機一転、ネットで見かけた街コンに応募してみたよ。


街コン応募に至るまで

来たるXデー

時は2022年春…または夏、もしくは秋かもしれないし冬かもしれない。
家でゴロゴロしていると、家電に一本の電話がかかってきた。
ご存知の通り(?)、僕に電話をかけてくる奴などいないので100パー親が対象の電話なのだが。

なんと、この日、かかってきた電話は結婚相談所からだった…


VS結婚相談所

『ご子息様にですね~、〇〇で✕✕な話がありまして~。今の年齢が本当に大チャンスなんですよ~』
みたいな内容の話が受話器から漏れているのが聞こえる。

電話に出た母は
「はい、大変ありがたいのですが、本人にその気がないといいますか…やはり、本人がやる気になりませんと…ええ…」
何とも悲しそうな顔をしていた。
全国のみんな~、僕みたいになっちゃダメだぞぉ☆ミ

「はいはい、では近いうちに。ええ…資料も頂けるのですか? そうしたらこちらの住所へ…」
おーい、勝手に話を進めるなー👆️💦💦
あの時、僕はスーパーマリオくんだった。
沢田ユキオ先生、僕の家にはなぜかコミックスが30巻くらいまでなら揃っていますよ。


ワンクッション置きましょうよ

いきなり結婚相談所は~ヤバすぎる!
楽◯モバイルのCMバリに叫んだ僕は、
「ちゃんと出会い探すから!」と、力説。
ここで言う「ちゃんと」は、子どもがペット飼う時の「ちゃんとお世話するから!」と動議。
つまり、やるわけがない。僕のお世話してくれる人は随時募集していますよ👍️

と、ひと悶着あったわけで…
まあ、確かにまともな出会いを探そうと思ったら、この年齢くらいがラストチャンスだよな。
そういう冷静な思考もできるインテリジェンスな僕は、自ら出会いを求める行動を起こすのだった。

そもそも冷静な思考ができるのなら、この年まで独り身じゃないですよね?
時として正論は人を傷つける。俺の心はボロボロだ。


田舎で異性に出会うには

僕は無い知恵を絞って考えた。
女の子と確実に出会うには、どうすればいいのか。

最初に思いついたのはマッチングアプリだ。
しかし、マチアプはイケメンの狩場だとインターネット上級者の僕は知っている。
イケメン、女、弱者男性の三権分立で成り立っているからね、マッチングアプリは。ここテストに出ます。(参考文献:公民の教科書)

しかも、顔写真とか本人確認とか、個人情報をネットに上げるというのがどうしても遠慮願いたい要素なのだ。
いや別に困ることがあるわけではないです。誓って殺しはやってません。

そして見つけた確実に出会える手段。それが街コンだった。


騒ぐんだよ…俺の中のジャーナリズムが…!

自分にあった街コンを見つける

このご時世、街コン◯◯(地名) で検索すれば山のように情報が出てくるわけで。
その中からさらに自分に合ったやつを見つければいいわけだ。
例えば、スポーツとかキャンプが好きな人は【アウトドア派集まれ~!】みたいな奴を見つけて応募すればいい。単純明快。

よし、どれに応募してやろうか。
【ハイスペ男子限定!】
これはヤバいですね。社長だの医者だの国家公務員だの最強なカードを持ったやつらしか参加できませんからね。まあ僕もハイスペックで、尖りに尖ってますよ、性格だけが。これじゃあ参加できんか?無理に決まってんだろ。

では、こちらはどうか。
【20代大募集!スイーツビュッフェ】
うん、タイトルは20代大募集ってなってるけど、募集要項には32歳までって書いてあるんだよね。だけどね、これ下手したら僕が参加者最年長になるパティーンが考えられるんだよね。
「え?…なんかおっさん混じってるんだけど…」そうなったら僕はもう耐えられないからね。泣くからね。人前でも。


なんやかんやで年齢で募集かけてるところは安牌

最終的には
【アラサー恋活・婚活!スイーツパーティー】
というものに応募した。

理由は3つあって、まずは募集年齢。
30歳~40歳までなので、比較的同年代が集まって、浮くことはなさそうな点。
2つ目が、スイーツパーティーというところ。
僕自身甘いものが好きなので、まあ来る人はみんなそうだろうけど、話が膨らませやすいかなあという安直な考え。
そして3つ目。これが一番重要なんだけれど、集まった中で僕が最若手になる可能性があるから。狡い、狡いねぇ。鶏口となるとも牛後となるなかれ、だよ。
上記の【20代】だと全く戦えないかもしれないけど、こっちなら若さを武器に戦えんだよ!
いやマジで特に学生に向けて声を大にして言いたいんだけど、若さってマジで最強の武器だから。無駄遣いしないで大切に使ってあげて~!


好奇心は猫をも殺す

応募した【アラサー恋活】は、調べてみるとなかなか人気のイベントのようで、女性応募はもう締め切っていた。
男性急募!という案内の通り、男性の料金がかなり安くなっており(※内容にもよるが、女性はタダ同然の場合がほとんど)、お財布にも優しく感じた…のだが。

街コンはいろんなサイト・会社が運営しているのはご存知だろうか。
僕はその応募したサイト以外にも、どんなサイトがあるのか興味本位で調べた。調べてしまった。

すると…

先ほどの【アラサー恋活】と同じ日付、同じ場所、同じ料金で情報が掲載されているのを見かけた。
その時は、「まあ、こういうのってリ◯ナビ、マ◯ナビみたいに複数のサイトに載せるよな」としか思わなかったのだが…

人数がおかしい

そのことに気づいてしまった。
僕が応募したサイト(以下A)では、もう女性は満員で応募不可になっていたのだが、こちらのサイト(以下B)では、絶賛募集中だったのだ。

???

Aでは、『参加者15人突破』とか書いてたのに、Bには全くそのような情報が出ていない。主催者も同じなのに…なんでだ?
極めつけは、Bでは女性急募になっており、女性の参加者が少ないことが読み取れた。
何だこれは一体どういうことなのだ?


調査しよう!街コンの実態

いやもうこれ、蛇が出るか蛇が出るか、そういう状況じゃん。僕はもう笑いを堪えきれなかった。僕の直感が告げている。この街コンはヤバいと。
しかし、もう参加費は引き落とされてしまったし、キャンセルすれば金が失われるだけである。それならもう、仕事感覚で参加して田舎の街コンの実態を暴いてやらぁ!と、逆に(?)テンションを昂らせた。
この事態になった時点で、「これ、どう転んでも面白いじゃん」と僕は楽しみで仕方なかった。そして、帰ったら絶対記事にしようと決めた。これが僕のジャーナリズム。仕事でやってるから!


そして、ついに街コン当日…!
会場となった喫茶店で見た真実とは…!

思いの外、長くなったので分割します。

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