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飯山、野沢温泉、道の駅。妹家族と母とぶらぶら

うちの母親は老婆のふりを時々する。
85歳なので、歳的には老婆という言葉で間違いないのだが、実像はだいぶ元気。
4年前に私が日本へ来る直前に突然、母は甥と一緒にオランダへやってきた。その時81歳。
ロッテルダムへ甥と二人で行ったはずなのに、どこかの地下鉄駅で別れ、甥は好きなところを一人で回ったらしい。(おいおい甥っ子どうした!)
中央駅でうちの母は待ってるといい、地下鉄に乗った後に間違えた駅に降りた。そこから通りすがりのオランダ人に拙い日本語(!)で何人にも話しかけてなんとか中央駅まで歩いたらしい。呆気である。甥とは無事落ち合って帰ってきた。英語も喋れないのに!

前日までの二泊三日も、杖を持っての移動であるに関わらず、杖でつかないで振り回すだけで、私についてきた。
もちろん母が疲れた時は彼女は休み、私だけが動いてはいたけれど。(甥と私はやはり一緒?)

ところが、この日(11月12日)ときたら私の妹が優しいのに甘え、どこへ行くにも妹の腕にぶら下がり状態である。ダメダメである。老人に足りないのは、筋肉。甘やかしていたら筋肉はつかない。

「あなたと違って、xxxの方は優しいから」といわれたが、どういうものだろう。まぁ旅行日4日目である。私でさえ疲れた。彼女も流石に疲れたのかもしれない。

タラタラと出発、まずは高橋まゆみ人形館へ


この日は、長野市外で働いているも週末なので戻ってきていて(まるでイタリア文化!)5人で、義弟が運転する車に乗り、長野を午前中に出発。


いつものように安定の運転 ご苦労様!
景色は最高


飯山の『道の駅』でまず一回めの休憩。そこでそばを私は大盛り。
それぞれ好きなものを食べ、買い物をしてまた出発。義弟が、『高橋まゆみ人形館』へ母を連れて行きたいということで、同行する。最近彼の母が介護施設に入ってから、彼はとっても義母にめちゃ優しい。元々ドライブ好きな妹夫婦。母を今年は色々なところに連れて行ってくれたらしい。感謝!

紅葉が綺麗な高橋まゆみ記念館

高橋まゆみさんは長野市生まれ、飯山に住んでいるらしい。60代。


このお人形類など、私の趣味では全くないけれど、いつものようにじっくりビデオまで見て廻ってるうちに母だけ既に外へ。とにかく自由気まま。飽きたらしい。

野沢グランドホテルで温泉。露天風呂最高


この後は、野沢温泉へ。今日は日帰り温泉だ。車がないと来るのが難しい場所ではあるけれど、無料の日帰り温泉も多くあり、温泉巡りをする人が、東京からも来るらしい。ちなみに野沢温泉の手前の飯山はお寺めぐりをする人に溢れていてどちらも、上田より、車の往来が盛んだった。

私たちは、野沢グランドホテルをチョイス。真湯温泉からわずか200mの場所。一日券一人1000円。

ここに泊まっている人々は、なぜか、無料の方の温泉へ行くはずという読みは当たり、温泉はガラ空き。貸切状態である。

上の階に、露天風呂があるんで、ホテルに泊まってる人は浴衣で移動? 私たちは一度普通の温泉に入った後、適当に洋服を身につけ上の階に上がる。少し面倒。しかしながら、上まで行ってよかった。

野沢の町が良く見える最高の展望。とても熱い。

露天風呂の黒い湯の花は、もう一度入りに行くと、に変貌。その時の気温に応じてカメレオンのようにお湯の色も変化している。そして熱い。野沢温泉はどこも熱いらしい。つい調べてしまった。


この下のサイトに温度が書いてある。

温泉ガイド


野沢グランドホテル


野沢温泉の道祖神

知らなかったが、1月15日にこの道祖神、奇祭が毎年あるらしい。至る所に、この道祖神があった。

この「三夜講」と25歳の厄男は、祭り当日はもちろんのこと、準備のために1週間以上も仕事を休んで作業にかかります。地元を離れている厄男も、よほどの予定がない限り、この祭りの日には村に戻ってこなければいけません。祭りにかける本気度が違います!

上のサイトからの引用

このお祭りに参加しないと男子は一人前になれない、のけものになると書いかれており、現代の八つ墓村か? というのはさておき、イタリアのシエナのお祭り、パリオ祭の時のようだな〜と。すごい情熱。

この露天風呂、時間を置いていくとまた違う色になっていた。
露天風呂の外観(どうでもいいけど)


「いいお湯でした」
これで、湯の花をとる。


神戸のイチョウの木と恐竜のフン


最近有名になりつつある神戸の銀杏の木を見に行くと、ずっと木の周りを歩きながら、観光客にこの木のことを喋り続けるおじさんがいた。
一体誰なのか、分からないけどものすごい情熱! 毎日そこにいるらしい。何を話しているかというと、

『イチョウの木が世界中にあるのは、2億年前の恐竜時代に遡る。恐竜がイチョウを食べてうんち(フン)として出して撒き散らしたからです』

ということで、聞いていた家族全員で、恐竜のうんちが、うんちがと、笑いまくってしまった。他の人たちは真面目に聞いていた。

妹にぶら下がってる母は左


義弟と甥


野沢の長閑な風景
ザ 日本
もう暮れだしている

帰りは、道の駅に二つ寄る。どうやら母が、野沢菜漬けの良さそうで安いのを買いたいとか言ったらしく、道の駅二つ寄って、いいのをと探す。
結局選んで買ってきたのは、いまいちだったらしい!(浅漬け状態)その後また、スーパーへ。

夜は妹宅にお邪魔して、ご飯を食べる。この日は、2969歩。
義弟のおかげで、あまり歩くこともなく綺麗なところをたくさん見て、温泉で癒された気がする。ありがたい。

11月13は、母と一緒に指圧に行ったり、餃子をたくさん作ったり。
指圧院では、『木を植えた男』と、「百万回死んだねこ』が置かれているのに目がいったので、速読で読む。速読が、あれですが感動。

14日 前から母が気になっていたという食器棚の断捨離。というか、捨てるというより整理整頓になる。全て食器を出して、洗って、中にまた入れる。すごい疲れた。オランダへ持っていく薬や食品も買い込む。家族全員で喜んでくれたので、良しとしよう。このお家にもお世話になったのでそのお礼。

11月15日、諏訪行きの話は次で。



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