【Criteo】クリエイティブ施策で成果改善する方法
Criteoチームで運用を担当している赤塚 怜央です。
前回のnoteでは、Criteo広告のSMB領域におけるソウルドアウト社の取り組みについてご紹介しました!
Criteoについての詳しい概要は、LISKULの記事でご紹介しておりますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください!
いきなりですが、Criteo広告といえばどのような印象をおもちでしょうか?
・タグ設置は複雑で難しいけれど、運用工数があまりかからない
・精度の高い機械学習を駆使しているので、成果がいい
など、タグ・フィードの初期設定さえ整備すれば、手間をかけずに成果を上げられるのがCriteo広告の強みと言えます。
しかし、成果を最大化するためにはプラスαでできる施策がたくさんあるんです。今回はクリエイティブ面の施策を紹介していきます!
基本的なクリエイティブについて
デザインパターン
Criteoのクリエイティブは、8つのクリエイティブ最適化要素を掛け合わせ、最大約17兆通りのパターンが配信されます。
クリエイティブフォーマット
様々なフォーマットがあり、下記が主要な3つです。
Criteoの機械学習が、より成果の出やすいクリエイティブを適切に判断して配信します。
プラスαでの訴求ができる「クーポン」
Criteoは、基本的にフィードで記載した情報がクリエイティブに反映されます。しかし、クーポン機能を利用すると、フィードの内容と静止画の訴求を交互に表示させることが可能になります。
クーポンの種類
クーポンには、静止画を反映させる箇所で「ロゴエリア」と「フルフレーム」の2種類のレイアウトがあります。
クーポンサイズ一覧
実施したいクーポンのタイプに応じて、下記のサイズの素材(「.jpg」または「.png」)をご準備ください。1サイズ~実施可能ですが、1つでも多くのサイズを入稿すると、反映できるフォーマットの数は多くなります。
効果的なクリエイティブ
ただ単にクーポン機能を利用すれば、成果が出るというわけではありません。一目でユーザーにとってのメリットを提示することが重要であり、そこからサイト来訪、最終的には資料請求や購入に至ることが目的です。
▼例えば、下記のようなケースが考えられます。
①EC系アカウント/セール開催を訴求
また、クーポン機能はクリック時の遷移先を指定できるため、セールの特集ページに誘導
②EC系アカウント/「期間限定で送料無料」キャンペーンを訴求
③アパレル系アカウント/季節に応じたバナーを利用して訴求、特集ページに遷移
④資料請求の申込みをすると、特典がつくことを訴求
(例えば「資料請求すると〇〇ギフト1,000円分プレゼント」など)
⑤「業界実績No.1」などブランド力を訴求
導入事例
①ECアカウント/「期間限定で送料無料キャンペーン」訴求
②人材アカウント/「〇〇系求人掲載数業界No.1」訴求
クリック率に大きな変化は見られませんでしたが、獲得率は上昇する傾向にありました。クーポンでアピールしたい内容を訴求することで、ユーザーの流入目的が明確になり、獲得率の向上に繋がったと考えられます。
商品の特徴が一目で分かる「バッジ」
Criteoのクリエイティブに反映されるのは基本的に、フィードに記載した商品名・商品説明・価格の内容です。ただ、複数の商品が並んでいるだけだと、商品の特徴が分かりづらいことが多々あります。そこで、バッジ機能を駆使することにより、一目で商品のメリットを訴求することができます。
バッジにも様々な種類がありますが、ここでは特に抑えておきたい「エクストラバッジ」と「ディスカウントバッジ」の2種類を紹介します。
エクストラバッジ
クリエイティブ上に、正方形または長方形のバッジを反映できます。使用する文言は基本的に自由です。
バッジ素材規定
効果的なクリエイティブ
▼文言は例えば、下記のようなケースが考えられます。
①EC系アカウント/商品の「SALE」「送料無料」「New」を訴求
②スポーツ用品を扱うECアカウント/「ミズノ」「NIKE」「PUMA」などブランド名
③不動産アカウント/「東京」「大阪」「愛知」など都道府県
④教育商材を扱うアカウント/「小学生」「中学生」「高校生」など対象年齢
導入事例
①教育アカウント/商材の対象年齢のバッジを付与。
②人材アカウント/新着求人に対して「New」のバッジを付与。
クリック率は低下しましたが、獲得率は上昇する傾向にありました。ユーザーのアクションのきかっけになる情報をバッジで訴求することで、獲得に結びつきやすくなっていると考えられます。
ディスカウントバッジ
クリエイティブ上に、「-〇%」と割引きを訴求できます。
実装方法
EC用フィード(Criteoには、EC用と非EC用の2種類のフィードがある)内の「price」「sale_price」カラムにそれぞれの金額を記載します。入力した価格の差分が、クリエイティブ上に「-〇%」「〇%OFF」と表記されます。
導入事例
ECアカウントで導入しました。
クリック率、獲得率ともに上昇しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?どの施策についても簡単に導入できるので、この機会にぜひお試しください。
【執筆:赤塚 怜央】
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