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Ayurveda

インフラを声で🎤支えるアナウンサー・ヨガ講師の奥窪峰子です。

インド伝統医学・アーユルヴェーダ(生命科学)は、万物は、宇宙の5代元素に置き換えられると考えられています。

約5000年前のインド哲学です。

まず、「空」が生じ、

動きが加わり「風」になり、

熱が加わり「火」が生じ、

重みが加わり「水」になり、

陰が加わり「地」が生じました。


宇宙の一部である人間の器官も、

5代元素のバランスと繋がっています。

「空」は、口腔鼻、聴覚

「風」は、筋肉の動き、触覚

「火」は、消化、知性、視覚

「水」は、体液、味覚

「地」は、骨、歯、嗅覚

など関連付けられています。


インド伝統医学では、診断するときに、

5代元素の組み合わせからなる

3つの生命エネルギー Tri Dosha トリドーシャ

という概念を用います。


Vata ヴァータ 風・空 動きのエネルギー

Vataが対応している場所は、

生殖器より上からおへそより下です。

季節は、秋冬。

担当する時間は、夜、老年期。

Vataタイプの特徴は、痩せ型。

体質は、冷え、乾燥。

性格は、自由を好む。


Pitta ピッタ  火・水 変換のエネルギー

Pittaが対応している場所は、

おへそより上から胸の下です。

季節は、夏。

担当する時間は、昼、思春期から中年期です。

Pittaタイプの特徴は、中肉中背。

体質は、暑がり。

性格は、リーダータイプ。


Kapha カパ  水・地 構造のエネルギー

Kaphaの対応する場所は、胸より上です。

季節は、春。

担当する時間は、夜明け、誕生から若年期です。

Kaphaタイプの特徴は、ふくよか。

体質は、浮腫やすい。

性格は、のんびり。


Ayurvedaでは、3つの生命エネルギー 

Vata Pitta Kaphaの

バランスが取れていることが、健康的であると

されています。


また、7Dhatus ダートゥ 

組織が、正常に働いていることも大切です。

Asthiアスティ 骨

Shukraシュクラ 精液

Rasaラサ 体液

Raktaラクタ 血液

Maamsaマムサ 筋肉

Medaメダ 脂肪

Majjaマジャ 骨髄


そして、Agni アグニ 消化について、

食べ物の変換、Jathragniジャタラグニ

5代元素の変換、Bhuthagniブタグニ

7組織の変換、Dhatuagniダートゥアグニ

これらが成され、次の排泄へと

プロセスが進みます。


Malas マラ 排泄物は、3種。

Moothraムートラ 尿

Sakrtサクルト 便

Sweda スウェダ 汗

これらが、排泄されることが、とても重要です。


西洋医学と、インド伝統医学では、

概念が、異なります。

西洋医学のご隠居ドクター・父が、

私が幼少の頃、興味深いことを言いました。

人間には、目には目の核があり、

心臓には心臓の核がある。

それぞれの器官に、1つずつ核があるのだけれど、

ただ1つだけ、全ての核を備えた細胞というのが

存在するの。

それが、何かわかる?

人間の受精卵はね、全能な核から成るんだよ。

1つの細胞に、人間に必要な、

全ての核を備えているの。

これほど、素晴らしい存在はない。

こればかりは、科学や人知で、はかりしることは出来ない。

命は、かけがえのないものだよ。


西洋医学が、病気の治療に特化しているのに

対して、インド伝統医学は、宇宙構造から健康を定義しています。

古代の知恵、Vedaヴェーダから、

はかりしれない何かを、知ろうとするのもまた、

命の素晴らしさであると思うのです。


インド哲学には、自分自身についての知識を

学ぶ者には、命を大切にするという資質が

求められています。


solayogaプライベートレッスンでは、

細かなヒアリングをしながら、

お一人お一人に合った適切なヨガの運動や食事を日本の環境に合わせて、お伝えしています。

covid-19の影響を受けて、衛生管理に注意を払い

レッスンを行なっています。





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