《創詩》〜SATANO〜

我が凱歌がいかの実在よ

湧わき上がる無限なる生命よ

それはいずこより来たり

果はたして、いずこへ至いたる

瞬間に現れ、 ときに瞬間に消えゆくにも似て

なれど有り、なれど無きが如く

ある時は紙の面裏

ある時は彼方かなたの光年

刹那せつなにあり、なれど永遠の旅路

常に始点、常に終局

此処ここにあらず、彼処かしこにあらず

ゆえに触れず、なれど五体ごたいに出いづる

おまえは此処ここまでと線を引かれたら、

その度に、一歩超えゆく勇気を持て