所感 4
何が君を変えたのか、それはわからぬ
しかし、その姿から、言葉にならない思いと来し方とを、手のひらにとる
君は人生にあふれんばかりの愛情をそそいできた
幸福の未来を信じたのだ
ともに、満面の笑みをうかべた
楽しくも美しき人生の瞬間を疑わなかった
なれど、運命の闇は、君の心に影を落としたのであろうか
瞳からあの光は消えていた
そして、袂を分かつように、君は後ろを向いた
ありったけの言葉も、湧きあがる思いも、君の心にはとどかない
桜花の七分咲き眩しき空も、ときに悲しく滲むことを知った
思えば人生など、どう変わるかわからぬものとは、誰人も知る
そうであろうと私は、君の最後の勝利と幸福とを、いつまでも祈り、待っている
君の未来に凱歌と栄光あらんことを天地に願い、うったえる
なぜなら、愛情にあふれた喜々たる君は
私の理想なのだから
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