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家族という縁。

親の問題は子供に影響する。
というのは、一般的によく知られている話です。
しかし明らかに問題を抱えている親とその子供ばかりでないことがよくあるし、自分自身が当事者の場合、親の立場でも子供の立場でも、客観的に理解して認めるまでには時間と葛藤が必要なことが多いです。

また子供というのはどのような親であっても理解しよう、受け入れようと愛そうと努力する傾向にあります。愛されたいから。
機能不全の関係であるほど愛憎や期待と絶望等がより濃く混ざり、なぜ親子として生まれてきたのだろうと思い悩むことも少なくありません。
また子供は無意識に親の希望に応えようとする傾向にもあります。愛されたいから。これは組み込まれたプログラムのようなものです。

アダルトチルドレンや親子間で共依存が起こるケースもあります。
組み込まれたプログラムから自己確立の一歩が生まれるには子供時代に反抗期(自己主張の時期)があるかが大切ですが、反抗期を経ていない場合にアダルトチルドレンや親子間の共依存は起こり得ると考えられます。

高次元領域から見ると、親と子の精神領域のバウンダリー(境界線)がずっと繋がってしまっています。反抗期を経て親と子の間にもバウンダリーができ、子供は親と自分は別だとわかり、自己確立へと進みます。しかしそうならなかった場合、互いに繋がり合ったままで子供は自己確立が進まず、上記のようなケースに当てはまることがあります。

当サロンでこのような状態から抜け出すお手伝いをする場合は、まずコーザル体部分にエネルギーワークを用いてプロテクションを張り、自他を区別できるようにします。5次元領域でのワークなので、無意識に自他の区別を認識します。またこの境界線は自分以外のすべてをシャットアウトするようなものではなく、学ぶべき必要なご縁を無理なく受け入れるように構築されています。一回の施術の効果は2週間ほどで、成人の場合は2カ月間で2週間おきに施術を受けて頂くことをお勧めしています。
可能であればその間にカウンセリングを受けてもらいます。またこちらの見立てとご自身のご希望に応じてインナーチャイルドを癒すワークや自立心を促すワーク等を組み合わせる等、親子関係の学びを見出し縁が成就するまでをサポートします。
(最初の必須ワークはサイキックプロテクション®プレミアムです。詳細は各種ワークのマガジンをご覧ください)

ご縁の成就にはいろいろな形があります。
お互いに仲良く手を取り合う円満な関係だけがご縁が成就した形とは限りません。血のつながりがあったとしても、学びのあとに縁が切れる結果になるのも成就のひとつです。
ご縁の成就というテーマにおいて大切なことは、その人との関係を通して自分の愛や人生で大切にしたいこと、悩みや問いの答えを見つけることです。それが訪れた時がご縁の成就と言えます。その後に関係を続けるか離れるかはその時に選んでいいんです。自分がどうするかはその時にわかります。

まずご縁から学びや気づきを得ようと努めることです。気づきや学びを見出せないまま憎しみ等を抱えて安易に逃げても縁の成就とは言えず、同じ人もしくは別の人で同様の学びが現れます。……でももしそちらを選んでも同じ学びは続きますから、それはそれで良し。とも言えますね。

親子の不協和音で苦しんでいる人の多くは、自らを家族神話に縛ってしまっているケースもあります。あなたがもしそうなら、これまでの苦しみは必ず生きてく上での糧となっているから、幸せの形は様々であることを受け入れて神話から自分を解放してもらえたらいいなと思います。
その人との関係において愛を知り、自分の中から答えが出て、自分の幸せのために離れたいという気持ちが出た時、家族であっても、感謝と共に関係を終わりにしてもいいと自分に許可を出してほしい。
共に人生を分かち合うばかりが愛ではなく、個々の幸せを祈って別々の人生を生きることも愛です。



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