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退職が怖いあなたへ(続)

京大卒元メガバンカーで今はアパート大家したりオンラインサロンを運営したりシーシャバーに出資してみたり、ライターになる予定の総一郎です。


昨日『退職が怖いあなたへ』という記事を書いた。

誰でも慣れ親しんだ環境を飛び出るのは怖い。

例えそれが苦しい環境だったとしても。

怖さゆえに、退職しない理由が次から次へと思いついてくる。

そんな恐怖の取り除き方を昨日はいくつか述べたが、今日はその続きを書いていきたい。

#写真は全然関係ないが家の近くのBARでいたただいたカクテル
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▼退職が怖いあなたへ(続)
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昨日は、退職が怖い一番の理由は上司や同僚の反応なのでは?という話をし、

どんな反応が来ても切り返し方さえ事前に想定しておけば怖いものなど無いという話をした。

職業選択は自由なのだから、本来退職理由がどんなものであろうと通らないはずなど無いのだが、気をつけるべきポイントが有り、

相談ではなく決定事項として報告するべきだということと、退職日を明確に告げるべきということも書いた。

「もうちょっと働いて欲しい」となんだかんだ退職を延期されてしまわないように、

「退職日は自分でもどうしようもない他者の決定事項である」と聞こえるような退職理由を伝える必要が有り、最悪嘘でも良い。

という話をした。

今日はこの続きだ。

●退職理由の真偽
まずは「嘘の退職理由を告げるなんて有り得ない!」という声が聞こえてきそうだが、もちろん嘘をつかないに越したことは無い。

もし職場の人間関係が良好で退職後もプライベートで関わっていきたいのであれば嘘をつくのは信頼に欠けるので避けた方が良い。

ただ、もし今の職場に居続けるのが苦しいとか、職場の方々と退職後も関係を続けるつもりが無いのであれば嘘でも構わないだろう。

職場の方々からしたら、退職するという事実が変わらないのであれば退職理由の真偽などどうでも良いのだ。

退職されたら迷惑と非難する人はどんな理由であろうと非難するだろうし、背中を押してくれる人はどんな理由であろうと背中を押してくれる。

もちろん嘘をつくことに後ろめたさが有るだろうが、そこで自分の倫理観に従って退職交渉を長引かせて自分の新たな門出を後ろ倒しにするのか?

「自分の倫理観に従うこと」と「新たな門出を早めること」のどちらを優先すべきか、自分に聞いて決めてみると良い。


●家族を退職理由に使う時は要注意
「次が決まっている」という理由はボロが出そうだから…と、家族を退職理由に使おうと考える方もいるだろう。

ただ、安易に「親の介護」なんて言うと墓穴を掘るので要注意だ。

福利厚生のしっかりしている所ほど、「介護休暇をとってみたら?」とか「時短営業にしたらどうか?」「定時で上がれる部署に異動したらどうか?」なんて斜め上の切り返しをされてあたふたしてしまうだろう。

どうせ嘘をつくなら上手くつく必要が有る。


●体調不良を退職理由に使う時も要注意
次に自身の体調不良を理由に使おう考える方への注意点だ。

上でお伝えしたものと近いが、福利厚生のしっかりしている所ほど「時短営業にしたらどうか?」「定時で上がれる部署に異動したらどうか?」という切り返しが想定されるし、

「まず休業してから考えたら?」なんて言われることも考えられる。

ただでさえストレスがかかる退職交渉なのに、休業交渉からの退職交渉と二段構えになってしまうのではストレスを自分で増やすようなものだ。

どうせ辞めるならスパっと辞めた方が良い。


●カウンターオファーへの切り返し
上司の立場からすると、自分が上司である時に部下に退職されるのはよろしくない。

部下に対してのパワハラを疑われたり、管理不行き届きと言われたりと減点になってしまうかもしれないからだ。

会社としても当然お金をかけて雇った人材を失うのは損なので、どうにかこうにか残ってもらおうとするだろう。

「次の異動で希望の部署に行かせてあげるから」
「給料を上げるから」

などとニンジンをぶら下げられるかもしれない。

もしこの条件が魅力的ならそれを受け入れても良いが、もし魅力的でないなら断らなければならないし、なるべく議論の余地は残したくない。

だから昨日の記事のような「次が明確に決まっている」という理由は便利だ。

事実転職先が決まっていればそれを素直に伝えれば良いし、決まっていないとしても決まっているていで、ぼんやりと「〇月から一緒にやろうと言われている」と言っておけばよい。

転職先が決まっていないのに嘘の社名を出すと、先方に確認されてしまうリスクも有るし、退職の手続きの時に社会保険だなんだの引継ぎ系で嘘が露呈しかねないので、嘘の社名は出さない方が良い。

「〇月からは個人事業主になり、ビジネスパートナーとビジネスを始める」というストーリーで良い。



さて、今日もだいぶ長くなってしまったのでこのあたりにしておく。

退職一つとっても、事前準備でどれだけ想定しておけるかで難易度が大幅に変わる。

どうせならストレスなく、後腐れなく辞めたいだろう。

そんな方のお役に立てていれば幸いだ。

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