次にしたいことが見えてくる
松崎商店は昭和の時代に草加せんべいを中心に大きくなった。百貨店や商業施設に次々と出店し、売上もなかなかの数字。しかし、自分が入社する頃には売上もだいぶ右肩下がり、店も少なくなっていく一方だった。
そんな中、うちが創業時より作っている小麦のせんべい、いわゆる玉子せんべいだったり瓦せんべいと呼ばれるものの売上額は全体の5%ないくらいまできていた。
なんとなく、200年以上続いていた本来の商品をフロントに置けないもやもやとした気持ちが、俺だけでなく何人かの社員にあったこともあり、