東銀座に来て思うこと
西銀座・銀座・東銀座。今は住所は同じ銀座になっているけれど、時を遡れば銀座という地名は、今の銀座の中のごく一部。うちのビルがあるところは弥左衛門町だったし、今店のある東銀座は木挽町という名前だった。
もちろん同じ銀座ではあるのだけれど、商売している人たちのスタンスも違うと思うし、街として目指すところを共有することは難しいのではないかと思っている。だって、そもそも区の考え方もA地区、B地区と分かれていたわけで、根付いているものが異なる。
商業地域としての銀座・西銀座に対して居住地域である東銀座。より住居に近い街である東銀座は、生活に密接した商売の方が求められる気がする。
東銀座に移転するにあたって、松陰神社前店で目指している地域密着の延長を銀座でやろうとしたのも、この街の特性を考えてというところも大きい。距離的に、けして銀座から離れているわけではないので、今までのお客様も大切にできるし、東銀座や築地、新富町・・・住んでいる方とはより強くつながることができる。我々が考える、菓子とすごすほっこりタイムを共有していくためには、ベストな選択だったのではないか。
まだまだオープンして半年。お店をよくしていくためにできることは、まだたくさんある。まずはしっかりお客様と向き合いつつ、楽しい時間をつくっていけるよう来年も頑張っていきたい。
ちなみに、トップの写真は今月20日から松竹スクエアに展示されているインスタレーション&プロジェクションマッピング。しばらくは17時〜21時、無料で楽しめるとのこと。東銀座+築地、いろいろ楽しいことできそうでワクワクする!
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