育て上げネット 広報チーム

育て上げネットの公式noteです。 2004年から、ひきこもり状態などの若者の社会的孤…

育て上げネット 広報チーム

育て上げネットの公式noteです。 2004年から、ひきこもり状態などの若者の社会的孤立の課題に取り組んでいます。 若者支援の現状や課題を、一人でも多くの人に伝えるために発信しています。 東京都から認定を受けた「認定NPO法人」です。

マガジン

  • 若者たちの体験記

    “働きたいのに働けなくなってしまった”若者の、仕事体験をご紹介します。

  • 育て上げネット20年の軌跡 〜20年記念ロングインタビュー〜

    育て上げネットは2024年5月に20年目を迎えました。 皆様に感謝をお伝えするとともに、もっと私たちのことや若者支援のことを理解していただけるよう、これまでの20年間の歩みを記事にします。

  • 理事長 工藤コラム

    育て上げネットの理事長 工藤啓がお送りするコラムです。 若者支援やNPOのことを知りたい人にもおすすめです。

  • SDGs 推進を加速!企業協働のご紹介

    若者支援を通じてSDGs目標達成への貢献をする育て上げネット。ここでは、さまざまな企業との協働事例をご紹介します。

  • 若者支援NPOの広報担当が質問に答えます。

    「若者支援がすぐわかる!」と題して、広報担当の山﨑が背景的な理解や社会課題の視点を不定期で紹介しています。若者支援にまつわる基本的なことを、わかりやすく解説します。

最近の記事

  • 固定された記事

【20年の軌跡-Vol.01】総理大臣になりたかった若者はなぜ若者支援NPOを立ち上げたのか 理事長 工藤啓 9000字インタビュー #SDN20

育て上げネットは来年20周年を迎えます。 これに先駆けて「20年の軌跡」と題して、私たちのこれまでの歩みを紹介する企画をスタート! ご支援・ご参画いただいた皆様に感謝をお伝えするとともに、もっと私たちのことや若者支援のことを理解するきっかけとなったら嬉しいです。 第1回は、育て上げネット理事長 工藤啓のロングインタビュー。 血のつながらない家族と生活を共にした幼少期、そして運命を変える出会いのあった留学時代から法人設立に至るまでを語ります。ぜひお楽しみください!! 【幼

    • 興味のあった動画編集にチャレンジして、働く恐怖心を克服。

      動画編集講座の受講を目的にアトオシ・オンラインに参加され、先日就職が決まったSさんにお話を伺いました。 ――以前はどんなお仕事をされていたのですか? 新卒で小売業の企業に就職し、店舗で働いていました。新人研修では仲の良い同期もできて順調だったのですが、配属先の上司がどうしても合わなくて、体調を崩しました。 病院にも行ったのですが、ご飯が食べられない状態が続き、仕事に行けなくなって退職しました。2か月くらいだったと思います。 その後は、とりあえず元気になるために地元に帰り

      • 【20年の軌跡-Vol.09】新卒NPOから10年 - 30代・広報マネージャーの生存戦略 #SDN20

        育て上げネットの歩みを紹介する企画「20年の軌跡」。 第9回は、育て上げネットの広報部マネージャーである山崎梓。 育て上げネットをご存知の方はもちろん、若者支援やNPOについて理解を深めてみたい方、就活中の方、NPOへのセカンドキャリアを考えている方、将来を模索する若者もぜひご覧ください! これまでの記事はこちら 社会の閉塞感を一身に浴びて文芸家庭育ち、募る妬み ――よく書き物のお仕事されていますよね? 中学生くらいからホームページやmixiで日記を書いてたり…書く

        • 家族による「こどもの相談」主訴 大学休学・中退が増加

          小学校一年生のわが子のこと、80代の保護者からの相談あなたと家族のアドバイザー「結(ゆい)」を通じて、特に保護者からはさまざまな相談が寄せられます。2020年度はコロナ禍もあり、対面相談ができなくなったため、相談件数は減少しましたが、2021年度(694回)、2022年度(763回)、2023年度(733回)となり、2024年度も同様またはそれを越える見込みです。 家族(主に保護者のため、以降は保護者表記します)からの相談は、子どもの年齢も多様で、小学校一年生から、50代

        • 固定された記事

        【20年の軌跡-Vol.01】総理大臣になりたかった若者はなぜ若者支援NPOを立ち上げたのか 理事長 工藤啓 9000字インタビュー #SDN20

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        • 若者たちの体験記
          8本
        • 育て上げネット20年の軌跡 〜20年記念ロングインタビュー〜
          9本
        • 理事長 工藤コラム
          17本
        • SDGs 推進を加速!企業協働のご紹介
          2本
        • 若者支援NPOの広報担当が質問に答えます。
          3本

        記事

          【20年の軌跡-Vol.08】40代・NPOプロマネ、子育て/仕事のリアル-ようやく見つけた自分の居場所 #SDN20

          育て上げネットの歩みを紹介する企画「20年の軌跡」。 第8回は、育て上げネットのオンライン支援マネージャーである平井奈穂。 育て上げネットをご存知の方はもちろん、若者支援やNPOについて理解を深めてみたい方、子育て中の方、NPOへのセカンドキャリアを考えている方、将来を模索する若者もぜひご覧ください! これまでの記事はこちら 育て上げにくるまで内気な大学生に訪れた転機 ――もともと若者支援に興味があったんですか? 叔父は精神科医、叔母はその病院で働くソーシャルワーカ

          【20年の軌跡-Vol.08】40代・NPOプロマネ、子育て/仕事のリアル-ようやく見つけた自分の居場所 #SDN20

          コレカラキャリアの幕開け 就業活動自体、実施できていない女性の支援をオンラインとAIを使って。

          働きたい若年女性、就業先が決まらない理由 育て上げネットでは、J.Pモルガン社およびJ.P.モルガンチェース財団と協力して、女性や若者の就労支援プログラム「コレカラキャリア(以下、コレキャリ)」を開始します。 プログラムを作るにあたって、これまで若者支援現場で得られた知識や経験だけに寄るのではなく、実際のニーズを調査することにしました。調査は日本能率協会総合研究所に依頼をして、「若年女性の就労に関するマクロ調査・分析および就労に困難を抱える女性に関する調査」を行いました。

          コレカラキャリアの幕開け 就業活動自体、実施できていない女性の支援をオンラインとAIを使って。

          20周年の記念日を忘れて

          月日が経つのは早いもので、育て上げネットを設立して20年が経ちました。先日、NPO界隈の友人と食事会をしていたとき、20年(その前日が設立月日)のお祝いの言葉をいただいたのですが、最初は何のことかわからず、完全に記念日を忘れていました。私自身だけにとってみれば、記念日そのものはあまり大きな価値づけができていないのかもしれません。 20年前の若者支援 記憶は曖昧ですが、20年前を振り返ると、日本社会全体で若い世代を支えて行こうという機運が高まった時期でした。自宅や自室から

          20周年の記念日を忘れて

          【20年の軌跡-Vol.07】「働く」って何だろう。転職5回でNPOに漂着―数奇な人生 #SDN20

          育て上げネットの歩みを紹介する企画「20年の軌跡」。 第7回は、育て上げネットの大阪での活動を支えてきた高崎大介。 育て上げネットをご存知の方はもちろん、若者支援やNPOについて理解を深めてみたい方、NPOへのセカンドキャリアを考えている方、将来を模索する若者もぜひご覧ください! これまでの記事はこちら IT時代の潮流に呑まれ人材会社へ新卒で大手企業のSEに着任 ――育て上げネットで働く前は何をされていたんですか? 実はこれまでに5回転職しているんです。最初は大学で

          【20年の軌跡-Vol.07】「働く」って何だろう。転職5回でNPOに漂着―数奇な人生 #SDN20

          Lunch & Learn  私の「新しい働く」ヒントを探す - その仕事の始め方・続け方 -

          空間は開かれている方がよい ランチタイムを使って、さまざまな学びを得る機会が増えているのでしょうか。オンラインが実装されたことも大きいのでしょう。国内外の企業さまから声をかけていただき、若者支援や育て上げネットの活動について、社員さまのランチタイムにオンラインでお話させていただくことがとても増えました。画面越しにはなりますが、100名近いビジネスパーソンの方々に時間をいただけるとても貴重な機会です。 学び(Learn)は、個人の時間か、研修枠を使うものから、食事の機会を

          Lunch & Learn  私の「新しい働く」ヒントを探す - その仕事の始め方・続け方 -

          週2回、午後だけだから気持ちに負担なく参加できた ー ブランクからの再スタート[シル・ミル・テミル体験記]

          「あなたがあなたのことを知る」 シルミルテミルは自己理解を深める支援プログラムです。 今回はこのプログラムに参加した方から感想をインタビューをお届けします。 ―シルミルテミルはどこで知りましたか? 地方に住んでいるのですが、お世話になっている支援団体で教えてもらいました。バイトとか仕事とかをしていないブランク期間が長くなっていて、定期的に外出するのもちょっと負担があったんです。 オンラインだったら家からできるというのが魅力で参加してみようかなと思いました。最初のガイダ

          週2回、午後だけだから気持ちに負担なく参加できた ー ブランクからの再スタート[シル・ミル・テミル体験記]

          【20年の軌跡-Vol.06】誰もが頼りたくなる事務局長の秘訣。学生起業からの40年史 #SDN20

          育て上げネットの歩みを紹介する企画「20年の軌跡」。 6回目は、育て上げネットの事務局長・石山義典。 育て上げネットをご存知の方はもちろん、若者支援やNPOについて理解を深めてみたい方、NPOへのセカンドキャリアを考えている方、将来を模索する若者もぜひご覧ください! これまでの記事はこちら 【大工になりたかった学生時代】 ――昔から若者支援に関心があったのでしょうか? 当時は中1の選択科目の技術で、男子は設計を学びます。それがストンと自分の中に入ってきて、大工さんにな

          【20年の軌跡-Vol.06】誰もが頼りたくなる事務局長の秘訣。学生起業からの40年史 #SDN20

          一緒に受けている人がいるからモチベーションが保てた ー "やってみる"から学んだこと[シル・ミル・テミル体験記]

          「あなたがあなたのことを知る」 シル・ミル・テミルは自己理解を深める支援プログラムです。 今回はこのプログラムに参加した方から感想をインタビューをお届けします。 ―シル・ミル・テミルはどこで知りましたか? もともとは別のオンラインの相談プログラムを利用していました。そのときにご紹介をいただいたのがきっかけです。 実は別の期間集中のプログラムも検討していたのですが、アルバイトの都合もあって参加を躊躇していました。シル・ミル・テミルは週2日のプログラムだったのでこれだった

          一緒に受けている人がいるからモチベーションが保てた ー "やってみる"から学んだこと[シル・ミル・テミル体験記]

          若者支援、メタバースがもたらす選択肢の拡張とは

          メタバース導入の難しさ ここ数年で「メタバース」という言葉は随分と広がりを見せました。実際、メタバースという言葉が使われる際に示されるものはそれぞれだと思いますが、若者支援の文脈では不登校支援やひきこもり支援など、物理的な場に出ていくこと、そこで時間を過ごすことにストレスを感じやすい若者や子どもたちのための空間という利用が多いように感じます。成果や効果もこれから見えてくる段階ではありますが、支援者であれば、一定の若者にとっては有用ではないかと感じていると思います。 育て上

          若者支援、メタバースがもたらす選択肢の拡張とは

          若者と「働く」の間をつなぐ - 「好き」「得意」「できそう」をきっかけに、働く自信の選択肢を

          一般的には企業や団体に雇われて働くことが多いですが、近年ではフリーランスという道を選ぶ方も増えました。それに加えて政府が副業や兼業を推進する動きもあり、誰もが働き方を主体的に選択するようになってきています。 若い世代にとっては、生まれながらにスマートフォンが手元にあり、就職を前提とした求人検索のみならず、さまざまなプラットフォームを活用して、自分に合った「働く」が身近になってきています。その一方で、若い世代や学生などにかかわっていると、どうしても新しい働き方を積極的に推進で

          若者と「働く」の間をつなぐ - 「好き」「得意」「できそう」をきっかけに、働く自信の選択肢を

          【20年の軌跡-Vol.05】20年前、学校教員を志した大学生はNPOに活路を見出す。目指す「これからの若者支援」とは #SDN20

          育て上げネットの歩みを紹介する企画「20年の軌跡」。 5回目は、子ども・若者・保護者むけの支援事業を担当する執行役員の山本賢司。育て上げネットをご存知の方はもちろん、若者支援やNPOについて理解を深めてみたい方、将来を模索する若者もぜひご覧ください! これまでの記事はこちら 育て上げネットにきた経緯や団体内で携わった事業について語ります。 【教員志望の人生を変えた恩師の言葉】・大学時代の葛藤 ――NPO歴20年以上と聞きました 大学5年目(笑)から、子どもの居場所を提

          【20年の軌跡-Vol.05】20年前、学校教員を志した大学生はNPOに活路を見出す。目指す「これからの若者支援」とは #SDN20

          働く自信をどこで獲得するのか

          働きたいけど、就職活動に踏み出せない 働く意欲論はよく言われますが、「働きたい」と言っていても、就職活動に一歩踏み出せない若者たちがいます。ここに対して意欲喚起で何とかしようとしても、なかなかうまくいきません。すでに意欲があるからです。 さまざまな就職支援がありますが、就職支援は「雇われる」ための支援であるため、そこには人材を採用したい企業や団体があり、人材要件と採用プロセスがあります。一般的なプロセスは求人を見つけ、履歴書を作成提出し、面接を受けます。 これらのプロセ

          働く自信をどこで獲得するのか