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【歌からストーリー『うたスト!』】受賞作品発表!!

こんばんは。
シンガーソングライターのソーダ・ヒロです。

2ヶ月前にPJさんが発足された企画【歌からストーリー『うたスト!』】(課題曲を題材にした物語や短歌、イラストの二次創作を公募する企画)の受賞作品がついに決まりました!

楽曲提供者全員が悩みに悩んで決まったその
結果はこちらのPJさんの記事にて↓↓↓

いかがでしょう?ご覧いただけましたでしょうか?


受賞された皆様、本当におめでとうございました!
また、たくさんの素晴らしい作品を応募していただきました全ての投稿者の皆様、本当にありがとうございました!

僕のこの記事では個人賞選定の経緯や投稿して下さった方への想い、また今回の『うたスト!』の所感を書かせていただければと思います。
※他のアーティストの方の個人賞の発表や
各賞の講評につきましては上記リンクのPJさんの記事からご覧いただけます。

【ソーダ・ヒロ賞】しろくまきりんさん選定の経緯

正直言って本っっっ当ぉーーに悩みました、、、。
なぜなら投稿して下さった全ての作品が比較しようもないほどにそれぞれの魅力を放ちに放っていたからです。
どの作品もその文章力の高さから物語の世界に陶酔させていただき、物語の中で幸福を見たり、情熱をたぎらせたり、胸を締め付けられたり、様々な感情と出会わせていただきました。

そうした中で、
今回【ソーダ・ヒロ賞】とまして、しろくまきりんさんの『水彩画の街』を選ばせていただきました!

その一番の理由は読んだ後の"読後感"でした。
作中で多くを語らない心地の良い"行間"が、ちりばめられた景色や主人公の情報、また交わされるセリフなど、いくつかのキーワードを経て【こちらの記憶の中の出来事と結びつける時間】として存在し、気がつけばすっかりこの世界の住人になっていた僕には、この物語の全ての言葉が僕のための言葉のように感じていました。

なので、読み終えた時に覚えたあの感覚というのは、この物語が【実際にあった僕の過去の出来事だったのだ】と思った(錯覚した)からこその感覚だったのだと思います。
とても幸福な時間でした。
しろくまきりんさん、素晴らしい作品を本当にありがとうございました!




小説のことなど露も知らない僕なんぞが作品を選ばせていただくなどおこがましいにも程があることは重々承知しております。。
もう"文字の作品を作れる"という皆様には頭が上がらないのです。どの作品も僕の想像を遥かに凌ぐ素晴らしい作品ばかりでした。

ここからはそんな素晴らしい作品を書いてくださった皆様の作品に改めましてコメントさせていただければと思います。


ソーダ・ヒロ作品へ投稿して下さった皆様へ


■おはようよねちゃん
『満開の桜』

まず『桜』が出てきた段階でよねちゃんさんの感性に惹かれました。「満開ではない桜」=「未完成な状態」を大切な人と共有できていることがその愛を深めるのだ、と読み取れ、その願いが叶うことはなかった結末に胸を締め付けられました。その時に見た桜に僕も一緒に想いを馳せていました。素敵な作品を本当にありがとうございました!


■cofumiさん
『ミルフィーユ』

『君のいた風景』

以前「書く!」と宣言して下さり本当に書いて下さり天にも昇る気持ちでした!
cofumiさんの文体はすごく"詩的"で作品の内容もさることながらそのワードチョイスのセンスにいつも惚れ惚れさせられます。
『ミルフィーユ』では悲しみ喜び驚きそうした感情がまさに"ミルフィーユ状の層"のように重なり、その恋愛模様からまるで"人生の縮図"を見ているかのような心地でした!
また、『君のいた風景』では静物画の置物全てにエピソードを添えていただき、僕の方が逆に「なるほど!だからツミホロボシなのか!」と自分の曲ながら"納得を得る"という逆転現象が発生するほど曲の存在意義を見出せました。感謝と敬意を込めて本当にありがとうございました!


■望月みやさん
『彩を希う』

まずその美しいタイトルにやられました!素敵過ぎます!
"彼女を失った"という共通の苦しみを軸に彼女の友人女性と親交を深ていく中で惹かれ合い、いつしか本物の愛情に気づきながらも、【"彼女への喪失感"が二人を繋げた】という決して破ってはいけない掟のような鎖をついには引きちぎることはせず別れを選ぶ。この葛藤と悲しみ、そして実直さに本当に心を打たれました。主人公の気持ちが手に取るように分かる文章力の高さに心から尊敬します!
本当にありがとうございました!


■友音さん
『君のいる街水色』

【『ツミホロボシ』イラスト】

彼女との普遍的なやりとりがパッとシーンが変わった瞬間に写真立ての中の人物と分かった瞬間に鳥肌が立ち、そのあとからジワジワと喜びや悲しみなど愛情の深さが伝わってきてすごく胸打たれました。
それほどまでに日常に記憶が鮮明に焼き付いているのはお互いがお互いを想い合っていた証拠。すごい魅せ方が上手で一瞬で虜になる文章でした!
また、『ツミホロボシ』には可愛らしいイラストを描いて下さいました。
表現の形を様々に変化させながらどんどん友音さんの世界を広げていらして、表現者として尊敬致します。素晴らしい作品を本当にありがとうございました!



■タヌキ寝入りパンダさん
『水彩画の街』

【短歌4首】

女性目線での心情をとても詩的な文章で表現されていて、まるで答えの出ない問いに自問自答し続けるように愛情からくる想いと悲しみに向き合う姿にグッときました。
最後の「バッカみたい・・・」というフレーズで締め括られるラストがとても印象的で、その事柄自体は寂しいのですが、最後の一言で"これまでとこれから"が一気に集約されたみたいに前向きで爽快感さえ覚えました。
すごく素敵な言葉たちをありがとうございました!
また、短歌はあの短い言葉の中で「これしかない!」というような言葉選びで感動してしまいました。また挿絵付きでアップさせて下さい!(少々お時間いただきます、すみません(^^;;)


■闇夜のカラスさん
『水彩画の街』

まるで短編映画を観るかのように映像が鮮明に浮かび、登場人物たちの静かに流れる記憶の中の想いが映画の映像から溢れるラピスラズリの青色と溶け合って眩いほどの美しさを感じました。圧倒的な文章力で紡がれる言葉たちには闇夜のカラスさんの強くしなやかでまた深く激しい作家性が垣間見え、またそれは衝撃的なラストに集約され、こちらも血が激るような情念に身震いがするほど感動しました。激しく尊敬致しました!本当にありがとうございました!


■いぬいゆうたさん
『水彩画の街で』

核心の言葉を避けるように、でもその一定の距離感を保つように、まさに水と油がその強さを拮抗させるかのごとく続く二人のやりとりに繊細な愛の両面を見れました。
水彩画と油絵の比喩でこれほどまでに人の特性を表せられるのかとその素晴らしい表現に唸りました。
胸を締め付ける素敵な作品を本当にありがとうございました!


■大橋ちよさん
イラスト『水彩画の街』

楽曲提供者・運営の動きをされながら自ら積極的に作品を投稿される大橋ちよさんのその献身的な姿勢、また作品への熱意・バイタリティ、ホントにすごいなぁと思って見ていました。
しかも作詞、作曲、小説、イラスト、様々な形に表現を変化させながら独自の感性を広げていかれるちよさんの才能とセンスに羨望の眼差しです!
水彩画の街のイラスト本当に素晴らしくて、ペン一本で描いたとは思えない奥行きと広がりを感じられました。表情・目線どれも好きです。
今回の『うたスト!』ご一緒できて本当に光栄に思います!心よりありがとうございました!




■富松さん
『そんなつもりじゃなかった』

学生時代の"青さ"の中で田口のどこか達観した視点がすごく浮き彫りになっていて、その田口の姿勢を受け入れようとしてみたり未熟な自尊心でそれを突き返したり、不安定な時期の葛藤を細やかな描写で表現されていて、見ていて自分も学生の頃の記憶が蘇ってきました。田口のセリフが出てくるのは富松さん自身の心根が美しいからなのだと感じます。素晴らしい作品をありがとうございました!



■ますあかさん
『写真館ツミホロボシ』

とても驚きの発想で、次の展開の読めない個人的にすっごくワクワクドキドキした作品でした。設定からやりとりまですごくポップでキャッチーでますあかさんのセンスを羨ましく思います。非現実的と思いきや店長が一番後悔を抱えている、という点がこの物語をより深めていると思いますし、「みんなそうさ、大丈夫、君だけじゃない」とこちらの肩をたたいてくれてるようなぬくもりもいただけました。心を介抱するような優しく素晴らしい作品を本当にありがとうございました!



こうして素晴らしい作品、素晴らしい作家さんと出会えたことは僕の財産です!皆様本当にありがとうございました!


最後にこの『うたスト!』という企画についての想いを書かせていただき括らせていただこうと思います。

が、ちょっと記事が長くなり過ぎるので次の記事にまたぎます。。すみません。

 (続く)


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