残念しっぱい雑記『なんで??家族いっしょに旅しながら生活するのか?』
先月まで家族3人フィリピンで過ごして、今プノンペンへ戻ってきている。
家はないので、AirBnb(民泊)。1日16ドル。
二週間ほど、プノンペンで一人過ごし、またインドのバンガロールへ行く予定だ。(今、妻子とお盆で日本滞在中。インドで合流予定。)
いつまでかは決めていないが、妻の有紀子と5歳の息子・日奈太といっしょに旅しながら『旅をしながら生活』することにしてみた。
一昔前に、ノマドワーカーとか、デジタルノマドと言われていたスタイルの、ファミリー版だ。
「なんて優雅な生活を送っているんだろう」と、思う人もいるかもしれない。きっと生活に余裕があるから、そんな優雅な暮らしができるんだと思っている人がいたら、大ーーーー間違いだ。
余裕なんて、なーんにもない。
株とか、不労所得とか、まとまった貯金とか、そんなものはもちろんない。いわゆる、FIRE(早期リタイア)ではないのだ。
だから今まで通り、デザインや映像制作の仕事をしなきゃ生きていけない。それも労働集約型。だからフィリピンのカフェで仕事をしなければならない毎日。wifiを求めて彷徨い歩いていた。
正直、自分でもバカなことしているなー。。。と思わなくもない。
ではなぜ、そんな訳のわからないことをしているのか??
答えは、3つのタイミングだった。
①元・青年海外協力隊の旅好きの妻は、この数年、仕事の都合で気軽にカンボジア外へ出られなかった。しかしその仕事の契約もひと段落し、現在は無職。コロナも落ち着いたし『旅をするなら今だ!』が一つ目のタイミング。
②そして、息子も5歳。来年には、小学生。英国式のインターナショナルスクールだと、この9月からは1年生のようだ。
しかし、AIも発達してきた昨今。子どもの教育について思い悩んでしまう。ひねくれものの私は、既存の学校教育だけではこれからの時代に生きていける人間になれないような気がしている。ミネルバ大学や日本のインフィニティー高校のように、『移動しながら何かを学んでいく』というのもに何かのヒントがあるような気がしてならない。
とは言っても、なし崩し的に小学校に入ってしまえばきっと、我々は何もできないままだろう。そこで思い切って、旅に出たと言うのが二つ目のタイミング。
③そして、一緒に働いているソーシャルコンパスのメンバーの成長だ。我々、一般社団法人ソーシャルコンパスも任意団体から活動を開始して、来年で10年になる。私が関わらなくても、かなりのことが任せられるようになってきた。動画撮影などは、現場では逆に私は邪魔なくらい。本当に頼もしい限り。
JessyAnもアーティストとして展覧会を行った。もう半分独り立ちだ。強制的に、自分が物理的にいなくなることで、次の変化が生まれるかもしれない。
他のメンバー、DinanやChamrong、Sreylinもそれぞれ特性も出てきて、活躍し始めてきている。
そして、立ち上げから一緒にやってきたリコさんこと貝塚乃梨子も、コロナ前から日本に住んでいる。オンラインでの仕事もいたについて、社内でもしっかりと成果を上げている。
それじゃ、僕だって。そう思ったのは正直なところ。
しかしながら、正直、不安しかない。
お金のことはもちろん、自分自身の居場所がなくなること。
仕事のクライアントからの信用を落とすんじゃないかということ。(本当にすいません、ちゃんと成果を出して返します。)
そして、社内のモチベーションが下がるんじゃないか、ということ。
もう全てが壊れてしまうかもしれない。
子どもの教育だって、本当にいいのかどうかすら何の確証もない。本当は今いる友だちといっしょに遊んでいた方が、発育のためにはいいんじゃないかと思うこともある。体調を崩した時などは、親のエゴに付き合わせているんじゃないかと思い罪悪感に苛まれる。
自分が、調子乗っているんじゃないか、無茶しているんじゃないか。。。色々、頭に巡ってきて、不安になる。
本当はもっと、ちゃんと真面目に仕事に向き合わなきゃならないんじゃないのかもしれない。しっかりと人生の計画を立てなきゃならないのかもしれない。。。
そうも思うのだが、何をどうしていいのかわからなかったのだ。
だから、旅に出ることにした。
馬鹿だなぁ、無謀だな、イタいなぁ、とも思う。
僕はセンスもなければ、頭も悪い。体力もなければ、あまり優秀とは言えない。
でも、信じている。そんな特に能力がない自分自身のスペックを自分なりに最大限に上げる方法は、『移動』することなんじゃないかということを。
何していいのかわからないから、とりあえず『移動』する。今の自分から、ちょっとだけでもいいから変化させてみるのだ。
どう変わっても失敗はつきもの、どうせ変化するのなら好きなことやったほうがいいんじゃないかな、と。
なんだかそれっぽい理由を三つ挙げてみたが、自分自身どうにか変化したかったということが、なによりも家族も一緒に旅に出た最大の理由かもしれない。
(妻には感謝)
いつも読んでくれてありがとうございます!! サポートして頂いた金額は、一般社団法人ソーシャルコンパスの活動に使わせて頂きます!もしくは、いっしょに何か面白いことをやりましょう!! 連絡待ってます!