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インド・バンガロールのスラム地域でキャラクター創ってみた!

インド・バンガロールのスラム地域で、NPOボーンフリーアートJapanと共に、アートのワークショップを開催しました。

バンガロールというとIT都市で『インドのシリコンバレー』のイメージもありますが、やはりそこはインド。貧困の格差も大きく、物乞いやホームレスのような方々もちらほら目に入ります。

特にバンガロールに来て驚いたのは、現地の人々は「ナマステ」と挨拶しないことでした。というのも、バンガロールの公用語はカンナダ語で、ヒンドゥー語ではありません。だから、地方から移住してきたインド人でもカンナダ語を話せない人も多いので、英語で会話をしているインド人同士もよく見かけました。

つまりバンガロールでは、カンナダ語や英語を話せない人々は仕事を見つけるのが難しい環境にあります。このような背景から、物乞いなどをする地方出身者の集まるスラムがバンガロール市内にもいくつかあるようです。

このようなスラム街を、インド住んで支援するNPOボーンフリーアートJapanの阪口さんを紹介して頂きました。

NPOボーンフリーアートJapanは、こういったスラム地区の子どもたちが、カンナダ語や英語がわからず公立の小学校をドロップアウトしてしまう子どもたちを教育やアートの力でサポートするNPOです。

阪口さんの案内で、妻と息子と一緒にバンガロールのスラム地区にある『Kamanabillu(カンナダ語で虹の教室)』の活動現場を見学させていただきました。

実際に見学してみると、対象の子どもたちの年齢が思っていたよりも幼かったです。お伺いしたのが平日の午前中ということもあり、小学生の子どもたちも、ボーンフリーアートの支援で学校にちゃんと通い出しているようです。

元々はカンボジアやフィリピンで実施したようなアニメーションワークショップを開催しようと考えていたのですが、少し難しそうだと感じました。

というのも、5歳の日奈太よりも幼い子どもたちばかりでした。それどころか、マーカーを握ったことがない子もいるようでした。子どもたちが幼すぎるため、アニメーションではなく、まずはキャラクター制作のワークショップを行うことにしました。

日奈太もすっかり先生気分。今回のワークショップで子どもたちに伝えたポイントも『円から描いていくこと。』

マーカーを握ったことがない子もいると聞いてビビっていましたが、子どもたちのキャラクターは思った以上に上手でカラフル。

迷うことなく、たくさん花やキャラクターを描いてくれました。

息子の日奈太も、自分が描くだけでは飽き足らず、『先生』気分で私のアシスタントに徹してくれました。フィリピンでの経験と、インドの子どもたちより少し年上であることが、大いにやる気を奮い立たせる要因となったようです。

子どもたちの思った以上の出来栄えと、アシスタントのやる気で、アニメーションのワークショップも行えばよかったとちょっと後悔。

代わりに、AI技術を使った『ANIMATED DRAWINGS』というサービスを使って、子どもたちのキャラクターを動かして見せてみました。

アニメーションを見た子どもたちも、とても驚いて喜んでくれました。
次の機会には、実際アニメーションも一緒に作っていきたいですね。

そして、阪口さんやNPOボーンフリーアートJapanのインド人メンバーの方々と、アートの力で一緒に色々コラボレーションできないかと、話すことができました。

貧困をなくし、教育につながるアートを作りたい。そんな仕組みを、カンボジアやインドなどを繋いでやっていきたいと改めて感じました。

それは自分自身がアート作品と作るのか?もしくはNFTや新しいテクノロジーを使って、そんな仕組みを作るのか?

今も旅をしながら、次の一手を自分自身が何をできるかを考える大きなきっかけになりました。

改めて、私にとっても、息子にとっても貴重な機会、ありがとうございます。

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