新時代のオーガニックファッションブランドLinne Organics(リンネ・オーガニクス)
オーダーメイドのTシャツを作った。
採寸してもらって、布、染め、縫製までこだわった、完全手作りのTシャツ。
このコロナ禍でも、プノンペンで話題沸騰のオーガニックファッションブランドLinne Organics(リンネ・オーガニクス)だ。
Linne Organics(リンネ・オーガニクス)は「生態系を紡ぐ」という製品コンセプトのもとに、テキスタイルデザイナーでもあり、パタンナーの大束竜義さんが代表を務めるブランド。
そんな大束竜義さんこと『タっちゃん』とは、もう8年ほどの付き合いだ。
1980年生まれの同じ歳。
そして大学も京都工芸繊維大学卒で、学生時代は同じ京都生活。
(私は京都造形芸術大学卒)
そして映像とアパレルという違いはあるものの、同じクリエイティブ系の仕事ということもあり意気投合した。
タッちゃんはひとことで言うと、繊維マニアだ。
繊維マニアな故、こんなエピソードがある。
タッちゃん曰く、どんな繊維でもライターで炙れば本物か偽物か判断ができるらしい。インドのデリーで大量の布を購入し、ホテルに戻りライターで炙っていた。すると、その様子を不審に思った他の客に通報されて、インドの警察に連行される。
マリファナか何かと、勘違いされたのであろう。とは言え、インドの警察も『繊維の確認のためにライターで火で炙る行為』を理解するのに苦しんだに違いない。
とは言え、タッちゃんの繊維に対する思いはプロフェッショナルだ。
良い製品を作ろうと思う情熱は半端ない。大学卒業後に就職していた京都市の繊維商社を退職して独立すると、より良い天然の素材(糸や生地)、そして染色や縫製技術を求めて、世界中を飛び回った。
実際、今カンボジアに住んでいる理由も、世界中を見て周った結果、カンボジアの縫製技術を選んだからだ。だから、亜麻やリネン繊維などの布はインドのサプライヤーから仕入れていて、藍の染色のインディゴはラオス製を使っている。
世界中の良いものを集めて、妥協なく、より良いものを作りたい男なのだ。
アパレル業界・繊維などに関しての知識の量も半端ない。
一緒にお酒を飲むと、そんな膨大な繊維オタクな知識を聞かされる。話を聞いていると、その情熱に感化されてこちらまで楽しくなってくる。
肩書きも複雑だ。糸や生地、染色にこだわる職人でありながら、デザインも自分で行うファッションデザイナー。パターンも自分で切るパタンナーでもあり、マーケティングや販売も行う経営者。
普通、何人も人間が分かれて行う工程を一人でやってしまうのだ。
その製品がいつ、どこで、だれによって作られたのかを明らかするトレーサビリティが、こんなに明確な製品は他にないだろう。
暖化が進む地球環境の変化と、需要と供給における関係から、日常生活の中で化学繊維の需要が主流になっている。店頭で多数あるデザインの中から選び、安価に購入できるのが普通になってしまった。
それは、たとえ高価なブランドであったとしても変わらない。
しかし、Linne Organics(リンネ・オーガニクス)は、採寸をして、パターンを作り、生地から縫製をして、染色を行う。
手に取るまで。身体に纏うまでは、時間は掛かる。
しかし、その工程ごとに、タッちゃんから送られてくる写メを見るのはワクワクものだ。
本当に自分のために作られた、自分だけの服を纏うことができる。
これ以上の価値があるだろうか?
Linne Organics(リンネ・オーガニクス)では、女性もののワンピースから、作務衣、ジャケット、帽子など色々な製品をオーダーメイドで作っている。
このコロナ禍で大ブレークしているマスクは、改良に改良を重ねて、物凄くつけ心地の良いものになっている。これもタッちゃんのこだわりの賜物だろう。
https://www.facebook.com/LinneOrganics/
タッちゃんは昔から、いっしょに酒を飲むと言っていた。
「目指すは、ファッションの本場イタリアやフランスなどのヨーロッパだ。」
Linne Organics(リンネ・オーガニクス)は、新時代の本格ファッションブランドになっていくことだろう。
そうなる前に、いつかジャケットと帽子も仕立ててもらいたい。
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