次時代のファッションブランドTATZU(タツ)のロゴデザインを創る
プノンペンの中心部BKKに、緑あふれる不思議なの店がある。
店の中には、女性もののワンピースから、ジャケットなど色々な製品をオーダーメイドで作れたオーガニックファッション製品。
そして、莫大な量の日本の着物。
パターンナーで、ファッションデザイナーの大束竜義のアパレルブランド『TATZU』だ。
Linne OrganicsからTATZUへ
元の名前はLinne Organics(リンネ・オーガニクス)、そしてここ最近、ブランド名はTATZUに変わった。
というのも、ある晩、遅く突然、勢いの良い電話がかかってくる。大束竜義(おおつか たつよし)こと、たっちゃんからだ。
「ブランド名を変えたい!」
話を聞くと、Linne Organics(リンネ・オーガニクス)は、なかなか覚えてもらいづらいらしい。その上、2月末にはカンボジアのファッションショーに出ることになった。飛躍の大きなチャンス。名前を変えるなら、またとないチャンス。
このタイミングで、リブランディングをしたいとの連絡だった。
確かに、Linne Organicsという名前はかっこいい。しかしながら、確かに覚えやすいとは思えない。リブランディングには大賛成。
私的には、答えは単純。
自分の名前だ。
シャネルやヴィトン、日本のKENZOをあげるまでもなく、古今東西、世界で有名なファッションブランドは、デザイナー自身の名前がブランド名になっている。
だから即答で、竜義の『TATZU』を提案した。
TATZU
シンプルでいい名前。
たっちゃんにとっても、もう逃げも隠れもできない覚悟の証。
黄金律のTATZUのロゴデザイン
リブランディングの手始めに、ロゴデザインはフィボナッチ数列を使った黄金比をのベースにして組み立ててみた。
ブランド自分の名で、ロゴは王道の黄金比。
王道中の王道。
次世代の王道ブランドになって欲しい。
私的にはそんな思いを込めたつもりだ。
和風のテイストをイメージさせる『家紋』の要素も組み込めたのではないだろうか。見ようによっては、花にも見えるし、蚕にも見えるかもしれない。
そして、以前のブランド名『Linne Organics(リンネ・オーガニクス)』も完全に捨てるのではなく、シリーズコレクション名として残すことにした。
シリーズによって、ロゴの色を変えて展開する。
既存のオーガニックファッション製品は、緑のロゴで『TATZU Linné Organique』
着物のリメイク製品は日の丸を意識した赤のロゴで、『TATZU Japonaise Reborn』。
シルクの繭玉を活かしたスキンケア製品は黄色のロゴで、『TATZU Soie Dorée』。
フランス語に統一した。
WhiteCanvasとJaponeze Reborn
ロゴデザインのお礼にと、TATZUのスーツを仕立てもらった。
祇園祭の山鉾がダイナミックに施された着物のリメイク、非常にアバンギャルドなデザイン。私自身もアーティストということで、先日行われたWhiteCanvasの授賞式にそれを着て出席した。
気分が大きく変わる。
改めて、服は人を作ると感じる。
日本の着物のリメイクと、オーガニックの素材というSDGs時代の最先端をいくファッションブランドTATZU。
これからの活躍が楽しみだ。
ファッションショー情報
TATZU公式サイト
https://www.tatzu-official.com/
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