『日本』は意外にオモシロイ。
1年3ヶ月ぶりの日本への一時帰国。
正直、帰るのがめんどくさかった。
「日本へ帰っても、楽しいことは無さそう。。」
最近の日本に対して、そんなネガティブなイメージができあがっていたのだ。
カンボジアも随分と、発展してきた。
日本じゃなければ、手に入らないものも食べれないものも、今はほとんどない。
もうすぐカンボジア在住10年になるが、一時帰国にドキドキ・ワクワクしていた頃の10年前の自分が懐かしい。
そしてここ数年、東京オリンピックのこと、コロナ対策のこと、日本の経済のこと。。。なんだかよくわからないけど、楽しくないニュースも少なくはない。
日本からカンボジアへ来る人と話すと「日本は元気がない。」と、口を揃えていう。
確かに、カンボジアはこのコロナ禍でもそこそこ、元気だ。
活気もある。
「もう。カンボジアから、オンラインで良くない?!」
そんなふうに思って、日本へ帰るのがめんどくさかったのだ。
コロナ前は、2,3ヶ月に一回は日本に帰っていた。
直接、日本へ帰って新しい人に出会わなければ『新しいこと』は起きないと思っていた。
しかし、世界はオンラインでテレワーク時代。
わざわざ日本へ帰らなくても、楽しいことは色々と起こる可能性がある…かもしれない。
「もう、ZOOMやSlack、そしてメタバース内でコミニュケーションすれば、カンボジアも日本も関係ないんじゃない?!」
ちょっと、そんなふうに思い始めていた。
しかし、そんなことはない。
今回帰国して思ったことは、日本はめちゃくちゃオモシロイ。
いや、オモシロクなりはじめている。
特に、地方。
確かにオンラインで、どこからでも仕事はできるようになっただろう。
オンラインでメタバース的なものは、今後も視覚・聴覚だけではなく、味覚や嗅覚なども含めて、より現実に近づいてリアルになっていくだろう。
そして、現実では体験できない、メタバース特有の体験も増えてくるはずだ。
しかしそれと同じくらい、メタバースに比例するように、地方や田舎、今までわざわざ人が住まなかったところが、盛り上がってくるような気がする。
メタバースやオンラインがあたりまえになればなるほど、こういったリアルで現実でしか体験できないものの価値が上がっていくだろう。
温泉やお酒、農業に林業。
日本でしか体験できないこと。
田舎でしか体験できないこと。
日本は、まだまだコンテンツの宝庫かもしれない。
メタバースの対義にあるのは、こういった自然のど田舎の経験だろう。
何はともあれ、オンラインでは伝わらないことを多く感じることができた。
日本へ帰ってよかった。
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