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ワークシェアリング

よく言われているワークシェアリングとは、働く人の数を増やしてそれぞれの労働時間を短くして、多様な働き方、生き方を実現させるものらしい、と理解しています。

仕事のない人や引きこもりの人の社会復帰と絡めて語られることが多いようですが、実際には進んでいないと思われます。

週休3日とか4日というのと同様、賃金はどうなるのかがはっきりしません。労働時間が短くなると給料も少なくなるのでは意味がないし、同じ賃金で働く人だけ増やすと雇う側の企業の方が大変です。

そのワークシェアリングが一般的になってきたとしても、私がかつてしていたような、1年や2年の間仕事をせず旅行へ行く、ということをするためには、現状ではやはり、仕事を辞めなければなりません。

私が考えるワークシェアリングは、欧州のヴァカンスや現在の産休育休制度をさらに拡充し、数年単位の休暇をいつでも誰でも取りたい時に取れるようにするというもので、これに類したことを始めている企業もあるらしい。

欠員等の問題は、同業他社へより移りやすいシステムを作ることで解決できないか、と思います。同じ業種間で人材センターのようなものを作ったりして。今でも同業他社への転職はあるので、それをより安定的に制度化すれば良いと思いますが。企業秘密とかの問題はあるんでしょうが…。

異業種へもより変わりやすくするための人材センターのようなものも、今のハローワークの制度をさらに進めてできないか、と思います。

近年、働き方改革と称して、年間最低5日の有休消化を義務化したりしていますが、同時に人員削減の方向も進んでいる為、有休は何とか無理やり取って公休が取れなかったり、その分残業で埋めたり、残業もするなと言われているのでサービス残業が結局増えたり、ということがあるようで、全く本末転倒で、そもそも特に日本人は自分が休むことで他の人に迷惑が掛かると休んでなどいられなくなる人が多いので、日本でワークシェアリングを定着させるには、休みたいだけ休んでも他の人の負担にならないことが保証されなけらば難しいでしょう。

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