社会人6年目、夏。休職する
社会人3年目で、事業会社で必要なマーケティングスキルセットを投稿してから、3年も経ってしまいました。
その間にnoteの更新が止まっていましたが、社会人4年目になるタイミングで転職し、相変わらず事業会社のマーケターとして働いていました。
しかし、久々にnoteを更新したかと思ったら、ネガティブなニュース。
仕事で調子を崩し、現在休職しています。休職期間に入ってから、2週間が経ったところです。
私が休職した経緯や休職直前の状態、現在はどのように休職期間を過ごしいているのかをまとめたいと思います。
このnoteがきっかけで、今正直辛いけれど仕事は休めないと感じている方が、立ち止まるきっかけになれば嬉しく思います。
少しばかりお付き合いください。
簡単な自己紹介
学生時代
小学校時代にクルトガ(芯が尖り続けるシャーペン)に出会い、それをきっかけに人のニーズに刺さる商品・サービス作り(=マーケティング)に興味を持つ。将来はマーケティングの仕事をしたいと思うようになる。
大学時代からマーケティングを専攻し、ゼミで商品開発のテストマーケティングや集客、イベントの企画〜実施などに取り組む。
社会人(休職前まで)
新卒では、他の職種で成果を出してから異動して叶うキャリアではなく、最初からマーケティングができることを軸に就活。最終的にベンチャーの事業会社に就職。3年間webマーケティングからオフライン広告まで、幅広く新規集客領域に従事。
社会人4年目になるタイミングで、集客だけではなくプロダクト開発から関われるマーケティング環境を求めて転職。また、広告運用を代理店にお願いするのではなく、自分自身にスキルが身につくことも重視して転職。入社後は新規集客全般を一人で担当しながら既存顧客へのCRMも同時並行で見ています。
現在
社会人6年目。適応障害と診断され休職中。
休職に至った要因
詳細な休職原因の自己分析は、別途更新するかもしれなので、今回は簡単に記載します。
一言で言えば、"相談するのが下手なのに相談しづらい環境に自分で自分を追い込んでいったこと"だと考えてます。
これを、私はさらに以下の3要素に分解して捉えています。
1.相手の声色、表情、言葉遣いを過敏に察知し、ねじ曲げて受け取るようになってしまったこと
私は、相手の顔色や態度・言葉遣いからどんなことを感じているのかを察知し過ぎてしまう特性があります。良く言えば、些細なことにもよく気づく、人の気持ちがよくわかるなどになるのですが、休む手前ではマイナスに働いていました。
私と違って、話す時の態度や言葉遣い、共感性などは気にしておらず、話の中身に重きを置いている人もいます。
問いかけのつもりで質問してくださっているのだとしても、私は詰められていると感じてしまうことがありました。実際には怒っていなかったとしても、私は些細な言葉遣いの変化を過大に解釈してしまい、極度に恐れるようになっていきました。
次第に、困ったことがあっても報連相できず避けるようになったり、1on1で言葉が出なくなってしまったりして、まともに相対することができなくなっていきました。
2.気軽に詳しい人に相談できない環境
そして、新卒から従事している新規集客の業務ですが、転職して携わる工程が広告運用実務が多くなっていました。
広告運用では、細やかな数値分析や、改善策を講じた後にさらに仮説を立てて検証を自分自身で回していくことが求められます。
運用実務はほとんどやったことがなかったので、少しでも変化を加えた時に、その後をどうウォッチしてコントロールしていったらいいのかなど運用のPDCAを回す上でのノウハウを持ち合わせていませんでした。
前職では、運用の実務は代理店さんにお願いし、私は狙った目標通りに進行するように要望を的確に伝えたり、成果が悪化している時には相談ベースで施策を進行できていました。
転職後は完全インハウス運用で、気軽に専門家に聞ける環境はありませんでした。上司に相談する時には先のような解釈で相対していたため、本来フランクに聞くことはできませんでした。私の中に仮説があってそれが合っているのかどうかを確かめにいくものだと思ってしまっていたのもあり、成果が悪化した時にできない自分が悪いとただ自分を責めるようになっていきました。
3.集客責務を一人で背負い過ぎてしまったこと
まだまだこれからの会社で、集客はこの会社の今も先の未来も左右する重大なミッションであると認識していました。だからこそ失敗できない。自分が起こすアクションの一つ一つが運命を左右すると思って常に恐怖でした。
一応チームのミッションではありましたが、実務や評価対象の業務としては私一人で担っていたので、集客における負は全て私の責任で、自分の力でなんとかしなといけないと思っていました。
今思い返すと、実務は私で担うとしても、チーム内の他メンバーに知恵を借りることはできたのではないか、相談することで適切な支援を仰げたのかもしれないと思います。
休職直前の状態
1.朝が憂鬱
朝起き上がる気力がなかったり、胸の辺りがズキズキすることが増えました。その結果、遅れて業務を開始したり、休みがちになっていました。
2.涙が止まらない
何もしなくても涙が自然と流れる状態で、自分のことを話す場面になると鼻水なども相まってまともに会話ができる状態ではありませんでした。
3.頭が働かない・本が読めない(集中力がない)
右脳も左脳も両軸で動かしていくことが求められる仕事にも関わらず、頭がぼーっとして機能していないような状態になることも増えていました。
また、今の状況を打破したいと思うと身体が本屋さんに引き寄せられることも多かったのですが、長文を読む集中力がなく、以前に増して積読が加速していました。
4.眠れない・変な時間に目が覚める
寝るのが2時以降がデフォルトになったり、4時台に目が覚めて、7時を過ぎて二度寝。実質3時間くらいしか寝れていない状況が続いていました。
5.食欲減退
元々食べることが大好きでしたが、あまりお腹が空かないため昼を食べずに終業することがザラになっていきました。久々に体重計に乗ると5kg以上減っていて、お気に入りのデニムのボトムスもベルトが追いつかないくらいブカブカになっていました。
6.身の回りが荒れ放題
元々いわゆる家事は苦手です。でも、まともな時は定期的にまずいと思って一気に片付けていました。
休職直前は、荒れているという事実はわかるものの、それをどこからどう手をつけていったら良いか検討つかず、自分のことなのに傍観してしまっていました。
7.土下座🙇♀️スタンプしか使わなくなる
社内の連絡で、誰に何を送る時にも文末に土下座🙇♀️スタンプをつけるのが癖になってしまっていました。何も謝ることではないのに、自己肯定感が地に堕ちているので、「仕事で価値出せていなくてすみません」という気持ちがこのスタンプに出ていたのだと思います。
8.プライベートの連絡に返信できなくなる
LINEなども未読無視状態でなかなか返信できませんでした。届いたメッセージに何と書いてあるかを見ることから恐怖でした。
読んだとしてもどう送ったら相手が嫌な気持ちがしないかばかりが気になって、適切な返事を考えることをすごく重荷に感じてしまっていました。
現在の状況
今、休職して2週間ほどが経ちました。
社用PCや連絡手段などを断たれているので、強制的に仕事そのもののことは一旦考えないで済んでいる状況です。
在宅ワークだったところから一気に家で過ごす時間の大半を占めていた仕事がなくなったので、仕事以外を過ごす場所として、身の回りを整える必要が出てきました。
掃除・洗濯・片付け・買い出し・料理をまずは自分の仕事として、ひとり暮らし一年生の気持ちで取り組んでいます。あんなに億劫だった家事が楽しいと感じるようになってきています。
休職を決める段階では経済的な不安が強かったのですが、家事が板についてきたことで、節約もできるようになって不安は緩和されていっています。
まだ、睡眠はうまく取れていなかったり、少し動いただけでどっと疲れたりと体力的にビハインドしている部分はあります。
しかし、少しずつ自分が前進していることを実感できていることがすごく嬉しいです。
これは休職して一度仕事というものから離れたからこそ得られたことだと思います。
仕事以外で、自分のおろそかになっていた面を整えられたことで、やっと自分が見えるようになった気がしています。
身の回りを整えることができるようになったので、ここからはこれからの身の振り方を考えていくフェーズに入りました。
毎日のようにスキルアップを焦るのですが、やったほうが良さそうなことが多すぎるので、まず自分に素直になって軸を定めてから、そのあとで取り組もうと思います。
今後の投稿について
しばらくは休職中に考えたことや変化したことなどを中心に投稿していきます。マーケティングスキルセットについて、社会人6年目になった今思うことも投稿予定です。
ジョブチェンジも含めてキャリアを考えていますが、幼い頃からやりたいと思ってきたマーケティングに就けたこともあり、マーケティング職へのこだわりが強く、諦めがついていません。そのため、この後のキャリアは決めかねている部分があります。その葛藤や復職への意思決定の過程も更新していければと思います。
よろしくお願いします!
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